フレーム

とっとり子ども科学祭り
'2004 10/16(土),17(日).於: 米子産業体育館

                              とっとり子ども科学祭り実行委員 足利裕人

直線上に配置

 こども達の体験不足や理科離れが叫ばれる中で、身近な実験や観察、体験等により、科学の素晴らしさやおもしろさを学ぶ機会として、第2回とっとり子供科学祭りが10月16(土),17(日)の2日間、米子市東福原の米子産業体育館で開催された。
 2日間で県内外から1万人近くの小学生や保護者が訪れた。
 昨年の様子は以下のサイトで見ることができる。
http://www.urap.org/forum/ashi/kodomo/kodomo.htm
 会場には実験・工作のために30ブースが立ち並んだが、今年の目玉は3つのサイエンスショーだった。
 青谷高校理科教員が担当する「プリーズ・フリーズ・ミー」は、-200℃の液体窒素を用いた冷凍実験の数々。物は凍ると堅くなることから、凍ったバナナで釘を板に打ち付けたり、バラの花やゴムの玉をガラスのように割ったりすることを参加者は体験できる。また、液体窒素の中でシャープペンの芯に電流を流して電球にしたり、超伝導物質を冷やして磁石を浮上させたりする。アルコールの氷を作ったり、液体酸素を取り出して激しい燃焼を見たりと、興味は尽きない。
 鳥大工学部物質工学化が演じる「楽しい科学マジック」は、あっとおどろく不思議な実験を見てクイズに答え、楽しみながら科学の原理やおもしろさを学ぶことができる。大気圧の変化を利用するものや、化学反応による色の変化を見るもの、重力に関するものなどが予定されている。
 元劇団四季の池内あやみさんが演じる「身体から出るいろいろな音」は、身体を楽器にして様々な音を出したり、音を大きくするための工夫を科学的に解明したり、楽器と比較したりする。皆で参加しながら、本格的な発声法を学ぶことができる。
 さあ、みなさん米子産業体育館へ集まろう。


楽しく遊びながら科学を学ぶ、とっとり子供科学祭りが後2週間と迫ってきた。今回は、出展30ブースのうち、西部からの主な出展を紹介しよう。
 鳥取大学医学部は、全国の科学教室でも前例を見ない、充実した生命現象のブースを準備している。やってきた子供たちの心電図や筋電図を、その場でパソコン画面に表示する「からだの電気信号」や、採決した血液の標本の展示や、顕微鏡下での血液の様子、ABO式血液型の凝集反応を見せる「血液型ってなぁ〜に」、事件や事故が起きたとき、警察が使うといわれているルミノール反応を利用して、鉄を含んだ液で紙に絵や文字を描き、これにルミノールを含む液を吹き付けて暗箱で観察する「光る絵」、チューブの中にエタノールで遺伝子(DNA)を沈殿させ、実際に目で見る「遺伝子を見る」を出展する。また、金属結晶を水ガラスの入った試験管などの容器に入れ、結晶から芽が出て海草のようになる金属樹の現象を観察する「芽の出る石」、自然放射線をこども達が測定したり、観察したりする「自然放射線を見る、測る」を出展する。
 米子工業高等専門学校は、簡易プラネタリウムで四季の星空を眺めたり、宇宙からの信号をとらえる仕組みが体験できる霧箱を製作したりする「星の話」、食塩水でぬらした手でアルミニウムやステンレスなどの異なる金属の食器にふれ、数人で手をつないで発光ダイオードを光らせたりする「みんなで電池になろう」を出展する。
 米子市の発明家清水谷繁(FUDEN研究所)は、自身の設計した、アルミ缶をプロペラにし、風の向きに自然に向く「超高感度アルミ缶風車」の製作を担当する。
 その他、米子市内の中学校、高校からは、望遠鏡やスライム、竹とんぼ、科学カイロ、ストロー笛、グライダー、皿まわしなどが出展される。さあ、お目当てのブースは決まったかな。 

10月16(土),17(日)の2日間、米子産業体育館で開催される西部地区最初のとっとり子供科学祭りが1週間後に迫った。今回は、東部からの主な出展を紹介しよう。
 NPO賀露おやじの会は、県の特産20世紀梨の木を丸く切って横に穴を開けた「梨の木でつくるペン立て」、コマを作って長時間回転させるための工夫を考える「指コマ作り」、ストローの先から「フー」と息を吹き込めば、シュルシュルと毛糸が回り出す玩具「フー・シュルシュル」の3つの科学工作を出展する。
 鳥大付属中の濱崎は、自身も開発メンバーであり、現在日本中で定番実験になった、本家「虹スクリーン」の工作と実験指導、鳥大工学部久保省三の設計した「空力翼艇ラム」の工作と、実際の滑空指導を行う。
 青谷高校の足利は、すべて自身のオリジナル工作を出展する。伊藤家の食卓でも放映され、全国区の工作になった、ペットボトルで作った小さなコマを3m近く上昇させる「プラコプタ」は、高さを競う。はさみの工作と肺活量に自身のあるみんな、ぜひ挑戦してみよう。光を貯め込む蓄光繊維を丸めて作った、半永久的に安全に使用できる「燃えろ火の玉」、水木しげるロードの定番商品となり、米子に5年ぶりの工作で帰ってきた、一反木綿のかわいい凧「飛べ一反木綿」。これら妖怪グッズは西部での工作にぴったりである。今回初公開の2作品は、4,50年前に10円で縁日で売られていた、鳥の羽根の回折効果を用いた、のぞくと骨が見えるいかがわしいレントゲン玩具「骨透視鏡」と、偶然見つけた、モアレ縞の大きさは距離に依存しない、という性質を利用して距離を測る「モアレ距離計」の工作である。
 また、中部からは倉吉東高校の竹の内が、力学の法則を用いた手品「1円玉を通りぬけるビー玉」を出展する(敬称略)。