This room is for the exhibision of the US civil aircrafts during the wars.
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Curtiss R3C-2 Schneider racer / 1925
水上機レースのワールドカップとして最も高い権威と人気を誇ったシュナイダーレースで、1925年米国に連覇となる優勝をもたらした機体。地元米国のバルチモアで見事に優勝したのは、名パイロット、ドゥーリトル。コンパクトにきりりとまとまった姿は、確かに高性能を予感させますが、視界は劣悪、安定性もかなり悪そうで、極めて操縦の難しいマシンだったと思います。[Czech Master / resin]

Kiethrider R3 Marcoux-Bromberg Special / 1936
本機は1934年に原型が製造され、その後、より大馬力のエンジンに換装を重ねて、いくつかのヴァリエーションがあります。モデルはワスプ550馬力エンジンを搭載し、1936年のトンプソンレースで2位に食い込んだMarcoux-Bromberg Specialと呼ばれた機体。大馬力エンジンを後から取り付けたため、機体とのラインが全くマッチせず異様に頭でっかち。全体フォルムは無骨ではっきり言って不細工ですが、派手な塗装で楽しいヒコウキです。[DEKNO Models / resin]

Laird-Turner LT14 Meteor / 1939
戦前の米国レース機の系譜の中で、ほぼ最後を飾る機体。1938年のトンプソンレースで時速456kmを出して見事に優勝した後、スパークプラグメーカーのChampion社に買い取られ、胴体にデカデカと広告の書き込まれた"Miss Champion"。現物は現在米国ワシントンの航空博物館に展示されています。[DEKNO Models / resin]
Wedell-Williams 44 /1931
名レーサーパイロットJimmy Wedellが開発に参加し、数々のレースで活躍したマシンです。大直径の大馬力空冷エンジンを装備したことから、レーサーとしてはかなりの大型機ですが、ライバルのジービー機に比べても胴体が長いため、縦安定ははるかに良好でした。1933年のシカゴ国際レースに優勝し、時速300マイルを初めて超える世界記録を樹立しています。[DEKNO / resin]
Steve Wittman "Chief Oshkosh" / 1931
アメリカの片田舎ウィスコンシン州のドイツ系移民であるSteve Wittmanが自身で製作し操縦した"Cheif Oshkosh(歴史的に有名なインディアンの酋長の名前)"は軽量エンジンでも十分に余裕馬力を確保できるように、機体はまるで模型飛行機のように華奢で、おそろしく主翼面積を切り詰めて高速化を図ろうとしています。Wittmanはこの基本形式を踏襲しつつも、毎年モデルチェンジを行ってレースに参加し、その開発は戦後にも永く続きました。本機はその長い開発の系譜の記念すべき第一作です。[Karaya / resin]
Cessna CR3 / 1933
セスナと言えば、戦後、民間軽飛行機の分野で超有名になったセスナ172シリーズの名前が浮かんできます。そのセスナ社が1930年代の初めに、名パイロット、ジョニー・リビングストンのためにレーサーとして開発したのが、このCR3型です。高翼単葉でなんと引っ込み脚。主翼は小さく、その形はまるで昆虫の羽のようです。かなり野心的で当時としては相当危なっかしい設計ですが、デヴューと同時に多くのレースで好成績を挙げ、1933年のシカゴ・レースでは見事に優勝を飾りました。しかしこの年、セスナ社は倒産。社長で設計者でもあるクライド・セスナは引退を余儀なくされます。[DEKNO / resin]
TravelAir R "Mystery Ship"/ 1929
戦前の米国では飛行機レースが大変な人気となり、星の数ほどの中小メーカーがレーサー作りに参入。カンザス州ウィチタに本拠を置くトラベルエア社もそうした零細飛行機メーカーのひとつでした。同社の名前を一躍有名にしたのが、この出世作、R型ミステリーシップです。1929年のナショナル・エアレースに彗星のように登場して優勝を飾り、さらには名パイロット、フランク・ホークスの操縦で米大陸横断の最速記録(12時間25分)を作ったりと、華々しい活躍を演じました。
ライト空冷450馬力エンジンをすっぽりとカウリングで覆い、ワイヤで支持された単葉スタイルですが、バランスのとれた美しいフォルムです。[DEKNO / resin]
Fairchild91 "Kono"/1936
オデコにプロペラを付けたようなユニークなデザイン。もともとは戦前のパンナムが注文した小型の旅客飛行艇です。肝心のパンナムは採用前にキャンセル。仕方なくフェアチャイルド社は軍用として一部設計変更して売り込みを図ったのですが、結局は7機の生産で終了しました。わが日本海軍も一機をテスト用に購入しています。民間型として使用されたのが、今回製作したモデルですが、米国自然史協会のメンバー、アーチボルト博士が、ニューギニアで探検用に使ったもの。愛称の"Kono"は、ニューギニアに生息する野生のアヒルの名前だそうです。[Sword]
Pitcairn PCA2 autogyro / 1931
滑走路なしに離着陸でき、空中での静止も可能な飛行機は、航空史における人類のもうひとつの夢でした。1930年初頭に米国で開発実用化された本機は、まだ通常の飛行機とヘリコプターの中間的なスタイリングを持っています。こうした回転翼機が極めて珍しかった時代、効果抜群の広告媒体として活躍することになりました。モデルは胴体にでかでかと点火プラグのコマーシャルが書き込まれています。[LF Models resin]
Dayton Wright RB racer / 1920
1920年のゴードン・ベネット杯参加のために開発された、野心的な競争機。世界初の引込み式車輪機構や翼全縁フラップを搭載した新機軸の飛行機ということで、航空史的には重要な機体なのですが、肝心のレース機としてはひとつも活躍していないという、どう評価して良いのか分からない飛行機です。実機は米国デトロイトのフォード博物館に展示されています。[12Squared]
Brown B2 racer / 1934
スピードとスリルを求める米国民の熱狂的な支持を受け、レーサー機は零細ヴェンチャー企業ばかりであった飛行機メーカーにとって、格好の開発目標となりました。レースで一度優勝すれば、一躍全米中に会社が有名になるだけでなく、スポンサーも付き、大金が稼げる、ということで、安全性リスクを度外視した危険極まりないマシンが続々と開発されたのです。本機もそうしたもののひとつ。ただしこの赤い衣装をまとった細身のフライングマシンは、比較的良好な飛行特性を有していたようで、1934年のトンプソントロフィーレースで2位に入る健闘を果たしました。[Karaya / resin]
Lockheed Air Express "Gilmore" / 1929
名作、ヴェガの発展型として製作されたAir Expressはパイロット席を思い切って後ろに移し、主翼を胴体から離して持ち上げるパラソル形式を採用しました。この改造型ヴェガはわずか8機しか製造されませんでしたが、ギルモア石油の保有した1機は、世界的にも有名な飛行機になりました。それは航空機を広告媒体としてフルに利用しよう、との企図から、当時著名なパイロット、ロスコー・ターナーにペットとしてのライオンの子供を搭乗させ、"空飛ぶライオン"のイメージを世界中に喧伝したためです。ターナーはこの赤ちゃんライオン"ギルモア"を乗せて、米国中の都市を飛び回り、いくつもの区間スピード記録を塗り替えました。[Planet Model / resin]
Sikorsky S38 / 1933
大西洋横断機S35の惨めな失敗の後、再起を図るシコルスキー技師が狙ったのは、飛行艇の分野でした。出来上がったのは、まさにフライング・ボートと言うべきスタイリングで、ソファーのある豪華な内装の胴体キャビンはボートそのもの。映画"Aviator"で主人公ヒューズの愛機として登場しましたね。当時の大金持ちの道楽用としては、こんな魅力的な乗り物も他に無かったんじゃないでしょうか。ゼブラ模様に胴体を塗ってアフリカ探検に出かけたり、当時だと命がけの大西洋横断なのに、幼い子供連れのファミリー冒険飛行に使われたり、と何となく浮世離れしたエピソードの多い機体です。[CM Resin / resin]
Lockheed Sirius float plane /1931
前作ヴェガのセンセーショナルな成功によって新興航空機メーカーとして一躍注目を浴びたロッキード社が放った第二弾、シリウスです。木製合板の基本構造は前作ヴェガを踏襲し、主翼、尾翼、垂直尾翼はほとんどそのままに低翼単葉形式にしたもので、明らかに前作ヴェガの弟分です。信頼性の高い空冷エンジンに恵まれて、ヴェガ同様に上々の評判を取得。日本では何といっても、リンドバーグ夫妻が搭乗して日本へ飛来した水上型"ティングミサルトック号"(エスキモーの伝説に出てくる、翼を持った少年の名前)がもっとも有名でしょう。実物はワシントンのスミソニアン博物館に保存されており、私もずっと作ってみたかったアイテムです。 [LF Models /resin conv.]
Bellanca WB2 Columbia /1927
大西洋無着陸横断飛行に見事に成功しながら、わずか2週間リンドバーグに遅れただけで、ほとんど後世の記憶に残らなくなった不運な機体がこのべランカです。
その後数々の長距離冒険飛行に多用され、当時のパイロット達には大変評判の良かったべランカですが、模型の世界でもその不人気は不思議なほどで、知る限りべランカ社の飛行機がキット化された事例は全くありません。
歴史にも模型界にも忘れ去られたべランカ機を、最近、アラスカ在住のマニアが作ったヴァキュームキットを入手しましたので、早速作ってみました。 [Khee-Kha Art Products/vacuform]
Lockheed Vega 5 /1932
ロッキード・ヴェガを製作したのはこれが2機目ですが、本当にきれいな飛行機だと思います。胴体と尾翼の丸々としたシルエットと直線的な主翼のコントラストが絶妙で、少しも違和感が無く、空を飛ぶ楽しさを形に表わすと、こういうフォルムになるのではないでしょうか。
女性として初めて大西洋の単独無着陸横断に成功した、アメリア・イアハートの「真紅のヴェガ」をモデル化しました。 [MPM]
Fokker T2 /1923
ゴム動力の模型飛行機をそのまま大きくしたような姿。操縦席は左にオフセットされ、その分プロぺラ軸が右寄りにずれている、という不思議な設計。胴体にいくつも開いた楕円形の窓も印象的。極めてユニークなこの飛行機は、実は米国大陸の東海岸から西海岸まで、史上初めて無着陸で横断したという、航空史に残る栄光の翼なのです。実機はワシントンのスミソニアン博物館に大切に保存されています。 [VLE Models /vacuform]
Vultee V1-A /1934
ロッキード社から独立した気鋭の設計者ジェラルド・ヴァルティーが、時代の最先端の技術をふんだんに盛り込んで、世に送り出した高速旅客機。アメリカン・エアラインがまとめて20機買ってくれるなど、出だしは素晴らしかったのですが、既に大量輸送時代を迎えようとしていたアメリカでは、やはり単発機では苦しく、ヴァルティー社自身もその後大きく発展することはありませんでした。革新的な技術もマーケティングが拙いと不成功に終わる典型例。 [Azur]
Keith Rider R4 Firecracker / 1938
まるでラジコン機のようなスタイル。ファイアクラッカー(爆竹)というニックネームを持つ、この競争機は、1930年代に隆盛を極めた、米国のエアレース業界が生み出した危険極まりない恐怖のレーサー群の一つです。たった250馬力のメナスコエンジンで、時速400Kmを超える高速。1939年のトンプソンレースで2位に食い込んだのが、本機のハイライトでした。 [LF Models /resin]
GB Super Sports star / 1932
一度見たら忘れられない強烈なスタイル。競争機として開発されたジービーは、航空機としての安全性を全てかなぐり捨て、ひたすらスピードを追求した、恐怖の設計哲学に基づくモンスターマシンです。1924年以来フランスのベルナール機が保持してきた世界速度記録を、8年ぶりに更新。とにかく名人パイロット、ジミ・ドウリトルの腕前で幾多のレース大会での優勝はかざれましたが、その後相次ぐ墜落事故により、製造会社もろともあっという間にこの世から消え果てた機体でした。 [Classic plane]
Curtiss T32 Condor / 1933
本機はその名から推測出来るとおり、もともとは軍用機として開発されたのですが採用されず、窮余の策として旅客機に改造されたものです。アメリカン航空が本機を導入したわずか9ヶ月後には、革新的なボーイング247が就役しており、瞬く間に時代遅れとなりましたが、安全性・経済性に優れた旅客機として意外に根強い人気を保ちました。肥満したイルカのような胴体にオレンジ色の長大な二枚翼が印象的です。 [Formaplane /vacuform]
Stinson Model-A Trimotor / 1934
民間機の分野でデトロイターという成功作を発表して一躍注目されたスティンソン社が開発した高速旅客機。この分野はフォッカー3発機に続いてフォードがやはり同型機を投入したことで3発エンジンが主流になっていましたが、本機の開発時にはそろそろ信頼性の高い大馬力空冷エンジンが誕生するタイミングでもありました。その流れを読みきれず、折角低翼単葉の革新的なデザインを採用しながら、従来どおりの低馬力エンジンを3発使ったことで、本機はあっという間に時代に取り残されていく運命に陥ります。航空機デザインの判断の難しさを感じさせる好例。 [Aircrafts in Miniatures /vacuform]
Curtiss R3C / 1925
水上機レースの最高峰、シュナイダーレースで優勝したアメリカの誇り。東京空襲で勇名を馳せたドゥーリトルの愛機としても有名。競争機としての性格上、安定性を犠牲にして、小さな翼と短い胴体を組み合わせたコンパクトな姿態ですが、操縦は極めて難しかったに違いありません。映画"紅の豚"で、敵役ドナルド・カーチスの乗機として登場したことでも有名です。 [Merlin]
Douglas DC3 / 1935
従来の商業旅客機の常識を覆した高性能とコストパフォーマンスで、1935年の出現以来、世界中のエアラインが競って導入、まさに一世を風靡した航空史上の大ベストセラーが本機です。おりから始まった戦争にも軍用型として駆り出され、作りも作ったりで、各国のライセンス生産も合わせると計15千機。一機種でこれだけ生産された民間航空機というのは、もう二度と現われないのではないでしょうか。モデルは、出現直後にアメリカン航空で就航した、寝台席付きの米大陸横断路線便の一機です。 [Italeri]
Douglas DWC World Cruiser / 1924
歴史上初めて世界一周を成し遂げた、記念碑的機体。米国が一気に航空一流国に仲間入りしたことを証明した本機は、今もワシントンのスミソニアン博物館に誇らしげに翼を休めています。無骨で頑丈一点張りの、お世辞にも格好良いとは言えない飛行機ですが、機械的信頼性の高さこそが、その成功の鍵でした。それにしても巨大な飛行機で、本キットの蓋を開けたとき一瞬1/48スケールかと錯覚しました。 [Williams]
Northrop Gamma / 1933
それまでの複葉張線ばりが常識であった航空機のスタイルを、根底から覆した革新的な
機体。鬼才ノースロップの発案した全金属製片持式低翼単葉は、その後の航空機の基本形となりました。あの名機零戦も本機の基本設計をふんだんに取り入れていること、ご存じでしょうか? [Williams]
Ford Trimotor / 1926
自動車王フォードがかつて航空機の製造に手を出したことを物語る歴史的機体。その飛行時の騒音の酷さにもかかわらず"ブリキの鵞鳥"の愛称で長く米国内民間路線で活躍した旅客機です
。三発エンジンが最も安全と信じられていた時代の懐かしいフォルムが魅力的。南極探査のためにバード探検隊が使用したことでも知られています。 [Airfix]
Boeing 247 / 1933
旅客機と言えば、全金属製で低翼単葉、引込脚を備えたスタイルというのが常識。この現代のジェット旅客機でも全く変わらない基本形のパイオニア的存在が本機です。そうした航空史における輝かしい地位を享受する間も無く、すぐ後に発表されたダグラス社のDC2,DC3の空前のベストセラーのおかげで、本機は極めて短命な生涯を送ったのでした。 [Williams]
Ryan NYP Spirit of St. Louis / 1927
もう何も言うことはない。ニューヨーク・パリ単独無着陸横断に成功した、あのリンドバーグの愛機です。でも、こうやって眺めてみると意外に地味。操縦席に座ると全く前が見えなくなるあか抜けない設計に加えて、四角い翼やむき出しのエンジンなど、機体としてはむしろ平凡。結局、成功の秘密は、エンジンの信頼性と、リンドバーグの勇気と幸運に帰すると思えます。
[Frog]
Lockheed Electra / 1937
アメリカの国民的英雄となった女流飛行家、アメリア・イアハートの最後の乗機となったことで有名な機体。クリーンな機体を数々創り出して名声の高まったロッキード社が、初めて双発機に挑戦し、彼女自身が「これで最後」と宣言した世界一周飛行に、迷うことなくこの機体を選びました。結果は最難関の南太平洋上で遭難という悲劇的結末。アメリカの"航空黄金時代"は、彼女の失踪と共に終りを告げたのです。 [Special Hobby]
Lockheed Orion / 1932
オライオンというと戦後の対潜哨戒機が有名ですが、実はあれは二代目のオライオン。こちらが初代です。ヴェガ、シリウス、アルテアと続いた星シリーズの4男坊である本機は、本格的な単葉単発の旅客機として設計されたロッキード始めての作品。合板を多用した流麗なシルエットはすでに同社のトレードマーク。機体はノースウェスト航空のものです。 [Special Hobby]
Lockheed Vega / 1931
良くも悪くも航空機メーカーとしてのロッキード社の名前をご存じない方は、まずいないと思いますが、本機こそが同社にとって最初の出世作、世界一周早回り記録を作り、名機と唄われたヴェガです。全木製モノコックの丸々とした姿態が、単純で伸びやかなフォルムとなって、当時としては息を呑むような斬新なスタイルで世界をアッと言わせた機体です。 [Rareplane /vacuform]