第33回:2代目3300系

デビュー当時の3300系。 名古屋本線堀田駅。 1987(昭和62)年6月撮影。 

 ローカル電車の近代化を図って1987(昭和62)年に登場した系列で、3900系・3850系(第28回)の機器類を再利用し、側面は6500系(第21回)の4次車に類似した車体(正面は6000系同様の貫通扉つき)を新製して登場した更新車です。また、小牧線などの輸送力を考慮してMc(モ3300形)-M(モ3350形)-Tc(ク2300形)の3輌固定編成を組んでいます。ラッシュ輸送のために6000系のロングシート化が始まっていた時期でもあり、車内はオールロングシートとなりました。
 晩年は小牧線で活躍していましたが、同線が名古屋市営地下鉄上飯田線と相互乗り入れするにあたって、乗り入れ用の300系と交代する形で全車引退しました。車体そのものは6000系よりも新しいだけに解体はもったいない気もしますが、足回りを更新するよりも新製車を入れた方がコストが安くつくのでしょうか。

3300系の略歴
1987(昭和62)年…廃車となった3900系、3850系の機器類を再利用、6500系と同タイプの車体を新製して3輌編成4本が登場。製造は日本車輌。

2003(平成15)年…この年3月の上飯田線開業にともない、全車廃車となる。名鉄の本線系から釣掛駆動の電車は消滅。

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参考文献
このページの作製にあたって、以下の文献を参考にさせていただきました。

『名鉄』 白井良和・諸河久共著 保育社(1989年初版発行)
『まるごと名鉄ぶらり沿線の旅』 徳田耕一著 七賢出版(1995年初版発行)
『鉄道ピクトリアル』1996年7月臨時増刊号 (特集:名古屋鉄道) 鉄道図書刊行会