第37回:3代目3700系

津島線津島〜藤浪間。 1998(平成10)年12月23日撮影。 

 2代目3500系(第17回)の増備車として1997(平成9)年に登場した系列。性能的には3500系と同じですが、車体が大きく変更され、全体的に直線的となりました(*1)。3500系ではT車のみだった滑走防止装置を全車に装備した他、ドアチャイムの取り付け、冷房装置の容量アップ(12500kcal/h)や座席一人当たりの幅を440mm以上とするなどの改良が行われています。また、3100系とともに名鉄でははじめて本格的にシングルアームパンタグラフを採用しています。1998(平成10)年までに5編成20輌が製造されましたが、2004(平成16)年にはステンレス車体の3代目3300系が登場したため、今後増備される可能性は低いでしょう。

(*1) 3500系と比較して、天井が90mm、客用扉開口部は42mm、窓が60mmずつ高くなり、逆に床面の高さは10mm低くなっています。


愛知県警のPR車、通称「パト電」となった3701F。 名古屋本線須ヶ口駅。 2003(平成15)年8月16日撮影。

3700系の略歴
1997(平成9)年…日本車輌でTc1(ク3700形)-M2(モ3750形)-M1(モ3850形)-Tc2(ク3800形)の4輌編成2本を製造。

1998(平成10)年…2次車として4輌編成3本を製造。方向幕を大型化、英字併記形となり、書体も変更。他に座席のモケット変更、対話式非常通報装置を設置を実施。

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参考文献
このページの作製にあたって、以下の文献を参考にさせていただきました。
『まるごと名鉄ぶらり沿線の旅 ver.3DX』 徳田耕一著 七賢出版(2002年初版発行)
『まるごと名鉄ぶらり沿線の旅』 徳田耕一著 河出書房新社(2004年初版発行)