大学2年生のぼくは、2年ぶりに田舎へ帰ってきていた。祖父の三回忌のためだ。遠方からだったぼくと両親は法事の前日に田舎に到着した。翌朝、おおぜいの親戚が集まってくる。その中には2年ぶりに会う、従姉妹の少女・明音の姿もあった。祖父は大往生だったということもあり、お経を上げたあとは飲めや食えやの大宴会となった。したたかに飲まされたぼくは、酔い覚ましのため外の風にあたることにした。
そこでぼくは、ひとりの少女と出会った。弓月と名乗る少女。優しげな、しかし、少しミステリアスな彼女に、ぼくは少しずつ惹かれてゆくのだった……。
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