大学2年生のぼくは、2年ぶりに田舎へ帰ってきていた。祖父の三回忌のためだ。遠方からだったぼくと両親は法事の前日に田舎に到着した。翌朝、おおぜいの親戚が集まってくる。その中には2年ぶりに会う、従姉妹の少女・明音の姿もあった。祖父は大往生だったということもあり、お経を上げたあとは飲めや食えやの大宴会となった。したたかに飲まされたぼくは、酔い覚ましのため外の風にあたることにした。
そこでぼくは、ひとりの少女と出会った。弓月と名乗る少女。優しげな、しかし、少しミステリアスな彼女に、ぼくは少しずつ惹かれてゆくのだった……。
グラフィックについては、もう少々お待ちくださいませ
本編の主人公。都内の大学に通う、大学2年生。人付き合いは得意なのだが、周りに合わせすぎてしまい、自分の意見を言うことは苦手。大学進学後は親元を離れ、一人暮らしをしている。
道に迷った吉成が出会った少女。彼よりも幼く見えるのだが、話し方は対等、あるいは年上のように話す。吉成の直感によると結局のところ、彼とだいたい同い年らしい。吉成の祖母である惟宗スヱとは面識があるように話すが、スヱは覚えていないようだ。渡瀬家は以前は惟宗家のごく近所に家を構えていたが、いまはもっと駅に近いところに引っ越している。
吉成の従姉妹。高校3年生。考えるより先に身体が動く、口が出る。受験生なのだが勉強は苦手。父である一良によって男手ひとつで育てられたということもあり、自覚はないがかなりのファザコン。吉成のことは、勉強ができるけれど、ちょっと頼りないところもあるお兄ちゃん、というふうに考えているようだ。
吉成の父。よき夫であり、頼りになる父。つねに穏やかな性格で、吉成は彼が取り乱したところは見たことがない。妻の実家に来ているということもあり、少し遠慮気味な姿勢も目立つが、基本的につねに控えめなようだ。どちらかというと口数は少ないほうで、吉成ともっといろいろ話したいのだが、うまく話せていないようだ。
吉成の母、成政の妻。家事全般は得意だが、精神的には少し幼く、夫である成政や吉成に甘えている部分がある。一人暮らしを始めた吉成を頼もしく思う一方、少し寂しさも感じている。
明音の父。明音を男手ひとつで育てあげた。非常に開けっぴろげで快活な性格。娘である明音を溺愛している。祖母の家を訪れた吉成に対し、非常に親しく接してくれる。しかし、単に酒友達を欲していたという可能性も。酒は非常に強い。むしろザル。
吉成の祖母。吉成の実家とは離れたところに住んでいるため、彼はめったに会ったことがなかった。祖父の法事のために訪れた吉成たち家族を温かく迎える。昔のことはあまり覚えていないこともあるようだ。
吉成の祖父。3年前に亡くなった。故人。
「渡りの蝶」は全年齢対象のビジュアルノベル形式のゲームです。シナリオを読み進め、要所要所で選択肢を選ぶことによって、物語が分岐していきます。
Windows向けに制作しています。