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Recapitulation / 再現部

8月10日。月曜日。

朝ご飯は、昨日の中華料理の残り物。 さすがにこれはパンじゃない方がいいんじゃないかと思って昨夜のうちに訊いておいた。 アスカもご飯を欲しがったので、炊くことにした。

今日はミサトさんは朝からネルフに出勤。 アスカとぼくは、洗濯を済ませた後で、ランダム・シークェンスを繰り返した。

今日のお昼はラーメンの出前。 なんかこう、普通にラーメンを食べてても、食べるタイミングが揃ってしまって気持ちが悪い。 二人で同時にスープを飲み干して、「「ふぅ」」と同時に溜息をついたときは、 思わず顔を見合わせて笑ってしまった。 すぐにアスカに、
「何がおかしいのよっ!」
って怒鳴られた。
「アスカだって笑ったろ!」
と言い返したが、なんか、おかしくなってしまって、二人とも笑った。
「あたしたち、何を喧嘩してんのかしらね」
ぼくにも分からなかった。

「・・・今日の晩ご飯さ、久しぶりに作ろうと思うんだけど」
「うん。いいわよ」
「いいの? 出前じゃなくて」
「作りたいんでしょ?」
「うん、でも、」
「あんたも反省したみたいだし、あたしはいつまでもそんなことグチグチ言わないわよ。 作りたいんなら作ればいいじゃない」
アスカは、サラっと言った。
「で、何作るの?」
「うん。とんかつにしようと思って」
「なに? それ」
「えーっと・・・、豚肉のフライ、かな」
「へー。おいしそ」
「うん。美味しいけどさ、それだけじゃなくて、縁起物なんだよね」
「どういう意味?」
「とんかつは、豚の『かつ』っていう意味なんだけど、単に『かつ』とも言うんだよね」
「あー。『勝つ』か」
「分かった?」
「うん。いいじゃない。作ってよ」

お昼ご飯のあとは、どちらからともなくベランダに向かい、 昨日と同様、並んで座って、イメージ・トレーニングした。

午後の訓練も、ランダム・シークェンスの繰り返し。 もう、お互いにだいぶ自信がついてきた。 ほぼ毎回100点が出る。 2時間ほどやって、連続100点記録を30回に伸ばした後、アスカが、「もうこれ以上やっても意味ないわね」と言った。 ぼくもそう思ったので、訓練は終わりにすることにした。

洗濯物を取り込んだ後、 少し気になっていたので、家の中を軽く掃除することにした。 リビングには掃除機を掛け、廊下とキッチンは拭き掃除。 アスカはそれを見てる。
「見てるだけなら手伝えよ。ユニゾンだろ?」
「あたしの仕事じゃないもーん」
そう言いながら、ずっとくっついている。 誤解されるようなことはもうしないんじゃなかったの? でも、側にいておしゃべりしてくれてるだけでも、一人で掃除するよりずっと楽しい。

なんとなく気がついてはいたんだけど、ここのところ、トイレもお風呂も、そんなに汚れてない。 ミサトさんがときどき掃除してくれてるのかな、と思ってたんだけど。 お風呂の排水溝を掃除していて気がついた。
「そういえば、気がつかなかったけど、アスカの髪の毛、落ちてないよね」
「あったりまえでしょー? レディーのたしなみよ」
あれ?
「アスカが掃除してたの?」
「あんたに見られたら恥ずかしいじゃないの」
「そうだよね。ありがとう。・・・じゃあ、もしかして、トイレも?」
「そうよ」
「なんだ、ちゃんとやってくれてたんじゃないか。だったら、なんで言ってくれないんだよ」
「あたしの仕事じゃないもん。期待されても困るし。 ・・・まあ、掃除する理由を言うのが恥ずかしかった、ってこともあるけど」
アスカは、少し恥ずかしそうに言った。
「あ、そっか・・・。そうだよね、女の子なんだから。ごめん・・・」
「いいわよ。・・・あんたがマジメなの、良く分かったから」
「でも、掃除の仕方、良く分かったね」
「ミサトにこっそり教えてもらおうと思ったんだけど、そのヒマが全然ないじゃない? 仕方ないから、あんたが掃除するの見て覚えたわよ」
「あ、あれって、そういうことだったのか」
ぼくは、どうも誤解していたみたいだ。
「聞いてくれれば良かったのに」
「・・・まあ、今となっては、聞けば良かったかな」
「ちゃんと教えようか?」
「・・・じゃあ、そのうちね。今日はいいわ」

なんだか、アスカを見直した。

お掃除の後で、久しぶりに夕食の用意をした。 ミサトさんは、夕食までに帰れるかどうか分からないと言ってたけど、一応、3人分作ることにした。 豚ロースの薄切り肉を重ねて、パン粉の衣をつけて、とんかつを揚げた。 とんかつってことは、スープじゃなくて、お味噌汁だよね。 アサリは買ってなかったので、ワカメと大根の赤だしにしてみた。 付け合せは、定番のキャベツの千切りに、プチトマト。 これだけだと寂しいので、野菜のフライを作った。 カボチャ、ナス、インゲン、タマネギ。 チーズ、ニンニク、トマト・ケチャップとコンソメを使って、ライス・コロッケも作ってみた。

食事の支度をしている間、アスカはキッチンのテーブルに座って、ずっとおしゃべりをしていた。
「明日の敵は、強羅方面から来るわよ」
「そうなの?」
「そうよ。 それで、最初のパターン1-1の後は、5-1か5-2で遠距離用の武器を持って、 必要なら2-1で距離を詰めて、3-5で撃ちまくる。 たぶん、そういう展開よ。ねえ、ちょっと、聞いてんの?」
「うん。聞いてるよ」
ぼくは、後ろを向いたまま、とんかつを揚げつつ野菜を切りつつ返事をした。
「あんたも、ある程度は予測しとかなきゃダメよ」
「うん。もっと、教えてよ」
「しょうがないわねぇ。3-5の後は、敵の反撃があるから、パターン2-5から2-7のどれかで後退よね。 なければ2-3とかで距離を詰める。あんた2-3ときどき間違えるわよね?」
「もうだいじょぶだよ」
「ほんとー? 本番でしくじんじゃないわよ」
「だいじょぶだって。午後はミスってないし。それより、おナス揚がったけど、味見してみる?」
「うん。ちょうだい」
「じゃ、お皿取って」

そっか。明日は出撃なんだ。 夏休み最後の日、みたいな感じがしてきた。

ぼくは、アスカに謝っておいた方がいいことがあったことを、思い出した。

ミサトさんの帰りを少し待とうかと思ったけど、 アスカが、どうせ遅くなるしお腹が空いて待ちきれない、と言うので、二人だけで始めることにした。 キッチンのテーブルのいつもの席に、並んで座る。 なんだかもう、こうやって食事するのが当たり前みたいになってきた。

「とんかつ、どう?」
「うん。おいし。ソースがいいのね、これ」
「それ、市販品だよ」
「そうなの? あんたが作ったんじゃないのか。侮れないわね」
「でも、野菜にも合うでしょ? ぼく、そのソース、好きなんだ」
「へー、なるほどね。うん。Kürbis美味しいわね」
「キュルビス?」
「あー、これこれ」
アスカは、左手に持ったナイフで、かぼちゃのフライを指した。

今、アスカは、とても機嫌が良さそうだ。 食べながら、良くしゃべる。 今がそのタイミングなのかな。
「そう、それで、フィニッシュ・パターンがどれになるか、ってことなんだけど、」
もう話題が変わった。
「ねえ、あのさ、」
「ん?」
「明日、ぼくたち、勝てるかな」
「何言ってんのよ、あたしたちが勝つのよ」
「あはは、そうだよね・・・」
「ちょっとあんた、そんな弱気でどーすんの? こんだけ準備したんだからだいじょぶに決まってるでしょー?」
「そうだよね」
「そうよ」
「でもさ、もしかしたら、負けるかもしれないよね、戦争なんだからさ」
「・・・まあね、理屈の上ではね、でも、」
「アスカに、謝っとこうと思って、」
「・・・何を?」
「こないだ、変なこと言っちゃって、ごめん」
「何が?」
「ぼくのこと、好きなの? って、」
「あー、あー、あれ? あれは別にいいって言うか、いいのよ、それは」
「冷静に考えたらさ、そんなこと絶対にあるわけないのにさ」
「・・・うん」
「恥ずかしくて、うまく謝れなくて、」
「もういいわよ」
「アスカが考えてたのは、この作戦を成功させるには、まずパイロットどうしがしっかり連繋しなくちゃいけない、 っていうことだよね?」
「え? そうそう、そうよ、そのとおり」
「だから、いろいろぼくに合わせてくれたり、『あたしの味方なの?』って、訊いたりしてたんだろ?」
「そうそう」
「戦闘時はともかく、今はミサトさんの指示なんかよりも、そっちの方が優先なんだよ。 アスカはそれを言いたかったんだろ?」
「・・・まあ、そういうことね」
「それをさ、ぼくが変なふうに勘違いしちゃったんだよね。 こうやって、訓練がうまくいってみて、アスカが何を考えてたのか、良く分かったよ」
「ま、まあ、いいわよ、もう、そのハナシは」
「うん・・・」
「それだけ?」
「え?」
「負けるかもしれないから、ってハナシ」
「うん。それだけ」
「負けたら、あたしたち、・・・もう二度と生きて会えないってことも、なくはないのよ?」
「うん」
「この際、あたしに言っておきたいことは、他にないわけ?」
「え?」
「いや、なければいいのよ」
「あ、そうだね、えっと、・・・ありがとう」
「え? 何が?」
「いろいろ、教えてくれて、・・・」
「そりゃあ、優秀な者がそうでない者に手を貸すのは当然でしょ?」
「あはは、そっか」
「・・・他には、ないの?」
「ぼく、他にも何かしたっけ?」
「え? まあ、いっぱいしたけど、」
「ほんと? ごめん・・・」
「い、いいわよ、そういうことじゃなくて、・・・そういうことじゃないから。 ま、まあ、つまり、あたしたちは負けることなんか考えなくていいのよ。それはミサトの担当。分かった?」
「うん」
さっきまでいっぱいしゃべってたアスカが、一言も話さなくなってしまった。 やっぱり、謝ったりしない方が良かったんだろうか。

夕食の後は、二人でテレビを見たりして過ごしていたが、 明日は早いし、そろそろお風呂入って寝よう、という時間になった。 アスカを先に入れてるときに、ミサトさんから電話があった。 今夜は徹夜になるから帰れない、ということだった。 ぼくは、キッチンに行って、ミサトさんの分の夕食をタッパーに移し、冷蔵庫に入れ、後片付けをした。 リビングに戻って、読み掛けていたマンガ雑誌を読んでいたら、アスカがお風呂から出てきた。
「ミサトは?」
「仕事。今夜は徹夜だって。さっき電話が」
「じゃあ、今夜は二人っきりってわけね」
アスカが、楽しそうに言った。 そう言われて、ぼくも、少し、楽しいような気がしたんだけど。 ところがアスカは、自分の布団を片付けて、隣のミサトさんの部屋に運んでいって、襖を閉めてしまった。 まあ、そりゃそうだよね。 でも、さっき、夕食のときに謝ったばかりなのに、って思って、ちょっと、悲しい気がした。 やっぱり、謝ったのが良くなかったのかな。 でも、何故だろう。

考えていたら、再び襖が開いた。 アスカは、四つんばいになってこっちを向いていて、Tシャツの胸元から、大きなおっぱいが覗いていた。 ドキっとした。 見ちゃダメだ、って思ったんだけど、つい、チラっと見てしまって、もしかして、気付かれちゃったかな。
「これは、決して崩れることのない、ジェリコの壁」
アスカは、襖に手を掛けながらそう言った。
「はあ」
ジェリコの壁、って、何だっけ?
「この壁をちょっとでも越えたら死刑よ! 子どもは夜更かししないで寝なさい!」
アスカはこっちを睨んでそう言うと、襖を閉めた。 やっぱり、気付いたんだよね。 見られて怒るんだったら、見せないようにしてくれればいいのに。

そんなことを考えながら、お風呂に入った。 湯船に浸かってぼーっとしていたら、さっきのアスカの姿が思い出された。

やっぱり、自分ちでお風呂上りにTシャツ着てたからって、文句言われる筋合いはないよ。 アスカは全然悪くないんだ。 変なふうに考えちゃう方がいけないんだよ。 でも、ぼくの前であんな格好されたら、やっぱり、冷静ではいられない。

これからも、ここで一緒に暮らしてる限り、さっきみたいなことが、ときどきはあるだろう。 そのたびに、ぼくはどきどきして、アスカは怒ることになるのかな。 男と女って、普通に一緒に暮らしたりはできないものなのかな。 こんなことを考えてるから、アスカに「子ども」って言われちゃうのかな。 オトナの男の人は、アスカのおっぱい見ちゃっても、どきどきしたりしないんだろうな、きっと。 ぼくがミサトさんのショーツを見たって何も感じないのと同じで。

でも、それは慣れたからか。 最初の頃は、下着を見ちゃっただけだって、ちょっと、恥ずかしかったし、どきどきしたこともあった。

そっか。 アスカとだって、慣れたらいいのかな。 慣れれば、さっきみたいなことにも動じなくなって、アスカに睨まれたりもしなくなって、 もう少し普通にしていられるようになるのかな。

そしたら、もっと、仲良くなれるかな・・・。

お風呂から出て、寝ようとして横になった。 でも、アスカのことが気になって、寝付けなかった。 音楽でも聞いて早く寝ようとしたけど、目が冴えてダメだった。

夜半過ぎになって、襖の向こうでアスカが起きる気配がした。 ぼくは慌てて寝たフリをした。 そうする必要なんて全くなかったんだけど、アスカのことが気になって寝られない、なんて、思われたくなかった。 アスカに何か言われたりするのが恥ずかしかった。

襖が開いて、どうやら手洗いに行ったらしい。 ヘッドフォン・ステレオを一時停止させて、気配に耳を凝らす。 暫くして、水を流す音が聞こえてきて、ペタペタとリビングへ歩いてくる音がした。 ドサっ、という気配がして、ぼくの顔に風が掛かった。 アスカが何かをぼくの目の前に落としたらしい。 何なのか気になったけど、今、それに気が付いて起きたかのように、自然に目を開けないとね。 アスカ、見てるかもしれないし。 ゆっくりと薄目を開けてみたら、ぼくの目の前にそれはあった。

アスカの寝顔だった。

アスカが息をするたびに、ぼくの顔にかすかに寝息がかかる。 視線を胸元に下すと、Tシャツの襟からはみ出している、大きくて、やわらかそうなおっぱい。 昼間は大きいって思ったことはないのに、こうして寝ていると、すごく豊かに感じる。 いけない、って分かってるのに、パンツの中がふくらんでいってしまう。

アスカ、寝ぼけて、ぼくの布団で寝ようとしちゃったのかな。 昨日までアスカはこの部屋で寝てたから、自分の寝床がどこなのか分からなくなっちゃったのかな。

でも、ほんとに寝ぼけてるんだろうか。 それとも、もしかして、起きてるんだろうか。 ぼくをからかってるんだとしたら、赦せない。 ・・・でも、どう赦さないんだろう。

キスしたい。

あれ? ぼく、アスカのこと、好きなんだっけ? なんで、キスしたい、って思ってるんだろう? でも、ガイジンの人は、挨拶代わりにキスとかしてるんだよね。 アスカは気にしないんじゃないかな。

それにさ、アスカっていつもぼくのことバカにしてて、さっきだって「子ども」だって言って。 少し仕返ししたっていいよね。 ぼくのこと子どもだって言うくらいなんだから、アスカはオトナなんだろ。 オトナの女の人は、子どもにキスされたからって、怒ったりしないだろ。泣いたりしないだろ。 そうだろ?

いや、ダメだよ、やっぱり、そんなの。 確かに、そうかもしれないけど、でも、アスカは大事な仲間じゃないか。 仕返しでキスしたりしちゃダメだよ。 良く考えなくちゃ。

ぼく、アスカのこと、好きなのかな。

・・・そうだよ。 だって、こんなにキスしたいんだから。好きに決まってるよ。 好きじゃないなら、なんでこんな気持ちになるのか、説明つかないじゃないか。 今まで、自分で分かってなかったんだよ。 昨日だって、アスカと少し仲良くなれてうれしかったじゃないか。 さっきだって、もっと、仲良くなりたいな、って思ったじゃないか。 だいたい、アスカに「ぼくのこと好きなの?」って訊いたってことは、 「ええ、好きよ」って言われたら、「ぼくもアスカが好きだよ」って言うつもりだったってことじゃないか。 そうじゃなかったら、訊いてどうするんだよ。 「ふーん。そうなんだ」とか言うつもりだったのか? 違うだろ? ぼくは、アスカの気持ちを聞いてるつもりで、アスカに告白してたも同然なんだ。 だから、アスカもあんなにうろたえたんだよ、たぶん。 ぼくが、そんなことすら分かってなかったから、だから、子どもだって言われちゃうんだよ。

アスカが寝ぼけてるんでも、そうでなくてもいいさ。 キスして、もしも起きちゃったら、「ごめん。でも、きみが好きなんだ。ほんとだよ」って、正直に言えばいいよ。 それで怒られちゃったら、・・・しょうがないよ。 赦してくれるまで、謝ればいいよ。

アスカはぼくのこと、好きじゃないって言ったけど、でも、キライだって言われたわけじゃないじゃないか。 アスカだって、仲間として、ぼくを必要としてくれてる。 息だって合ってるし。 加持さんの存在が大き過ぎて、ぼくのこと、ちゃんと見てないだけかもしれないじゃないか。 何か、きっかけがあれば、好きになってくれるかもしれない。 それは、もしかしたら、今かもしれない。

にじり寄って、アスカの顔を良く見ようとしたら、おでことおでこが、軽く、触れた。 それでも目を覚ます気配がない。 そのまま、ぼくのおでこでアスカの顔を押し上げたら、アスカの唇が、軽く開いた。 まるで、キスを誘ってるみたいに。 やっぱり、ほんとは起きてるのかな。 でも、それでもいいさ。 よし、やるぞ。 キスする。

好きだよ、アスカ。大好きだ。

「マ・マ・・・」

アスカの寝言だった。 アスカは、もう一度、「ママ」と繰り返し、閉じられたその目から涙を零した。 ぼくは、我に帰った。

アスカは、ぼくに「子ども」だって言ったけど。 確かに、ぼくは、子どもだけど。 でも、良く考えたら、ぼくたち、同い年じゃないか。 アスカだって、子どもなんだよ。

子どもどうしで、こんなこと、しちゃダメだ。 ほんとに好きなら、なおさらだよ。 いや、そもそも、ほんとに好きなら、こんなことしようなんて、考えないよ。

もうちょっとで、アスカにヒドいことしちゃうところだった。 ミサトさんにも顔向けできなくなるところだった。 アスカのお兄ちゃんになって、って言われてたのに。

最低だ。

つづく