日記2011夏


第56回 鳥羽みなとまつり花火大会
2011年7月22日(金) 曇 20:00〜21:00
三重県鳥羽市鳥羽1丁目 佐田浜東公園沖 鳥羽湾



鳥羽湾に浮かぶ打上台船(クレーンにはがんばろ
う日本と表示)と自衛隊ヘリ3機による祝賀飛行 

 海が燃える夜、今年はなんと尺玉120発!

 台風6号の影響を受け、前日まで風雨が残り22日の開催が危ぶまれたが、当日になってようやく開催決定となった。延期された場合、翌日の観覧先をどうするか悩むことになるので予定どおり開催されて本当に嬉しい。鳥羽は通算7回目の観覧となる。今年はなんと120発もの10号玉を使うとあって楽しみにしていた。
 鳥羽みなとまつりは、例年、佐田浜駐車場にメイン会場を置いて催されていたが、11年4月に鳥羽マリンターミナルがオープンしたことから、みなとまつりメイン会場、花火打上台船の位置が今大会から変更されている。みなとまつりメイン会場にあっては、佐田浜駐車場から新設された鳥羽マリンターミナルに移され、マリンターミナルから海に延びる突堤に花火観覧用協賛者席が設けられたことから、保安上、打上台船は南側にそれぞれ移動している。観覧場所は例年カモメの散歩道付近としているが、このエリアは、打上台船が南側に移動した関係上、台船との距離が近くなってより一層の迫力が期待できる。
 花火大会は20時開幕と待たされるものの、おまつりとあって多彩なイベントが催され、多数の屋台が軒を連ね、待ち時間も楽しく過ぎた。18時過ぎにやってくる自衛隊ヘリ3機による恒例の祝賀飛行は大のお気に入り、多彩な隊列を組んで優雅に上空を旋回する大型ヘリのショーを楽しんだ。今回、最も盛り上がったイベントは、19時からメイン会場で催された鳥羽一郎デビュー30周年ふるさとコンサートだろう。メイン会場を訪ねた際に観客から頻りに鳥羽一郎のコンサート場所を尋ねられるほどの人気を博し、花火大会よりも鳥羽一郎コンサート目当てに訪れている観客が多いんじゃないかと感じるほどの盛況ぶりだった。
 さて、時間となり花火大会開幕。オープニングは、10号玉4連打(割りっぱなし→芯入→八重芯→三重芯)でスタートを切った。
 プログラムは、全体を4章に分けてそれぞれ見所を織り交ぜながら進行するものだ。
 放送設備はあるものの、打上のアナウンスは基本的に入らないため、上がる花火に合わせて臨機応変に撮ることになる。
 最大の見所は、なんといっても10号千輪菊10発を一度に束ねた大技だろう。今回は例年の火の瀧とは異なり、海をイメージさせる青を基調にした段咲き千輪一斉打ちに海面に波しぶきを添えた演出になると伺っており、その瞬間をワクワクしながら待ち構えた。
 それは、第1章のラストに打ち上げられた。段咲きで海面にまで咲き綴らせる、まるで熊野鬼ヶ城大仕掛(熊野の怒濤)を彷彿させる絶景を演じてくれた。(これはもう感涙ものの眺めです。)ところが、海面に咲かせるはずの波しぶきが出なくて、いつまでも露光できないことからやむなくレリーズを切り上げた。いったいどうしたの?と思ったが、そこは次の千輪一斉でキッチリ挽回する展開となる。第2章に披露された8号5玉彩色千輪菊一斉に波しぶきをしっかり使って見事に絶景を再演してくれた。

第1章 エキゾチックナイト
10号10発一斉 段咲千輪菊
第2章 ロマンチックナイト
8号5発一斉 彩色千輪菊 水中花火(波しぶき)

 大会を通じて何回も披露される鳥羽の代名詞的存在である水中花火。今回は過去にない物量の10号玉を投入した演出となっており、中でも第4章では相当数の10号玉(なんと40玉?)が使われ、打上と連動した大迫力を演じてくれた。昔のように台船の手前で花火玉を投げ入れてくれたなら、全身に瀑圧をドカドカと浴びるあのとんでもない迫力を味わうことができただろう。
 フィナーレの第4章は、東日本大震災被災地の復興を祈念した鎮魂のホワイトスターマインに始まり、前記大玉を大量投下する水中花火と打上花火のコラボを存分に交え、錦冠菊怒濤の連打で華々しく終幕を飾った。
 全編を通じてポンポン飛び出す大玉の物量はさすがである。名物の日本一長い連星や人気の探そうシリーズ(今回はカモメ花火)もしっかり披露され場内の歓声を誘った。しかしながら、全体的にいまひとつノリの悪い展開。三重芯、八重芯といった多重芯逸品も時折披露されたが、オープニング10号連打以外は同時に打ち込んでばかりで勿体なく感じた。例年よりやや荒削りな印象を受ける花火だった。
 台風6号通過の影響なのか、上着を着込まないと寒くていられないほどの肌寒さとなるこの時期にしては珍しい(あり得ない)気象状態だった。とはいえ、動きの遅い台風6号による大荒れの日々を挟んで、名古屋港、鳥羽と間一髪切り抜けたことは奇跡だったと喜ぶばかりである。

2011年 鳥羽みなとまつり花火写真集

第1章 エキゾチックナイト
オープニング10号連打 3発目
10号 八重芯引紫緑
第1章 エキゾチックナイト
オープニング10号連打 4発目
10号 三重芯変化菊
下部には赤いじゅうたん花火付(写真は逃す)
第1章 エキゾチックナイト
水中花火
(台船の後ろで投げ込まれます)
第1章 エキゾチックナイト
水中花火
第1章 エキゾチックナイト
染分牡丹時計草
第1章 エキゾチックナイト
スターマインと芯入変化菊時計草
第1章 エキゾチックナイト
連星一斉
第2章 ロマンチックナイト
10号 レモン芯引緑紫
第2章 ロマンチックナイト
恒例「探そう」シリーズ
かもめ 花火
第2章 ロマンチックナイト
10号 錦先青紅緑残輪
第2章 ロマンチックナイト
8号4発一斉 錦先色蜂
第2章 ロマンチックナイト
水中花火と紅クロセット
第3章ドラマチックナイト
10号 八重芯錦冠菊ジェット
第3章ドラマチックナイト
日本一長い連星
第3章ドラマチックナイト
変芯錦紫点滅
第3章ドラマチックナイト
各色牡丹扇打ち
第3章ドラマチックナイト
三重(四重?)変化菊 重ねないで・・・
第4章 ファンタスティックナイト
ホワイトスターマイン
第4章 ファンタスティックナイト
ホワイトスターマイン
第4章 ファンタスティックナイト
10号 変芯錦冠菊+水中花火
第4章 ファンタスティックナイト
10号 紅芯引青紅時計草+水中花火
第4章 ファンタスティックナイト
10号 緑芯錦紫緑+水中花火
第4章 ファンタスティックナイト
10号 緑芯引青レモン時計草
第4章 ファンタスティックナイト
10号 錦先紅緑+スターマイン
第4章 ファンタスティックナイト
錦冠菊スターマイン

写真は打上順に掲載しています。玉名等は見た目の推測によるもので誤りの際はご容赦願います。


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