日記2011夏


長浜・北びわ湖大花火大会
2011年8月4日(水) 晴れ 19:30〜20:55
滋賀県長浜市港町 長浜港



長浜港に咲く花火
(花火鑑賞教室 キラ椰子 北陸火工)

 さようなら長浜、ありがとう花火。

 毎年8月に開催される長浜の夏の風物詩、長浜花火大会は、今回の開催を最後に中止(終了)となることが決定している。
 長浜花火大会は、市民の心意気を打ち上げようという市民運動から生まれた花火大会である。1980年(昭和55)に市民有志による長浜花火協賛会を結成して大会を運営され、今回で32回目の開催を数え、約1万発(主催者発表)の打上を誇る滋賀県下屈指の花火大会である。しかしながら、諸般の事情により、市民ボランティア主体による運営は不可能との結論にいたり、昨年12月に今回を最後に中止(終了)すると発表されている。
 ラスト長浜ということで早くから絶対に観覧すると決めていた。本年も平日開催になるものの、仕事のやりくりをつけて家族全員で観覧させていただいたのである。
 長浜は多種多彩なスターマインや芸協玉を楽しめる花火大会として毎年楽しみにしており、今回を含めて通算5回、観覧している。例年、8月5日固定開催であったが、本年は8月4日(木)開催となっている。
 花火大会は長浜港を舞台に催される。夕刻、長浜港のメイン会場に足を運んでみると、足の踏み場もないほどの観客がひしめき、有料桟敷席は既に完売になっているほどの盛況ぶりだった。平日にもかかわらず、花火大会の集客力は凄いと実感させられる。メイン会場の様子を脳裏にしっかり焼き付けてから、少し離れた湖畔の観覧場所に戻り花火に臨んだ。
 晴天と雨の心配は全くないものの、呼び込みの定時雷の煙がなかなか掃けない弱含みの風が気になる状態であった。
 びわ湖に陽が沈む頃、待ちわびた花火大会の火蓋が切って落とされる。本番開幕前に花火鑑賞教室として基本的な種類の花火9組を披露してから、カウントダウン花火(10〜1)によって盛り上げ、スターマインにより華々しくスタートを切った。
 花火大会は大小各種スターマインと3〜6号までの単打ちの繰り返しを基調に進行するもので、合間に、日本煙火芸術協会5号10組、打上参加4者によるスターマインパレードといった見せ場を挟み、終幕超大スターマインで終了となる構成である。
 見どころは多彩なスターマインだろう。大半のスターマインはワイドに展開して、Vトラ、小型煙火の扇打ちなどのあしらいを存分に添え、様々なパフォーマンスを演じてくれる。特段、凝ったものは登場しないが、見映えの華やかさと多彩さで十分楽しめる内容である。
 単打ちにあっては、貴重な芸協5号10組50発が見逃せない。(昔は芸協玉20組100発だったなぁ〜)細谷様の燻し銀の華、小松様のマジックスターなど5号芸協ではあまりみられない作品も披露されて嬉しく見入った。花火で奏でるドレミとして、♪ドレミファソラシド〜♪を音花火で表現した演出には場内が大いに盛り上がった。
 始まる前から気になって仕方なかった風は、本番開始後も弱含みであるものの、序盤はなんとか煙を掃いてくれた。しかし、中盤の見所、打上参加4者によるスターマインパレードに差しかかった頃から完全に風が凪ぎいて、煙の塊が打上上空にいつまでも居座る最悪の展開となった。ゆったりしたペースの打上で、少しでも煙が掃けるようにされていたが、どうにもならない(結局、終了予定時刻を10分程オーバー)。中盤以降、写真はお手上げ、ほぼ観ているだけだった。
 終盤は打ち込んでばかり、今回をもって終止符をうつことから、多くの観客がラスト長浜の花火を瞼に焼き付けようと訪れているだけに、なんとも無惨な状態である。
 震災復興を祈念した「がんばろう日本」の文字仕掛に続いて、超大スターマインで終了となる。
 長浜花火大会は、「ありがとう」を合言葉に、市民の心意気を打ち上げようという市民運動から生まれた花火大会である。終幕を飾るスターマインは、そんな長浜市民の心意気を乗せた恒例の超特大スターマイン「ありがとう花火」である。
 終幕の打上は三遠煙火担当。ワイドに展開して各種花火のスピーディな連続打ちから、名物の錦冠菊怒濤の連打へと持っていった。夜空を覆い尽くすばかりの物量、軽妙な打ち出しのリズム、スピード感はさすがである。4号までとは思えない迫力、思わず声を上げてしまうほどの、全視界錦模様に小技を効かした彩りを存分に添え、色芯錦冠菊一斉でバシッと決めてくれる見事な締めくくりである。(発煙も凄く、煙の中に打ち込んで・・・(泣))
 フィナーレを飾る見事な花火を受けて、湖畔を埋め尽くす鈴なりの観衆から惜しみない拍手が送られた。ありがとう花火、長浜花火大会の心意気は十分に伝わったと思う。
 市民ボランティア主体による現状での運営は困難として中止されることは仕方ない。しかし、本当にこれで最後になるのだろうか。長浜市は鉄砲の産地としても知られ、江戸時代から花火を製造してきた花火文化が深く根差した歴史がある。規模を縮小したり、2年に1回の開催にするなどして、長浜の花火を絶やすことなく続けていただけるよう願ってやまない。
 素敵な花火と想い出をありがとうございました。

2011年 長浜花火写真集

スターマイン 高木煙火 スターマイン 三遠煙火 スターマイン 三遠煙火 スターマイン 高木煙火
スターマイン 高木煙火 大スターマイン 柿木花火工業 大スターマイン 柿木花火工業 日本煙火芸術協会銘品集
5号 昇小花燻し銀の華
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日本煙火芸術協会銘品集
5号 昇小花芯入時計草
長野県 古澤義勝 氏作
日本煙火芸術協会銘品集
5号 昇銀引紅浮き銀椰子群光芯
秋田県 今野正義 氏作
日本煙火芸術協会銘品集
5号 昇朴付ミラーボール
愛知県 磯谷尚赤 氏作
日本煙火芸術協会銘品集
5号 昇朴付マジックスター
秋田県 小松忠二 氏作
日本煙火芸術協会銘品集
5号 昇小花白菊に紅小割浮模様
福島県 菅野忠夫 氏作
日本煙火芸術協会銘品集
5号 昇小花八重芯変化菊
静岡県 小口昭三 氏作
花火屋四社競宴 スターマインパレード
がんばれ日本 お江のふるさとより
高木煙火
花火屋四社競宴 スターマインパレード
ザ!!輪ールド(わーるど)
三遠煙火
花火屋四社競宴 スターマインパレード
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日本の絆 日本の花火は世界一
柿木花火工業
大スターマイン
柿木花火工業
終幕 超大スターマイン
ありがとう花火
三遠煙火
煙まみれですみません。お手上げです。写真は打上順に掲載しています。

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