日記2011夏


第5回 安曇野花火
2011年8月14日(日) 雨後曇 19:18〜20:41
長野県安曇野市御宝田遊水池東側一帯




フィナーレ
〜音楽と花火のコラボレーション、これぞ安曇野花火〜 錦冠菊ワイド  

 09年、初めて安曇野花火を観覧させていただいたときの印象は最高だった。シーズンのベストだったと断言できる花火大会のひとつであり、あの日の感動はいまだに私の脳裏に深く刻まれている。2年ぶりの観覧となる今回も、当然、期待は高いものがある。

 14時、犀川添いの花火会場に到着すると同時に土砂降りの雨に見舞われた。今夏の長野は大気の状態が安定しないようで、このところ連日雨が降っているとは聞いていたが、とんでもない雨量である。この降りでは外に出ることもできず、雨が止むまで車中で雨宿り。幸いにも30分程度の通り雨で済んだが、この分では先が思いやられる。
 北アルプスの清らかな水を満々とたたえる犀川添いの河川敷、堤防道路などが観覧場所となる。見晴らしの良い堤防道路最前列などは既に場所取りされているものの、後は長閑な状態である。心和む会場事情がとても気に入っている。大会本部に繰り出してプログラムをゲット、ついでに安曇野花火オリジナルタオルを買ってささやかな協賛とする。それからの待ち時間は、参集された愛好家諸氏との歓談を楽しみながら過ごした。渡る風は涼しく快適そのものである。
 今回は、打上真っ正面からやや下流に退いた場所で花火に臨んだ。下流から上流側に向かって吹くサイド風とまずまずの状態である。しかし、いつ降り出すか判らない空模様となり、気が気でない。打上時間帯の天気予報は最悪。結局、開幕を待たずにポツポツと降り出し、レインコートを着込んで傘でカメラを守りながら花火に臨むことになる。
 プログラムは、テーマ「安曇野 山紫水明」として、全体を5部に分け、安曇野の自然と恵み、そこに暮らす人々の心の安らぎなどを表現するもので、各部の合間にはインターバルとして、メモリアル花火や芸術花火が入る構成となっている。最大10号であるが、連日の雨を受けて10号の筒場が使えなくなり、やむなく最大8号にサイズを落として開催されている。
 花火大会開幕に先立って、東日本大震災の追悼の気持ちを込めた追悼花火が披露された。それから、主催者などなが〜い挨拶を経て、消防団のラッパ演奏により盛り上げ、打上開始となる。
 スターマインと単打ちの繰り返しを基調に進行した。
 単打ちは、7号、8号クラスの大玉がそこそこ盛り込まれており見応えがあった。割りっぱ、芯入り主体とオーソドックスな玉揃えであるが、そこは真ん丸を描く端正な形、スパッと綺麗に変化する良い花火のお手本のような作品が常時披露された。同じような作品でも微妙に色の組合せが異なっていたりとサービス精神溢れる一連の打ち上げである。
 スターマインは抜群の音響に乗せたワイド系の打上が観客に受けていた。私的には、第1部で披露された、やさしく照らす恵みの太陽をイメージしたというオレンジ色を散りばめた暖色の花火で表現されたスターマインが印象的だった。
 終盤に入ったArt of Fireでは、創作花火、マジックリンク、多重芯は三重芯まで堀内様の入魂の作品が披露された。話題の安曇野生まれ「サンパチェンス」の花をイメージした花火もここで披露され、てっきり千輪菊と思っていたが、それは銀点滅をあしらった上品な作品だった。昨年は五重芯まで上がったという期待の演目であるが、8号では三重芯止まりか。それでも、普通の花火大会ではまず観られない逸品揃いであり、有り難くカメラに収めさせてもらった。
 雨は幸いにも小雨となる程度で、降っていない時間も多く、ほぼ支障なく撮影することができた。本降りを覚悟して臨んだだけに有り難い。時折、煙が停滞気味となったが、なんとか掃いてくれて、全編を通じて無難に観覧することができた。
 フィナーレを飾る出し物は、安曇野名物、錦冠菊大スターマインである。音楽と花火のコラボレーションとして披露され、使われた曲は名曲「You Raise Me Up」となる。
 抜群の音響で奏でられる美しい調べに乗せた一連の打上で感動の世界へと誘った。打上最大幅を使った各種花火のスピーディな連続打ち、それはやがて錦冠菊怒濤の連打に移行した。素晴らしい物量感、大玉をガンガン積み上げ、下方にはトラの扇打ちを効果的に絡めるとびきりゴージャスなエンディングである。それまでの単打ち、スターマインで錦冠菊がほぼ登場しない構成となっており、最後の最後に怒濤の錦とくるから、引き立って格別の終了感である。
 普通に観覧するには、十分すぎる内容の花火大会である。しかし、急遽、10号が使えなくなった影響だろうか、演出が単調になりがちであったことが気になった。過去と比較してはいけないが、09年のイメージがあまりにも良くて、求める次元が高すぎたかもしれない。
 寒くて身体が冷えたことから、帰路に駒ヶ根で立ち寄ったラーメンがとても温かく感じられた。

2011年 安曇野花火写真集
テーマ 安曇野 山紫水明 〜安らぎの地 安曇野

追悼花火
東日本大震災の追悼の気持ちを込めて
第1部 恵み
スターマイン
やさしく照らす恵みの太陽を温
かみのある暖色系の花火で表現
第1部 恵み
単打 大玉
芯入菊先青緑紫霞草
第1部 恵み
単打 大玉
錦先緑オレンジ点滅
第1部 恵み
単打 大玉
銀先紅点滅芯菊先緑紫
第1部 恵み
単打 大玉
錦先青紅点滅
第1部 恵み
単打 大玉
錦先紅緑点滅
インターバル Part1
キャラクター花火
安曇野名物白鳥
インターバル Part1
キャラクター花火 スターマイン
フィニッシュの銀先点滅(オレンジ・紅・緑)3連
第2部 花
単打 大玉
ひまわり
第2部 花
単打 大玉
紅キラキラ変化千輪
第2部 花
単打 大玉
菊先緑青紅霞草
第2部 花
スターマイン
インターバル Part2
スカイ ファンタジー
音楽に乗せたワイドな演出です
第3部 水
単打 大玉
青芯菊先青キラキラ覆輪
第3部 水
スターマイン
安曇野を潤す水、写真はアルプスの山並みに降り積もった雪でしょうか
第4部 安らぎ
スターマイン
人々の心の安らぎをイメージした花火
第4部 安らぎ
単打 大玉
紅緑点滅芯菊先青銀蜂
第4部 安らぎ
単打 大玉
紫リング芯マジック先紅キラキラ残輪
インターバル Part4
Art of Fire
夜桜吹雪
インターバル Part4
Art of Fire
サンパチェンス
インターバル Part4
Art of Fire
スイレン
インターバル Part4
Art of Fire
お・・・?お・・・!!オ〜〜〜〜。
インターバル Part4
Art of Fire
八重芯錦冠菊
インターバル Part4
Art of Fire
三重芯菊先紅光露
第5部 融合
スターマイン
第5部 融合
大玉 単打
紫芯マジック先紅キラキラ覆輪菊
第5部 融合
大玉 単打
青芯菊先紫紅染分霞草
フィナーレ
音楽と花火のコラボレーション、これぞ安曇野花火
フィナーレ
音楽と花火のコラボレーション、これぞ安曇野花火
フィナーレ
音楽と花火のコラボレーション、これぞ安曇野花火
写真は打上順に掲載しています。玉名等は見た目の推測によるもので誤りの際はご容赦願います。

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