日記2011秋


第28回 南アルプスふるさと祭り大花火大会
2011年10月9日(日) 晴 18:00〜18:50
長野県伊那市長谷 美和レイクハイランド(美和湖公園)




  10号 四重芯菊先紅緑 10号 四重芯菊先銀オレンジ点滅

 9月末から始まった一連の運動会もピークを迎える3連休の中日に南アルプスが開催されることから、今年は駄目かも・・・、と半ば諦めていたところ、嬉しいことに今年も上手くやりくりがついて午過ぎに任務解除となり、奮起して伊那に向かったのである。
 先日のナガシマとは違って、今回はさすがに距離がある。せっかく伊那谷まで訪れることから、コスモス祭りなどこの時期ならではのイベントも併せて満喫したいところだが、時間がないのでスルーして伊那市長谷の花火会場に直行した。現地には17時半到着と18時の打上にギリギリ間に合った。
 南アルプスは4年連続の観覧となる。例年、運動会等の地域行事と重なりギリ着観覧を繰り返しているが、無理をしてでも観覧したいと願う程の魅力を持つ花火大会である。混雑など皆無といった長閑な会場事情、深い山々に反響するとびきりの爆音、そして間近で放たれる心意気を込めた花火がたまらなく気に入っている。開催地まで距離はあるものの、親しみを感じる身近な存在の花火である。
 花火会場は昨年から場所が変更され、美和湖(ダム湖)の最も上流側、レイクハイランド美和湖公園に設けられている。昨年、バルーン型投光器に泣いた嫌な思い出があり、今回は会場を見下ろす高さのある道路脇の歩道を観覧場所とした。花火の筒場は、ほぼ真っ正面のダム湖を挟んだ対岸に設置され、やや上流側で上げていた昨年よりもさらに近くなったと感じた。それでなくても近いのにさらなる迫力が期待され、楽しみでならない。
 秋の日はつるべ落としというが、到着時にはまだ明るさが残っていたものの、一気に暗くなり、打上時刻の18時には真っ暗である。寒さ対策のため、厚手の上着を着込んで臨んだ。もちろん家族もジャンバーなど冬服でしっかり防寒を施して花火に臨んだ。
 花火大会に先立って長谷太鼓が披露された。勇壮な太鼓の音に引き寄せられるかのように観客が三々五々集まってくる長閑な風情である。長谷太鼓には演出用の花火も添えられ、打上花火への気運を高めてくれた。
 花火は18時から約50分間の打上となり、最大10号まで披露される。単打ち、スターマイン、ナイアガラ仕掛付の音楽花火など52番のプログラム構成となっている。打上は地元伊那谷2者が交互に受け持つもので、本年の担当は伊那火工堀内煙火店となる。
 開会宣言も程々に打上花火開始。開幕を告げる花雷一斉の爆音が山々に反響して轟く様が実に心地よい。
 単発主体の構成となり、番付毎にアナウンスを入れながら進行する。3号(1玉)で始まった打上は、4号(3玉)、5号(8玉)そして6号、7号、8号、10号とサイズを増していく。多彩な打上物を腰を据えてじっくり観覧できることが南アルプスの醍醐味である。
 後半は7号以上の大玉ばかりとなり、7号18発、8号7発、10号7発といった仕立てだ。単発玉は基本的に割物主体の玉揃えとなり、大玉は同じ花火がほぼ繰り返されない良心的な玉揃えである。真円を描く端正な花火の数々、時計草など多彩な作品を楽しませてもらった。菊先が点滅に変化する作品が親星・芯星に多く使われ、バリエーション豊富な色の組合せが素晴らしい。点滅星の緑と銀は引き足がく感じられた。スターマインは4基登場、基本的にミニスターマインとなるものの、中には10号の新作物(創作花火)を積んだ見応えある作品も見られた。
 終盤になると待望の10号玉が登場してとびきりの存在感を見せてくれた。筒抜けの音から独特の反響音を伴う生々しさ、周囲の山々に響鳴して全身がビリビリと痺れるほどの爆音を轟かせる極上の臨場感には笑ってしまうばかりだ。至近距離で10号を上げてくれることから、写真的にもみちみちである。中でも養蜂会社様協賛の10号は、毎年錦冠菊色蜂となる粋な演出がなされるので、展開を読んで画角からはみ出しそうな勢いで飛び交う色蜂をなんとかカメラに押し込んだ。
 単打ちのラストを飾る10号玉2発には至高の作品を持ってきた。なんと四重芯を披露されたのである。もちろん、事前に玉名が読み上げられるわけではない。一目でそれと判る各層がしっかりと出た異なる配色がなされた2発の四重芯に感嘆し、その心意気には感謝するばかりである。
 名物の音楽花火で終幕となる。ナイアガラ仕掛を添えた一連の演出となり、打上物は3号クラスとなるものの、こちらはダム湖の手前、客席の隣で打ち上げることから格別の臨場感だ。ジュピターなどの壮大な曲調に乗せ華やかに終幕を飾ってくれた。
 四重芯に象徴される素晴らしい花火の数々、これだけの観客で観てしまうのは勿体ないと感じる程の花火だった。引き上げる観客の顔もどこか誇らし気に感じられた。
 帰路には恒例の大芝高原イルミネーションフェスティバルに繰り出し、趣向を凝らしたイルミをお腹いっぱい堪能してアフター花火もバッチリ。運動会から転進してのドタバタ観覧となったが、花火が始まると特別な時間に様変わり、素敵なイルミまで満喫して終わってみると家族も大満足の観覧行だった。心地よい疲れとともに帰路に就いた。

2011年 南アルプス花火写真集

長谷太鼓(創龍会)と演出用花火 6号 ひまわり 7号 紅緑点滅芯錦先青紅 7号 菊先紅緑点滅時計草
7号 芯入錦冠菊紅点滅 スターマイン 7号 銀菊先銀点滅 7号 菊先青紅点滅時計草
7号 虹色牡丹 7号 一輪の蝶 7号 菊先青緑紫霞草時計草 7号 彩色菊先銀蜂
7号 錦先緑青 7号・4号・3号
7号 緑芯銀菊先紅点滅
8号 錦先染分点滅
(青紅点滅と緑オレンジ点滅)
8号 錦先緑オレンジ点滅
8号 青芯菊先紅緑 8号 紅芯銀菊先緑点滅 8号青紅点滅芯菊先緑オレンジ点滅残輪 スターマイン
創作花火?を積み上げています
7号 錦先緑紫 10号 芯入錦先緑青霞草 10号 錦冠菊色蜂 10号 青紅変化千輪
10号 八重芯(親星は和火) 音楽花火
ナイヤガラオリジナル花火
音楽花火
ナイヤガラオリジナル花火
音楽花火
ナイヤガラオリジナル花火

写真は打上順に掲載しています。玉名等は見た目の推測によるもので誤りの際はご容赦願います。


日記一覧にもどる
トップページにもどる