閉塞性動脈硬化症(ASO)
近年、平均寿命が延び、食事や生活様式の欧米化などにより動脈硬化に基づく疾患が急増しております。
心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などはよく耳にしますが、手や足の末梢動脈の硬化に基づくものは閉塞性動脈硬化症と呼ばれ脚・足によく現れます。これは動脈硬化のため動脈の壁が厚くなり内側が狭くなったり塞がったりするもので、そのため血液は十分行かなくなりますが、その変化は比較的ゆるやかに進行するため、すぐに皮膚や細胞が腐ってしまうようなことはありません。しかし、まったくの無症状ということもなく軽症でも冷感、しびれ感が出現します。
また、虚血が重症化するにつれて歩行時の疼痛、疲労感をともなったりする血管閉塞に特徴的な”間歇性跛行(動脈硬化性間歇性歩行困難症)”が出現し、さらに重症化すると安静時においても強い冷感、痛みが出現し、皮膚が弱くなるため、わずかな刺激でも難治性の潰痕や、壊死、すなわち腐った状態に陥っていきます。現在、この病気の治療は、動脈硬化の薬物療法が十分でないため、閉塞部を人工血管を用いてバイパスするという外科療法が最も有効です。特に安静時で症状のあるものは急いで治療しないと足を切断しなければならない危険がありますし、間欠性破行の場合に歩行距離が短い場合は重症虚血肢に移行する可能性が高く早期に治療を行う必要があります。また軽症であっても閉塞部位をこれ以上悪化させないための全身管理や薬物療法が必要なのです。
1)どのような血管がなりやすい 2)閉塞血管造影像
3)重症度分類 4)治療の概略
5)生存率
6)切断肢のゆくえ 7)重症化の要因 8)間歇性跛行とは 9)予防など
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