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2012 WATARASE Art Project/栃木県

題名:遡及空間「立- wa12」素材:木材、塗料、廃材、他 制作年:2012

 栃木県足尾銅山のWAPアートプロジェクト。ぼくのインスタレーション作品、展覧会会場の旧南橋社宅、鉱山関係者の住居です。
半壊している建物の後片付け。住民がまだ住んでいる建物の作業なので、結構気をつかいます。建物住人はお年寄りが多く、印象を
良くする為に野外から取りかかりましたが、さっそく差し入れがありました。半壊している建物のリノベーション。片付けの時に出
た材料のほとんどは腐っていたのですが、使える物を再利用。ぼくの作品は、この建物と別の建物を、これからインスタレーション
で連結します。半壊している建物と別の建物を、9mの黄色の梁を作って連結しました。日光市役所の視察団が来て、面白がっていま
した。今回の作品は、意外と一般人受けしそうな予感。廃材を縦横無尽に組み立てています。昨日(7月31日)はOZマガジンの取材
がありました。鉱山住宅の長屋内部に作品を配置。今回のインスタレーションは建物の内と外を黄色の梁と柱で繋いでいきます。

 長屋の住人は、お年寄りばかりで、ぼくが崩れた建物の片付けを始めると感謝してくれて、おばあちゃんが家に招き入れ縫い物を見
せてくれた。孫や子供が帰ってきたみたいで嬉しいんだよと昔話を話してくれた。仲良くなったおばあちゃんは、空家の雨戸にチョー
クで、思いつくままに詩や絵やメモをする自由な人。もう誰も怒られないからね。最近また一人亡くなったんだよと、寂しそうに語る。
5軒の住民が残るのみ。足尾町は、3万人いた人口が、銅山閉山後に3千人に減る。仲良くなったおばあちゃんは、日がな何もするこ
とがないからね。


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