御坂山地十二ケ岳’10.2.23〜24 晴

河口湖=文化洞トンネル-毛無山-十二ケ岳-金山-鬼ケ岳-雪頭ケ岳-魚眠荘前=河口湖

 御坂山地きっての険路を持つといわれる十二ケ岳(1683m)ですが、残雪の凍結時期を狙って自らの技術力をみてみようとアドベンチャーワールドの世界に浸ってきました。
 それにつけても肝を冷やしながらの冒険に十二分なる満足感いっぱいの登山が楽しめました。

毛無山から見る6:28の日の出時は大感動の瞬間でした。
鬼ケ岳から見る10:15の南アの大展望、右より甲斐駒、千丈、鳳凰三山に白根三山、塩見・悪沢・赤石・聖の精鋭たち
左端に薄っすら白いのは北ア、中央は八ケ岳連峰、右に瑞垣、金峰、国師ケ岳、甲武信など

 

 今回は毛無山でテン泊し、じっくりと十二ケ岳稜線歩きで富士の大観望を楽しもうと行ってきました。登山口でのっけからの残雪にこれでは上は想定外の雪では?と心配してのスタートでしたが、総体的には思ってたほど積雪は多くありませんでした。

新幹線より富士川通過地点は絶好ポイント 文化洞トンネル登山口は残雪多し14:55スタート
毛無山1500m、予定通り1時間半で到着3等点 夕暮れの富士16:27
日の入り17:10、左下は河口湖、前景足和田山 富士河口湖町、富士吉田市街の夜景18:10

 毛無山への一直線の急登は南向きのため、下から三分の二は雪は消えており、結局頂上までアイゼンは装着せずに頑張りました。

 小広い山頂は雪が消えたばかりで地面が霜柱の融けた直後の状態になり、テント設営には泥んこ状態で参りました。しかしこの頂きはほぼ水平なのがありがたく、横になっても傾くようなことのない場所があり、テン泊はお奨めなサイトでしょう。

 なにはさておいても富士を眺めながら明るいうちに夕食を済ませ、冨士山から約18kmの距離の近さで大観望と満腹で横になりました。

 眠りかけた時にドドーンと大きな音は冬の花火大会でした。どうやら富士河口湖町の2月23日「フジサンの日」のイベントの日だったようです。でも寒くて寒くてテントにすぐに逆戻りで1時間ほど音だけ聞いていました。

 予報では低気圧は東に遠ざかり春のような陽気だと知っての山行でしたから防寒着は可能な限り押えていたのですが、無風でもあり夜間の寒さにはなんとか辛抱できました。そうはいっても18kgを担いでの十二ケ岳のアップダウンにはほとほと堪えました。

 明けて翌日も晴れる予想でしたが、あまりの暖かさで春霞がたなびき、富士山麓ははっきりしませんでした。でも日の出時の富士にこれまた大感動でした。

東方面の御正体、杓子山の上から日の出6:27 日の出時刻、河口湖上は春霞たなびく・・
5時起床すぐ朝食にしテント撤収して、お日の出を
遥拝した後、6時半出発ですが、二ケ岳で
アイゼンをつけていよいよアイスバーンのアップ
ダウンの始まりです。
四ケ岳手前で最初のロープ場が出てから何度
クサリ、ロープ箇所があったのか数え切れない
ほどでした。
富士はずっと左に見えましたが、とりわけ四ケ岳
が1〜12のコブで展望一番だったのに気がつい
たのは歩き終わってからでした・・・
画像は100枚も撮ったのになぜかその四ケ岳
からの富士は撮れていなかったのは丁度その
あたりでしんどかったためでした。
右画像の地は一から十二ケ岳中で一番の激下り、超登りの箇所が待ち構える手前で一息入れました。
画像上から真下に見えるここを下ります。 5〜60mある?(計ったことないが)中間から撮る
コルの揺れるアルミ橋上をアイゼン取らずに・・ また激登りを途中から十一の左に黒岳、奥三ツ峠
御坂山地稜線の中央に釈迦ケ岳が尖る。 今日ばかりは毛無から2時間もかかってしまった。
山頂から西に天子山塊の雄のこちらも毛無山 枝がうるさいが雪頭ケ岳、鬼ケ岳右に南アも
十二ケ岳から金山の間にもまたロープ、クサリ場に梯子までかかってのんびり歩かせてくれない・・
なんとか金山は十二から標準タイムの45分で到着だが、予定の節刀ケ岳往復はしんどい!、や〜めた・・
鬼ケ岳への間に日本カモシカがじっとカメラ目線でハイポーズ!、右は名前の謂れの鬼の角のような岩
鬼ケ岳から富士手前右に最後の山頂雪頭ケ岳 鬼ケ岳からの南アの展望は最高
鬼から雪頭ケ岳へは下って登って次の下りにしっかりした梯子が設置されているがこれがまた滑る・・
フジサン見放題が最後まで続いた今回の山行でした。西湖上に山頂から吉田大沢の流れが目立つ

 前回の5月には大勢の団体で歩いたとはいえトータル7時間20分でしたが、今回はテン泊だったため合わせて7時間10分でした。これは残雪の凍結時にデカザックにもかかわらずこの時間で歩けたことが相当な自信ともなりました。
 今後このコースを登るなら、やはり4月下〜5月上旬ころ関西人には珍しいコイワザクラ、ハコネシロガネソウの希少種に出会え、またコイワカガミ、ミミガタテンナンショウ、スミレ類各種にフジザクラ、ミツバツツジなど4〜50種のお花を見ながら歩くのが一番だろうと思います。
 それなら今回のような凍結時に比べて難易度が相当違うことになるでしょうから、天候をみて再訪したいなと思ってはいますが、その時季は登りたい山はあちこちありさてどうなることやら・・?

 もっとも実のところ今回の登山は一泊二日でもう一座に三ツ峠を予定では登りを何度も歩いている表登山道からとし、下りを初の母の白滝コースを探索計画でしたが、母の白滝コースがほぼ西南向きのために残雪はもっと深いのではとの判断、更には今日の下山時のヘトヘト状態からあえなく一日で帰京としてしまいました。

 これでまた三ツ峠にある最後の未踏コースである母の白滝道を尋ねる宿題が残ったのがうれしいのかな?(負け惜しみ・・笑)と新幹線の車中で思いを馳せながら眠りこけていました。

 なお、今回の十二ケ岳へは’07.12.11’09.5.23に歩いていますのでご覧ください。

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