奥多摩蕎麦粒山から三ツドッケ'10.4.8夜行帰り 晴 

川乗橋-鳥屋戸尾根-笙ノ岩山-蕎麦粒山-長沢背稜-一杯水避難小屋-三ツドッケ-一杯水避難小屋-ヨコスズ尾根-東日原

 二日目は長沢背稜のピークを結ぶ充実の健脚コースという蕎麦粒山と三ツドッケを楽しみました。奥深いせいでしょうか、登山者は一杯水避難小屋で泊まったという単独行に三ツドッケ山頂であったきりで、ほんとうに静かな山した。

 前日の川苔山とは打って変わってすばらしいお天気に恵まれたのです。麓の宿では雨降りでしたが夜来の雨が山では雪となっていたようで、登るにつれて登山道は薄っすらと雪化粧となっており、樹林の間から見る昨日登った川苔山の頭は白くなっていました。

 
蕎麦粒山山頂の樹氷

 これはひょっとして蕎麦粒山も三ツドッケも頂上は雪ではと淡い期待で楽しみができました。どんどん登ると誰かがこれなら樹氷が見られるかもと声が出るくらいです。

 それがずばり当たりました。4月上旬ともなっているのに樹氷の山肌はあたかも桜の満開の状態で、それは見事な奥多摩の最奥の蕎麦粒山(1472.9m)となったのでした。

笙ノ岩山1254.8m3等三角点  塩地ノ頭あたりから見る川苔山はどっしり座り
笙ノ岩山から半時間登るとブナ林も雪化粧  そして蕎麦粒山直下から見事な満開の桜のよう
着きました3時間半で蕎麦粒山山頂です。。。  青空をバックにこの樹氷です。

 これほどの大快晴の山頂に登ってこられた我らは幸せ者です。さっそくお昼としました。でもスタートしようとした時には気温が上がって縦2cm横1cmくらいの樹氷がチラチラと木々から落下です。これがまたいい!雪の花びらのようです。足元にも白い絨毯のよう〜

 鳥屋戸尾根の登山道は踏み跡もしっかりついており、道標こそないものの急登もそんなになく歩きやすい尾根でした。でも下部のほとんど植林帯にはうんざりでしたが上部は自然林がすばらし道でした。
 この時期残念ながらお花は見られませんでしたが、山頂付近の樹氷景色に誰もがうっとりでした。

 3等三角点の蕎麦粒山を辞して仙元峠をパスし、長沢背稜へととって三ツドッケ(天目山)1576mを目指しました。ほとんど水平道で約1時間で一杯水の水場ですが涸れることもあるとのことでしたが、今日は冷たく美味しい水がしっかりと出ていました。もし涸れていた場合は往復30分谷へ下れば水はOKと丁寧に表示もありました。これで以後避難小屋泊りでも水は大丈夫だろう・・この水場より5分で一杯水避難小屋です。

長沢背稜に立つブナの大木  三ツドッケの南峰は雪の花、中央峰が主峰だ。
一杯水の水場は今日は元気  一杯水避難小屋ただしストーブは昨秋撤去済
三ツドッケより天目山の山名ばかり、さすがに日
が高くなり樹氷はありませんでしたが展望グー
 雪つく南峰岩場の通過はやや注意が必要でした。
 奥は大岳山に右は御前山
山頂より今歩いてきた蕎麦粒山と右にきのうの
川苔山だ。
 南に石尾根、左から鷹ノ巣、七ツ石に雲取山並ぶ
 富士山は鷹ノ巣山の左に見えるが雲があつい・・
三ツドッケから北峰を踏んでこれで3つのピークを
片付け、西に長沢背稜に合流して一杯水避難
小屋に周回してヨコスズ尾根下る。
 ヨコスズ尾根はすばらしいミズナラの森でした。
 なかにはヤドリギ*もあちこち見られました。
集落直前で見たのはアカネスミレと思われます。花は紅紫色、側弁基部に毛が密集し全体に毛が多い
東日原登山口の看板はしっかりしているが
集落に近い登山道は石が多く歩きにくい
 高井戸の美しの湯で汗を流した後はお決まりの
 電車に一晩揺られて帰京しました。

 今回の山行は富士こそ見られませんでしたが、その代わりに川苔山のいろいろなお花たちに蕎麦粒山の樹氷は見事な景色を用意してくれていました。また三ツドッケの山また山の大展望も満足でした。

 来年はアカヤシオ、シロヤシオなどの咲く頃に雲取山から長沢背稜を避難小屋泊りかテン泊で大縦走してみたいなぁと早くも考える始末です。

 *ヤドリギ科は全国に5種あります。
  @ヤドリギ・Aホザキヤドリギ・Bヒノキバヤドリギ・Cマツグミ・Dオオバヤドリギ

  @は全国どこでも見られ、エノキ、ケヤキ、ブナ、ミズナラ、シラカバ、サクラなど落葉広葉樹に寄生

  Aは中部地方以北に見られ、ミズナラ、ブナ、ハンノキ、シラカバ、クリなど落葉広葉樹に寄生

  Bは関東地方以西に見られ、ツバキ科、モチノキ科、モクセイ科などの落葉樹に寄生

  Cも関東地方以西に見られ、マツ、モミ、ツガなどの針葉樹に寄生

  Dは関東地方南部以西で見られ、ツバキ、モチノキ、マサキ、ヤブニッケイ、ハイノキ、ネズミモチ、ウバメガシ、イヌビワ、スギなどの常緑樹に寄生

 

 なお、前日の川苔山のぺージはこちらからご覧ください。

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