北播磨 千ケ峰 '10.4.19 曇

門村バス停-三谷登山口-岩座神分岐-千ケ峰-市原峠-ニ本杉-市原登山口-丹治バス停

 今回も関西百名山想い出シリーズです。最初に登ってからもう10年も経っていました。その記憶は遠い彼方ですが、三谷コースは危険度こそないもののなかなかの急登でこれぞ登山にふさわしい山でした。

 マイカー山行はピストンですが、この山は路線バス利用が最適です。JR西脇市駅から神姫バス8:55発乗車で門村バス停着9:49が少し遅れて9:55に着きましたが、すぐに歩き始めて農業公園のハーモニーパークを見ながら広い舗装道路歩きで、三谷登山口には10:38着でした。

 広い駐車場奥にはトイレもあり最初から山道は急登りが始まります。(10:43スタート) 少し岩混じりの道ですがよく整備され一本道です。10分も上がると雌滝、雄滝の三谷大滝です。

雌滝 雄滝

 雄滝を巻くように登っていくと右手に岩上を冷たい水場が現われます。さっそくここで喉を潤した後にはヤマルリソウを見ながら登っていきます。さらに谷が出てくると咲き終わったシロバナネコノメソウや満開のコチャルメルソウに出会えました。

ヤマルリソウ(ムラサキ科) シロバナネコノメソウ(ユキノシタ科)
コチャルメルソウ 花弁は羽状に7〜9裂し葉は5浅裂し基部は心形で両面に毛あり
 

 さらに急登がやってきます。ほとんど直登のために雨水に土砂が流されるのでしょうか、登山道は次第に侵食されているようです。岩座神(イザリガミ)分岐直前の登りの斜度は見事?です。ロープも設置されてはいますがアヘアヘで進みます。
 その分岐を過ぎると少しの間は道は緩みます。でもまたロープが見え出すと山頂直下だなと分り、しばらく頑張ると天空の広場に飛び出ます。(11:48到着)

岩座神分岐 千ケ峰 1005.2m、2等三角点

 でも今日の千ケ峰頂上は暖かく雲って山座同定は近場のみでした。残念ながらこの山域は知る山は少ないです。北西の氷ノ山は見えず段ケ峰くらいが見え西に峰山高原でしょう。南に六甲山は見えず笠形山、飯森山に妙見山は分りました。
 もっとも東はずらりと丹波の山また山がならぶのですが、そう高い山でもないため残念ながら名は知りません。

 温かな山頂に先客は2人しかいません、今日は平日ですからもっともです。そうこうしているうちに追い越したご夫婦も到着されました。

 こちらは下山後のバスタイムを睨んでのんびり昼寝でもとうつらうつらの極上空間としました。そして腰をあげたのは12:50で、ようやく市原峠へ向けて下山開始です。

 笹原続く稜線漫歩でもこの時期はまだお花は全く見当たらず淋しいのですが、振り返ると千ケ峰が見送ってくれています。途中神崎町側から上がってきたというご夫婦、単独行の若い男性の3人とすれ違いましたが平日のためでしょうか登山者は思っていたより少なかったようです。

北側の稜線から見上げる千ケ峰 神河町新田への分岐

 神河町新田への分岐からすぐに市原峠ですが、この峠まで舗装の林道が出き上がってきています。マイカーならここまで上がってこられるようです。実際2台駐車していました。
 でも舗装道路を降りずにすぐ右の山道を5分も下ると石室と二本杉に降り立ちます。このすぐ右上には「地蔵さんの水」で冷たくおいしい水が出ています。

 ところがこの二本杉の地から登山道がありません、どうやら道路工事でなくなったようです。さてどうしたものかと地形図をみながらガードレールを跨いで無理やり下ると沢筋に赤布がヒラヒラ・・、
 近づいてもどうも登山道ではなさそう?谷は荒れた状態でとても登山者が歩いた様子ではありません・・(どうやら下の沢にも登山道を歩きながら上から沢を見ていると同じテープがついていたことから沢登り好きな方がつけた印であったようですがとても一般向きの道ではありません。)

 もう一度二本杉までよじ登り返して周辺をあちこち調べるのですが登山道らしき取りつきが見当たりません。そこへ運良く頂上にいた二人連れがマイカーで降りてこられたので呼び止めて取りつきを尋ねるとよく知った地元の経験者で、谷への道はもう少し舗装道路をそのまま歩いて降り、左側の駐車場広場が過ぎて右にカーブしたすぐ左側に入るのだと教えてもらえました。

 万一この方に出会えなかったら、この取りつきにも道標も赤布もなかったことから遠回りの舗装道路歩きとなっていたことだろうと植林地の薄暗く荒れた谷筋歩きを始めてホッとしながら下りました。
 この二本杉一帯で結局道探しに約20分のロスとなってしまいました。

 取りつきからすぐにまた水場で「水呑」という看板が転がっており、やれやれとの気持ちでまたまた水を飲ませてもらい一安心して降っていくことができました。 

二本杉と石室 「水 呑」

 これだけ水の多い道なのに植林地で日があたらないためでしょうか、お花はミヤマカタバミしか出会えません。この後堰堤を左側から越えて降りると簡易舗装道路が上がってきており、すぐに古屋敷という看板地です。ここまで駐車場より下にある谷への取りつきから30分でした。

ミヤマカタバミ(カタバミ科) 簡易舗装道路のほぼ終点地「古屋敷」

 ここから簡易舗装を歩いて10分で車道分岐の「矢頭」、さらに左へ3分で市原登山口の広場でした。もっとも市原登山口という標識はどこにも見当たりませんでした。ここには少し降りた場所にトイレも設置されています。この広場から上へは「これより大型車は通行止」との看板がありましたが・・さてどうでしょうか?。

 このあとは左側に炭焼窯を見て市原の集落から熊野神社、杉原谷小学校を通過して郵便局を427号線右折すると「丹治」バス停がありました。15時に到着し、予定どおり15:28発で帰京となりました。

 それにしても10年前はすんなりこのコースを歩いたのですが、林道工事などにより道が消えた場合は登山道案内の道標などの設置を義務づけるようにお役所は業者指導をしてもらいたいものですが・・

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