山中湖 杓子山'10.5.11 小雨 前夜発夜行帰り 

富士急寿駅-向原浅間神社-明見根元神社-向原峠-北尾根-杓子山-大ザス峠-高座山-鳥居地峠-忍野八海=富士吉田

 久しぶりに最初から雨具着用の山登りをしてきました。高速深夜バスが朝霧高原を軽快に走るころになんと小雨の中なのに富士が姿を見せてくれました。でもその後の山中からはまったく顔を出してはくれはしませんでした。

同行のyさん提供

 今回初めての部分の富士急寿駅(9:00)から雨中の街中を歩きましたが、2~3度道を尋ねながらようやくネットで見ていた「幸せの水」場到着で、この道が間違いでないのを確認できやれやれでした。  

幸せの水を飲んで幸せだなぁと感じました(10:10) 明見根元神社が山中に祀られて・・(10:12)

 もう少し補足しておきましょう。ここまで舗装道路から地道になって右への道へ杉林に白いしめ縄があり、この東への道を進んで明見根元神社へ入るのかな?と思いがちですがこれは見送り、さらに地道を北へ歩くとやがて水道事業記念碑も右に見送ると幸せの水場です。その先すぐに明見根元神社が祀られ向原峠へはその右に進むように指導標がかかっています。
 これでこの後は向原峠へしっかり指導標があり間違うことはありませんでしょう・・・ 

ヤブレガサ(キク科) ホソバテンナンショウ(サトイモ科)つぼみ
 

 向原峠(11:00~12:00)で傘をさしてうどんやソバなどの鍋でした。やせた尾根の峠ですが幸いにも無風でそう寒くもなく1時間近くも昼食タイムとしていました。

 しっかり腹ごしらえできた我らは杓子山北尾根へアタックです。私は3度目でもありほぼ急登状況が分ってそんなに苦痛には感じませんでしたが、さすがに雨降りの中でデジも面倒なため手持ち無沙汰で登っていきます。

 平成10年に地元の有志の方々により祀られた根元神社奥宮が20mほど降りた左にありました。今回初めてお参りしました。(13:35~45)

 根元神社奥宮からもう少し登るとシロバナエンレイソウが雨に打たれています。またその上あたりまでくるとマメザクラが雨の中でも可愛く咲いていました。

シロバナエンレイソウ(ユリ科) マメザクラ(別名フジザクラ)バラ科
 

 杓子山までの山道にはこの他に山頂手前西尾根地点にユキザサの群生(まだ蕾すらついてない)が見事でした。他にはハルトラノオ、センボンヤリにアケボノスミレ(登りのこの時点では雨中でアケボノ・・とは気づいていませんでした。)なども雨中で花びらも可哀想な姿でした。
 しかしながら春まだ遅き山道で山野草はことさら咲いてなくやや淋しいなぁと思いながら山頂はもうそこですよと山友を励まします。。。

 山頂は泥んこのはずですよと言いながら着いた頂上は想定外の状態で比較的乾いていましたが、富士はみるかげもありません。

杓子山 1597.6m 3等三角点  (14:20~30) しやれた山名札 鐘を鳴らしました!
葉の展開前またはほぼ同時に咲くグループのマメザクラは関東中部地方の太平洋側に分布
花柄は有毛で花柱は無毛。葉柄、葉の両面ともに有毛。密栓は葉身側につきカニの目のよう

 頂上では富士はダメでしたが、その代わりにフジザクラがいっぱい見られました。他にはクサボケ、ドウダンツツジも咲き初めでした。

 さぁ、富士も見られないし寒いのですぐに降りようとするとスミレがきれいですよ!との声にあっと驚きました。なんと10年ぶりの出合いでした。
 それもあちこちにいっぱい咲き競って飽きるほど乱舞状態でした。できれば薄曇りの日であればなおさら美しく咲いてくれるのではと思いながら大感動のめぐり合いにウルル状態です。・・・

アケボノスミレ

 スミレサイシンの仲間で葉の展開は特に遅く花期には半分以上巻いているとのことですが、ここでは葉の展開はほとんど見られない方が多かったようです。

 アケボノスミレは日本のスミレの中でもっとも華やかなものの一つといわれ、花色はスミレの仲間としては珍しく鮮やかな紅紫色から曙の空を連想してこの名がついたと言われて特に美しいスミレですね。。

 側弁の基部には毛の有るものと無いものがあるようですが、ここではほとんどが有毛でした。また距は太くてぼってりしています。

 この美しいアケボノスミレたちの近くにはシロバナエイザンスミレ、エイザンスミレ、アカフタチツボスミレ、オトメスミレ、タチツボスミレなどのスミレがところ狭しとこの尾根では、ここにも、そこにも、あそこにも、次から次へと咲いていました。

シロバナエイザンスミレ
エイザンスミレ
アカフタチツボスミレ オトメスミレ
タチツボスミレ

 帰宅後HPを確認していると他にもアカネスミレ、マルバスミレ、キスミレなども見られる道ありとのことで来年の宿題となりました。笑

クサボケ(バラ科) ヒトリシズカ(センリョウ科)
ミミガタテンナンショウ(サトイモ科)

 他にもコウライテンナンショウ、ユキザサ、ニワトコなどが咲いていましたが、ミツバツツジはほとんど花びらを登山道に散らばしていました。 

高座山(タカザスヤマ)1304.4m 4等点 (15:45) 山道はここまでです。(16:25)
そして鳥居地峠から舗装道路(16:30) 峠より1時間歩き「忍野八海」見物(17:20)

 今回は思わぬアケボノスミレとの出合いで自然をじっくり味わいながら歩いてきましたが、さらに来年こそはキスミレや晴れた日のアケボノスミレに富士までも見に行こう!と早くも日程を押えました。笑

 @はこちらからご覧ください。さぁ、次回の7月に咲くお花はどんな種でしょうか?

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