高島トレイル 三国岳'10.5.17 晴

生杉ゲート-地蔵峠-カベヨシ818-岩谷峠-三国岳-茶屋跡-桑原橋

 高島トレイルの最終コースを所属の新ハイ関西のTリーダー山行で歩いてきました。

 生杉ブナ原生林の休憩舎(WCあり)までマイクロバス(22人乗り)で入り、林道ゲートから地蔵峠まで林道を上がっていよいよ山道のトレイルに入ります。
 ゲート近くの林道では車窓より満開のウワミズザクラ(バラ科)が何本もあり、歩き出した林道ではガマズミ(スイカズラ科)、アズキナシ(バラ科)などが真っ白のお花で出迎えてくれています。

地蔵峠、ここの左手前が登山口です。 取りつきは左の急坂をよじ登ります。

 登山口にはコミネカエデ(カエデ科)がつぼみをつけ、比較的珍しいアワブキ(アワブキ科)も新緑をひろげていました。

 急な登りにはブナの新葉が目にやさしく、それに大きな古木がいろいろ突っ立っているのもあ〜深山にいるんだ!と気持ちを和ませてくれます。

 そんな中の林床には雌雄異株のユズリハ(ユズリハ科)がつぼみを膨らませて開花準備中です。

ユズリハ雄花 雌花

 稜線に乗るとなだらかにアップダウンを繰り返しますが、ところどころ尾根の方向を変える地点には次のような指導標がしっかりと立てられています。

 高島トレイルのマップに表記のある「カベヨシ818」は表記なく、登山者が手書きで書いています。

 列の前の方でまぁ、可愛い!と黄色い声が聞こえます。近づいてみるとフデリンドウが1個〜4個までのお花をつけていろいろたくさんあちこちに可愛く咲いています。

 そばにはオオバタネツケバナも白いお花をいっぱいに咲かせているではないですか・・

リンドウ科フデリンドウ
アブラナ科オオバタネツケバナ

 岩場ぽい尾根筋にはホンシャクナゲ(ツツジ科)がまだまだきれいに咲いてくれていました。そしてコースのほぼ中間点の鞍部にある岩谷峠到着でお昼となりました。それに岩場によく見られるヤマグルマも何度も出会いました。  

 道々イワウチワは完全に終了していましたが、イワカガミは少しだけ残花が見られました。またムシカリはまだまだ咲き初めの様子でした。
 それにテツカエデ、ハウチワカエデ、ウリハダカエデ(以上カエデ科)やホオノキ(モクレン科)なども沢山見られます。

イワウメ科イワカガミ スイカズラ科ムシカリ(別名オオカメノキ)

 そして約4時間で本日のピークである三国岳到着です。早速山座同定が始まりました。北の樹林の間には百里ケ岳が頭をもたげています。

 また南東側は切り開かれて展望がききますが檜の上部の枝がややうるさい感じです。。。もちろん比良の雄である武奈ケ岳はよく目立ちます。その左は釣瓶でしょう。さらに北側には蛇谷ケ峰も見えます。もちろん武奈より南側の蓬莱も山頂にリフト小屋らしきものまで見えます。

三国岳959m、2等三角点 百里ケ岳
武奈ケ岳で左は釣瓶岳 右に蓬莱山

 頂上を踏んだ後は下るだけです。最後の稜線歩きで山頂から半時間ほど歩くと本日のハイライトとなったサルメンエビネ(ラン科)の登場です。賑やかに交替で撮影大会が始まりました。

お花の右側に斜めに立っている黒い球状のものは昨年の果実の跡です。

 そして近くにはカラスシキミ(ジンチョウゲ科)という珍しいお花も見られました。8月頃に赤熟する果実は有毒です。

赤く熟す果実がミカン科ミヤマシキミに似ていることから烏シキミと名づけられた。

 稜線にはおもしろい姿の杉の巨木も見られますがとんとんと歩いて経ケ岳分岐の鞍部の茶屋跡で最後の一本です。

 歩き出してすぐには花茎に毛のないサワハコベ(ナデシコ科)が咲き、その後にはチゴユリ(ユリ科)の残花も見られました。峠より雑木林や杉の植林の尾根を45分ほど下ると桑原橋登山口(きれいなWCあり)に到着です。

 今日のトレイルコースはそれなりの速度で進んだために時間はそんなにかかりませんでしたが普通ならもう少しかかるでしょう。
 またコース全体が総体的によく踏まれており踏み後はしっかりしているために指導標さえ見落とさなければ道迷いとはならないでしょう。

 なお、タイムテーブルは次のとおりです。

生杉ゲート9:26~35・・地蔵峠10:00~04・・カベヨシ81811:13~16・・岩谷峠12:00(昼食)50・・三国岳13:40~55・・経ケ岳分岐14:44~55・・桑原橋登山口15:40~53

登り=生杉ゲート〜地蔵峠〜三国岳まで4時間14分
下り=三国岳〜桑原橋まで2時間13分の合計6時間27分(含む休憩時間)でした。

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