大峰 弥山から鉄山'10.10.18~19 曇

初   日 下市口=天川川合-熊渡-カナビキ橋-カナビキ尾根-縦走路出合-高崎横手-狼平避難小屋(泊)
二日目 小屋-高崎横手-レンゲ道-弥山辻-明星ケ岳-八経ケ岳-弥山小屋-弥山-修覆山-鉄山平-鉄山-ザンゲ平-大川口

 紅葉を狙って八経から弥山そして鉄山を好きな単独行で歩いてきました。お目当ての紅葉は今年はややもの足りないかなぁ・・って感じでしたが・・・。

 
鉄山平から

 初日は天川川合から熊渡まで1時間ほど車道歩きで、熊渡の川迫川橋から急登のカナビキ尾根を黙々と2時間ほどで登り、そしてお気に入りのブナの森でやや早めの秋彩を存分に心遊ばせました。

みたらい渓谷へは川合から27分 カナビキ橋で昼食だ。熊は大丈夫かとキョロキョロ
カナビキコースは車組がしっかり踏み跡つけている ブナの森はいつきても心癒される場所

 今回は頂仙岳も踏もうと心準備は出来ていました。北側からのなだらかな登りは上手く登れました。山頂は少しヒノキが切られて大日山、稲村ケ岳、山上ケ岳、大普賢岳などが見えるようにしてありました。でも下るルートは南側はトウヒや岩多く無理で、少し戻ってから西側へ崩落地沿いに直で降りればいいと思います。
 また山頂にはナンゴクミネカエデがひとりだけ紅葉していました。

頂仙岳1717.4m 3等点 山頂の伐採地からの展望

 狼平避難小屋手前の谷筋ではヤマモミジやナンゴクミネカエデは紅葉盛りでオガラバナはやや遅しでした。また明日歩く弥山から修覆山一帯稜線下の山肌もきれいに見えていました。

ヤマモミジ=普通葉柄に溝がある オガラバナ=材が麻幹のように柔らかいからの名
ナンゴクミネカエデ=大峰には多く裂片の先尖る 同左の奥に弥山の稜線下の山肌も紅葉

 そして本日のお宿はこちらです。狼平避難小屋は下4人上3人なら快適でしょうが、それ以上となると狭く感じるでしょう。
 今回は弥山川を遡行してきたが明日カナビキ尾根を下るだけだという男性2人との3人でゆったりとできました。ただ土曜日は利用者多数のようです。
 それにしても今回は夜間冷えたためにほとんど眠れませんでした。持ってる温度計によると5度前後でした。防寒対策がやや甘かったのは反省点でした。

弥山川にかかる橋の上流左岸の紅葉 橋の上より下流の紅葉です
珍しいフウリンウメモドキの真っ赤な実は全てなく
なっていたが鳥が全部食べてしまったのかな・・
(9月3日にはおびただしい赤い実があったのに)
こちらはご存知オオヤマレンゲで冬芽の頂芽は
つやがあり、1~1.5cmと大きい

 明けて二日目は寝すぎて7時前の出発となってしまいました。夜中には満点の星が見えていましたが朝は青い空はなく真っ白ではないですか・・
 でも予定どおり高崎横手出合からレンゲ道に入り、日裏山は巻いてテラス弁天で明星ケ岳、八経ケ岳と弥山などの展望を楽しみました。

 そして弥山辻からも誰も居ない明星ケ岳を踏み、八経への途中に昨日登った頂仙岳をガスで消える直前に眺めてまた登れるのだろうかと感慨に耽りながら八経も白、白で淋しい限りでした。

八経ケ岳(左)、明星ケ岳(右) シラベの向こうに弥山(左)、八経ケ岳(右)
明星ケ岳1894m真っ白で〜す・・ 中の尖ったのが頂仙岳、すぐにガスで消える
山頂はこれまで何度踏んだことか・・ オオヤマレンゲと一緒にミヤマモミジイチゴも多数
群生している。普通茎は無毛、棘もない

 しかしながら弥山からの有名なあのトウヒ倒木群たちの部分を通過は大変でした。予報では晴マークだったのに一面真っ白で行く先のピークはほとんど見えません。
 やや・・これは大変、今日は止めようかなと一瞬思いましたが、これくらいの状態で撤退では男がすたると意気盛んに弥山天川奥宮から倒木群へ突入です。

弥山の神社裏からすぐに右の道??、、、こんな倒木連どうして進むの?
修覆山って薄くて写ってない。1846m 山頂北西の眺めだがすぐ前は迷ケ岳だろうか

 今日はあたりは真っ白なため、ルートファインティング力が試される日となりそうです。踏み跡はないため倒木群の中をまず磁石で角度をとり進行方向を決めます。

 お陰でここまで順調に神社裏スタートから半時間で着きましたが、修覆山からの方角で困りました。21度の方角に降りるもまったく人の降りた様子が皆無です。これはおかしい?そうだ岩湧山の花でお馴染みのNさんのHPでも見たとおりこの一帯は磁石が狂う地域だろうと思い出しました。
 すぐに引き返し磁石はここでは当てにならないと踏み跡探しです。ありました。踏み跡は磁石より北よりに降りていました。
 ここは薄い踏み跡にしてもあったのでよかったのですが、弥山からここの山頂までに磁石の狂う箇所があれば踏み後なしのためお手上げですが・・

 それにしてもここ修覆山から鉄山平までの間のルートには赤布や踏み跡は少ないのですが、修覆山までのルートとは大違いで歩き易いでしょう。
 しかしながら今回は修覆山から鉄山平までの間で落葉に泣きました。赤布のない箇所あたりで落葉で道が完全に分らない部分が沢山あり、分る一帯まで引き返したのは5回ほどもあり鉄山平まで予定より時間が相当かかってしまいました。

 人間て恐ろしいですね。道が完全にないルートなら角度をとって踏み跡など気にせずにルート取りして進んだのですが、踏み跡があると頭にあるために角度取りに力が入りませんのでうろうろした訳です。
 でも最後はこれではビバークか?とちらっと頭をよぎったことから真剣になってやっぱり角度を信じて方角を定めて鉄山平への赤いテープを見つけた時はホットしました。その後はまったく問題なく下山口の大川口まで降りれました。

 さてその鉄山平からの秋彩ですが、う〜ん?というほどの光景とはなりませんでした。歩いている間に霧雨にもあったりして木の根っこが滑り易く結構体力も使いました。その平からももちろん木の根っこなど登ったり激下りをやったり気の抜けない大変なコースが続いています。相当な体力が必要です。

鉄山1563m 山頂は狭い下りは激急坂連続 山頂より川迫川(コウセガワ)を見下ろす
鉄山より下ってザンゲ平で懺悔する・・? 上流に向って橋を渡りすぐ右に入るが立入禁止
の看板で下山口にもロープでしっかり通せんぼ
されています。鉄山の道標も撤去で標示なし

 もちろん最初の部分のトウヒの倒木群あたりでのアスレチック状態では体力、精神力など技術力も重要です。いずれにしても上級コースといえるでしょう。入山にあたっては用意周到にして山慣れた方と同行した方がいいでしょう。

 それにしても下山口の大川口から天川川合まで2時間の舗装道路歩きは久しぶりでした。お陰で足が痛くなりました。トホホ

 (初日)下市口(バス55分)天川川合(50分)熊渡(105分)縦走路出合(65分)頂仙岳(30分)高崎横手出合(17分)狼平
 (二日目)小屋(10分)高崎横手出合(20分)テラス弁天(35分)明星ケ岳(21分)八経ケ岳(25分)弥山小屋(3分)弥山(40分)修覆山(80分)鉄山平(30分)鉄山(18分)ザンゲ平(57分)大川口(120分)天川川合(バス55分)下市口

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