播州七種山'10.10.23 曇 

野外活動センター-七種滝-七種山-七種槍-稜線終点-野外センター

 岩の稜線と変化の多い歩きが楽しい関西百名山でもある七種山(683m)の定番周回コースを歩いてきました。この山は8年ぶりでコース内容などほとんど記憶の外であり、初登頂なみの新鮮さを享受することができました。

 今日は晴こそしなかったものの展望もでき紅葉はこれからでしたが、岩場交じりの稜線歩きが後半に連続してあり、低山歩きとしてはそれなりの楽しさが味わえる山でもありました。

 福崎町青少年野外活動センターに駐車し、七種山へ向けて歩き出すとしばらくして左に最奥民家で小滝林道との分岐、その先には二本松と呼ばれる立派なスギの大木が現れます。
 川を渡って金剛城寺旧山門に到着し、手前広場にはトイレ、水場もありここにも駐車スペースがあって七種山をピストンで登るのであればここまで車で入る方が便利でしょう。と思ってさらに登ると太鼓橋の手前にも2〜3台くらいの最後の駐車スペースもありましたが・・ 

金剛城寺旧山門 太鼓橋

 七種山までの山峡にはなぜか滝の標示が連続で現れますが、七種滝以外はほとんど顕著な見せ場の少ない滝といえば失礼でしょうか・・?
 川を渡り右手に最初は雌滝。沢縁まで降れずに遠目に見るだけですが水は細いようです・・?。次は夫婦滝とあるも草が生えすぎて立派な看板の割にはどこにあるのか分かりません。名ほどたいしたものではなさそうです。
 鳥居が見えると、その手前に七種の滝を見るための滝見台へ行く遊歩道との分岐がありますが遊歩道と聞くと今日の我等は山登りだ!、遊歩道なんて・・?との気持ちで躊躇なくそれを左に見送り、鳥居をくぐり太鼓橋を渡ると目の前に虹ケ滝がありますが気にもならない。
 次の八龍滝もどれ?てな感じで通過し、お目当ての七種滝の下に着きましたが・・。雨がしばらく降っていないのか岩肌がむき出しで凝視しないと分らないほどのちょろちょろ水で滝とは名ばかり、落差72mの滝とは看板に偽り有のよう・・? 

かすかなほどしか水は流れていない 七種神社

 滝つぼ近くまで行ける踏み跡も見えましたが、パスしてそのまま石段を登ったところがこじんまりとした七種神社でした。境内には滝見用のベンチあるも今日はただ腰掛けるだけでした。
 本来ならこのベンチに座ってそそり立つ岩壁に豪快に水流落ちる瀑布を中段から見上げるさまは迫力満点らしいのですが・・、いつかそんな情景を目の当たりにしてみたいものです。

 七種神社からは急坂の連続でロープや岩角を掴みながら登ることとなり一気に高度を稼ぎます。この急坂は展望岩まで続き、あえぎながら登ることになります。
 展望台での眺めはガイドブックでも見られるように素晴らしい眺めで、ソービロ(この名は七種山山頂でお会いした3人組の地元の方に教えていただきました。)、七種薬師からの山並み、そして七種槍が見えます。福崎市街を流れる市川も見えました。

展望台から七種槍

 倒木多い七種槍方面への分岐を過ぎてすぐ山頂に到着です。松の倒木など道はひどく荒れ山頂は狭くて、直下のつなぎ岩の標示につられて左側からロープを頼りにわずかに口をあけた岩盤の上を跨いで進み、すばらしい絶景を堪能します。

七種山頂680m三角点なし 山頂直下にあるつなぎ岩からの七種槍
つなぎ岩は3〜40cmの隙間、真下を覗く つなぎ岩から山頂を見上げる。

 足元切れ落ちるこの岩の上から恐る恐る眺めるとなんといっても七種槍は秀れ山です。もちろん右側に見える七種薬師も立派です。これらニ座と今居るこの七種山を七種三山と言われているとの話も出ました。

 眺めが終わると頂上に戻って35分も昼食ロングタイムです。2人組、3人組と増えて先に出発ですがこれから北向きへの道が倒木多くあたかもアスレッチックのようです。この荒れようは6年ほど前に但馬地方の円山川氾濫で大ニュースとなったあの台風23号時に、この一帯でも相当の倒木被害となったとのこと、樹木の痛み激しく登山者もずっと辛い歩きを強いられています。

シコクママコナ(ゴマノハグサ科) ヤクシソウ(キク科)

 薬師峰分岐より反対側の右へ激下りをどうにか下って、そして町界尾根を進み七種槍を目指します。北東へと延びる尾根を下るとP552の分岐に出ます。その北の尾根に間違って入らないようにここにも道標ロープ設置で通行を誘導してありました。さらにどんどん下りが続き途中で小滝林道への分岐が右に降りていましたが我等は尾根筋を直進です。

 七種槍の手前でまたもや激登りがありましたがT字になったところを左に上がりきると小広い七種槍山頂で七種山から1時間20分で到着、夫婦が休んでおられました。我等もわずかに休憩して開けている西北の展望、目の前に歩いてきた七種山が見えるのも感動ものでした。そうそうこの山頂ではヒカゲツツジが咲くようです。次の訪問はぜひヒカゲツツジの頃の春としよう。

七種槍577.3m 4等点 七種山、左は554P

 可愛い4等三角点が埋まっていましたが、結局このルートにはここと次の393.4Pにも4等三角点の二ヶ所のみの三角点でした。
 また山頂から南東へは市川町へ下る道が延びていますが、野外活動センターへ下る道と間違うためかロープが張られており、「野外センターへは下山できません」と掲げてありました。

 1人、そしてさっきの3人組が上がってきて山頂を辞し、稜線を南下すると一転して岩場の道の連続です。これ以降がこのコースの核心部といえる岩稜歩きです。岩つきのやせ尾根が連続して出てきます。隋所にロープが設置され雨天や強風時は要注意でしょう。

 展望の良い天下台と名のつく地から奥山やさらに前方にはこれから下る野外センターや田口奥池が見えます。一本立てて展望を楽しんでいるとソービロから七種薬師などを縦走してきたというあの地元の3人組がもう追いついてきました。さすがに健脚組です。

 我等も歩き出しましたがもう離されました。そして小さなピーク、道沿いには踏まれはしないかと思うくらい可愛らしい奥山の4等三角点が頭を見せていましたのでここでまた立ち休憩です。ここは気にしていないと通り過ぎてしまうのではないでしょうか。その先を進んで振り返れば七種槍と七種山の展望が素晴らしく見送ってくれており、東側には播但道路を挟んで笠形山が霞んでいます。

 露岩の金取岩が出現しこれを右から巻くと鎖場です。鎖場というより危険を知らせる配置のような鎖なので、一瞬先へ行っていいのかどうか戸惑うのですが、右は切れ落ちているためこの鎖を左に跨いで岩尾根に乗り、文字の読めなくなってしまった錆び付いた鉄のプレート二本をやり過ごします。
 そして鎖場をすぎた地点の先に野外センターへの近道がありますがこれも右に見送って下山の目印となっていた鉄塔下から最後の登り返しです。
5分も登るとピーク350mでしっかりとした野外センタへの道標が立ち、この先は稜線に道は続いていますが、通行止めの表示があります。ここで最後の七種山、七種槍と七種薬師の七種三山の見収めとしました。

稜線終点からの七種山、手前554P、左588.6P 稜線終点からの七種薬師、右は588.6P

 この野外センタへの下りピークより道は乾いているのにズルズルとよく滑る激急坂を次の鉄塔に下り、林間にはコバルトブルーに輝く田口奥池が見え出してようやく水辺に降り立つことができました。
 野外センターのきれいで立派なトイレ、水道設備をお借りして顔など洗いすっきりして山友の車に同乗させていただき無事に帰京することができました。

 お断り
今回はデジ持参を忘れてしまいました。携帯2枚しか撮りませんでした・・・トホホ 悪しからず・で〜す・・・

10/29追記です。
 当日ご一緒したUさんから沢山の画像を送信していただきましたので挿入させていただきます。ありがとうございました。


野外センター935~40-山門1005-最後のP1020-七種滝1030~35-展望台1108~13-七種山1117~53-552P1215-小滝林道分岐1232-天下岩展望台1245~50-七種槍1312~25-奥山1423~28-金取岩鎖場1431-鉄塔下1443-野外センタへの下りピーク1448~55-鉄塔下1502-下山口1510-野外センター1515~28 

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