奥多摩雲取山石尾根縦走'10.11.3~4 晴

二日目 深夜高速バス等利用で登山口の日向大谷へ-清滝小屋-両神山-清滝小屋(泊)
三日目 小屋-日向大谷(バス移動)三峰神社-白岩山-雲取山-避難小屋(泊)
四日目 小屋-七ツ石山-鷹ノ巣山-六ツ石山-奥多摩(泊)
五日目 山の宿-秋葉原/つくばエクスプレス、バスでつつじが丘登山口-女体山-男体山-筑波神社

 今回の雲取山は長年気にしていた多摩川源流の山々の連なる石尾根縦走でした。それに取りつきも埼玉県側の三峰神社としよう。なお、古い地図に掲載されています秩父側からのコースで大輪からの三峰ロープウエイは廃止となっています。

 前日の両神山からの路線バスをつないでそんなに時間もロスすることなく三峰神社登山口へ到着できました。早速大きな駐車場から土産物屋を右折して鳥居をくぐって山道です。 

 この埼玉県側は雲取への最も古いコースといわれ、中でも前白岩山への急な登りは足場を岩角に求めて頑張り、緩急の登りを繰り返すこと限りない体力勝負の部分も待っています。

10:30 三峰神社登山口から山道始まる 11:45 地蔵峠は1本立てよう・・
11:50~12:15 霧藻ケ峰休憩舎 古いが泊れる。 霧藻ケ峰の小屋前でのんびり昼食
休憩舎前より和名倉山(白石山)が座ってる。 北西には両神山がくっきり見える。
紅葉がきれいなサラサドウダンと高木で同定困難
であったがいつか名をはっきりしたいものだ。
もちろん小屋主も知らなかったが・・
1352~57 この白岩山までが一番堪えた。山頂は
S34年の伊勢湾台風での森林破壊跡地らしい。
50年経った今はダケカンバの幼木が育っている。

 (霧藻ケ峰休憩舎12:15-前白岩山13:10~15-白石小屋13;28-白岩山13:52~57)

 そして芋ノ木ドッケという聞きなれない名が現れました。芋ノ木ドッケの芋ノ木はウコギ科のコシアブラのことで、ドッケとは突起がなまった言葉であり、つまりコシアブラの多い尖った峰につけられた名であると近くの地名考証で説明がありました。そういえば奥多摩にミツドッケという山にも登ったこともあります。

14:02 コルに看板立つもほんとうは上のPのはず 14:17 長沢背稜分岐、この稜線も気になり・・
14:29~34 大タワ、ここから巻き道でなく男道を
登りました。
14:52~57 雲取山荘の小屋番に声をかけてお水を
給水させてもらいました。
15:24~29 雲取山2017.1m 1等点 富士はパ〜 15:35 100mほど先のすぐ下がった宿の避難小屋

 雲取山山頂(富士山まで58.3km)そばにある雲取山頂避難小屋からの眺めも最高です。まだまだきれいなこの小屋は20人くらい入ることがあるとのことですが、今回は7人でゆっくりできました。ただトイレも別棟にあるのですが、小の方が故障していて使えませんでした。
 小屋の作りも頑丈にできていて綺麗な小屋であり水場があれば本当に便利な小屋なんですが贅沢はいえません。小屋外壁に下がる温度計は深夜でも−1度で小屋内では3~4度くらいだったため、そんなにきつい寒さではないように感じました。

 小屋で私の隣に寝た方にもびっくりです。実は去年の5月に西丹沢の畦ケ丸〜菰釣山を縦走したのですが、最初に泊まった一杯水避難小屋の話が出て一緒だった人だと分ったのです。今回は明日飛龍山へ登り丹波へ下るとのことで、二度あることは三度あるといいますね、またどっかでお会いしましょうと別れました。

 そして一番喜んだことは同宿した新宿から来たという方が20kgのデカザックと聞き、この方は相当な山屋だなと話が弾みました。そして翌朝の食事時にはどんどん話が進み、登ってきた鴨沢へ下るのは止めてあなたと石尾根をご一緒してよろしいかとのこととなって結局私が道案内をしてもらってしまう羽目となりました。

 これには大助かりでした。歩いてみてやや道不鮮明な箇所も若干あることが分り多いに助けられました。当方は初めてのルートでしたが、何度も歩いているというOさんに安心して同行させてもらい、それもずっとある巻き道を通らずにきっちりピ−クを踏んで完歩できたのはラッキーでした。

6:25 雲取山頂避難小屋前より

 早朝は風もそう強くなく日の出を見て富士山も眺めて朝食を済ますと6:53出発でした。いよいよ石尾根縦走の始まりです。歩けばどんどん右前方に富士山が微笑んでくれます。   

6:15 雲取山頂避難小屋前より日の出 7:05 スタートしてすぐの下りより

 防火帯の尾根は元より七ツ石山、千本ツツジ、日陰名栗峰の先、圧巻は鷹ノ巣山からの大展望にも惚れこみました。

7:52~57 七ツ石山1757.3m 3等点 カラマツ越しにすばらしい 富士から56km
もちろん今下りてきた雲取山も振り返り 9:07 日陰名栗峰の先の下りで

 そして鷹ノ巣避難小屋到着です。ブナ、ミズナラなどの落葉樹の森の中で雰囲気は最高のロケーションです。もちろん外にトイレも完備、水場も近いのでここでも泊ってみたいなと思えました。同行のOさんは山の会ではここが忘年登山の宴会場なんですと笑って話してくれました。 

9:20~40 快適そうな鷹ノ巣避難小屋でゆっくり・・ 水場は200m下ったところにあり

 そして小屋から20分で360度の鷹ノ巣山山頂です。大菩薩そして右に南アも、丹沢、さらに奥多摩三山の山並みが手に取るように大パノラマを繰り広げてくれました。

11:00~10 鷹ノ巣山1736.6m 2等点 富士から58km
 

 

鷹ノ巣山の山名木は相当古い 富士はどこまでも秀麗だ〜♪
雁ケ腹摺山や大菩薩など小金沢連嶺も 三頭山の奥には丹沢の山々

 そして最後のピークである六ツ石山でゆっくり昼食としましたが、この山頂からはカラマツ林が邪魔して富士の展望は辛いです。でも大菩薩やその右奥遠方に南アの白根三山は見えました。

 そしてこれよりまだまだ長い下り道を約1時間半ほどのほぼ樹林帯をひた走りに歩きとおしました。その道で一箇所のみオヤマリンドウの残花を見たくらいで道々にはマルバダケブキの花枯ればかりを見て歩きました。

 下山口から近道を経てもJR奥多摩駅手前の氷川橋畔の宿まで早足で25分もかかって、結局六ツ石山から最後まで2時間もかかりました。でもこの近道もOさんのお陰でした。ほんとうにお世話になりありがとうございました。 

11:20~40 六ツ石山1478.8m 3等点 13:05~10 舗装道路に面した下山口

 無事に四日目を終えて感じたのは雲取山のコース中で最も長い約20kmの上級コースとガイドブックで掲載されている石尾根縦走を6時間半ほどで歩けたことは達成感とともに体力的にも相当な自信につながりました。

 さて今晩のお宿はようやくお風呂に入れる前にも泊まった山の宿鉢の木でゆっくりさせて頂きました。さぁ、明日は今回の最後の山である筑波山ですが、こちらは日本百名山中で一番の低山のためにのんびりいけることでしょう。

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筑波山