中尾根から愛宕、竜に地蔵山の愛宕三山を歩く

京都西山 愛宕三山'11.1.1 晴のち曇

保津峡-中尾根-七合目上-水尾分れ-愛宕山-ジープ道-竜ヶ岳-
滝谷-反射板-地蔵山-ジープ道-樒原分れ-神明峠-水尾-保津峡

 あけましておめでとうございます。本年も拙いHPですがどうぞよろしく願います。

 さて、今年は例年にない大雪の元旦となりました。山は大雪だろうからと、いつものように暗い内から家を出ることは控えることにしました。ところが京都駅でJRが雪のためにポイント点検とやらで45分も遅延です。

 キャ〜遅出に輪をかけて遅延、これはいつものマイクラシックルートは無理だ!と行程短縮です。芦見谷を下って竜ケ岳東の激急登り、それに水尾尾根から明智越よりJR亀岡駅までもとうてい時間的に無理と読んで変更を歩きながら考えました。

 結局今回予定していた中尾根から愛宕、竜、地蔵の三山を登り、神明峠を下って保津峡まで車道歩きとしました。中尾根と竜ケ岳に地蔵山はまったくの新雪を踏めました。

 JR保津峡駅(9:00)を下車したのは8人だったのですが、私以外は全員つつじ尾根のようです。歩き出すとH23年3月まで道路拡張工事中で、その先の亀岡ハイキング道は土砂崩れで通行止めの看板が立っています。

 さらにその先のカーブの先の右の斜面が取りつき(9:20)ですが、いきなり急登で新雪が滑る滑るで参りました。50分ほど尾根を歩くと米買い道と合流する大岩(10:10)です。
 ここまで新雪でたわんだ小木の雪に悩まされながらの前進でした。頭からザックも真っ白で何度もの雪払いも疲れる原因の一つでしょう。

 この後はいつもの西コースに左折しないで、中尾根ですから直進です。この先あたりから急登がずっと続きます。それより杉や檜の植林地に間伐の手が入ったためでしょうか、鹿除けのネットが張り巡らされました。登山道がその中を出たり入ったりで計4ヶ所の網の門を通過します。

 そして七合目上の表参道に合流してすぐに水尾分れの休憩小屋ですが、中のベンチまで雪が張り付いています。とても座って休める状態ではありません。
 中尾根は最後までトレースなく静かな山歩きでしたが、表参道に合流したとたんに大勢の方々が登って来られたり下山されていました。

 踏み固められた道はかえって滑りやすくなっておりとても歩きにくくなっていましたが、なんとか黒門(11:33)をくぐりそして雪のかぶった石灯籠(11:40)の愛宕の境内まで押し上げました。
 オ〜久しぶりにたくさんの雪をつけた石灯籠の光景に出会えました。温度がそう下がっていないのか周りの木々が樹氷とはなっていなかったのが惜しまれます。

 ようやく山頂(11:47)です。温度計は−4度でした。帰宅後我がHPを見ると去年とまったく同じ温度でした。でも積雪量は今年の方が多いようです。

 お参りを済ませ、昨年の御札を返礼した後はやっぱり今年も「阿多古祀符 火迺要慎」の御札をうやうやしく頂きます。

 この後はストーブ小屋に入って昼食(11:55~12:25)とさせていただきました。お腹が膨らむと、さぁ、竜と地蔵が待っているんです。のんびりしていられません。
 ジープ道から比叡山、蓬莱山に武奈ケ岳もなんとか見えました。

 そしてオオウラジロノキがある竜ケ岳の取りつきからすぐで竜と地蔵の展望台から、かすかに雪をつけた二座がきれいに見えました。

 ジープ道以外は誰も入っていません。どんどん小木の枝雪を払い除けながら進むも次第に足元が深くなってきます。深いところで雪は膝下くらいでしたが、吹き溜まりとなると手にあるピッケルも埋まらんばかりです。そんな箇所を何度も通過して愛宕から丁度1時間で山頂到着(13:25~45)でした。

 もちろん山頂からいつものように地蔵山や愛宕山を見て、あぁ今年もお正月にこの景色が見られたんだと感慨もひとしおでした。

 このように竜ケ岳の山頂には三角点は埋まっていませんが、それなりの展望があります。ところがこのあとに行く地蔵山は1等三角点なんですが、展望は皆無となっています。皮肉ですね〜

山頂より真西に地蔵山 ほとんど真南に愛宕山
東に比叡山の見えるのも初めて知りました。 南東には広沢ノ池や蛇行する桂川も見えます。

 展望を楽しんだ後は引き返しが下りとなるためにここでアイゼン装着です。今日は8本爪を用意しました。これで足元は心配なく下れます。

 そして今日一番のお楽しみ箇所の滝谷です。ここは下って登ってその後が激急下りが待っています。

滝谷へ1/3ほど下って振り返り見上げます。 その下の谷への半分ほどにヤマグルマが寒そう
まだまだ激下りが続きます・・足元注意です。 そしてようやく滝谷に降りました。(14:10)

 そして滝谷を少し南に鹿の足跡で進みますが、この部分も倒木多くかつまた斜面歩きですから要注意でしょう。それにこの後の反射板までの激登りにはいつも泣かされます。もちろんその間はいつもながらしんどくて写真など撮った覚えはありません。
 いえそうだ!、歩き始めたころにシキミの実を見て撮ったのを思いだしましたが、さて何年前になるんでしょうか・・

 なんとか苦しい滝谷から反射板へのアルバイトを半時間ほどですが、ロープのお陰でそれでもいっぱいいっぱいの状態でやっつけることができました。
 着いた反射板地は(14:50)いつもは風の通り道のために寒くて困るのですが、今日はそんなに風は強く感じませんでした。ここでアイゼンは着脱です。なお、この反射板は旧国鉄が設置した設備のようです。。

 これから向う北の地蔵山はいつものとおりです。でも地蔵とは正反対に南の愛宕山は小低木が生長してきたようで次第に隠れるような感じとなっていました。
 南側の小低木がもう少し温度が下がればきれいな樹氷になることでしょう。

 すぐに地蔵山に向おう。そろそろ時間がなくなってきました。あまりゆっくりしていると最後は暗くなってしまいそうです。

 この反射板地から地蔵へは15分ほどです(15:08)。道はそんなに急ではなくもう着いたの?という感じです。でも残念なのは無展望がいただけません。

 1等三角点は雪に隠れてしまっていましたが、その三角点は点名も「地蔵山」です。調べるとこの標石は1886年(明治19)に陸地測量部の測量師館潔彦(たて・きよひこ)により設置され、1984年(昭和59)に柱石交換がされたようです。

どうです、周りの樹木達、、右の画像の反対側は北側の杉植林地です。あ〜展望はいずこに?

 さ〜引き返そう!、すぐにまた反射板(15:22)です。そして地蔵山から半時間ほど南へ歩いて三叉路に着き、ちょっと左へ立ち寄りました。今日滝谷を下って登った竜と地蔵を見るためです(15:43)。

 戻ってジープ道(15:46)に出ます。ここからは右下に牛松山、左遠くに小塩山にポンポン山もかすかに見えていました。お天気がよければ小塩山の左方向に大阪のツインタワーなども見えるのですが、今日はダメでした。
 そういえば長い間ここからの大阪高層ビル群を見ていません。

 すぐに地蔵さんの祀られる嵯峨樒原分れ(15:50)です。ご覧のように雪がどっさりです。私の覚えではこんなに多いのは相当前のことです。
 いつもならこのあたりより前のジープ道から土が見える状態なんです。

 ジープ道から嵯峨樒原分れを左折し、神明峠(16:18)まではトレースがついており時間とのにらめっことなって、こ走りで下ってしまいました。
 途中鉄塔下より嵐山富士として親しんでいる山上ケ峰もしっかり見えてうれしくなりました。右画像は下山の車道部分の神明峠の様子です。

 この後に岩ケ谷(16:28)を見て、ここもしばらく歩いていないのでそろそろ今年くらいは入りたいなと思っていると、すぐに水場でした。喉を潤しているとライトを点けた車が通り過ぎていくようです。

 そう、もうあたりは暗くなってきました。柚子の里の水尾集落を足早に歩いていて暗くなってしまった遊歩道から車道を延々と峠より1時間10分も舗装路歩きで、疲れきってJR保津峡駅へは17:28の到着でした。

 そして来た電車にキップも買わずに飛び乗ってしまいました。フゥ〜、そういえば峠よりJRまで車道を歩いたのはもう相当昔のこととなりました。今では車道でなく水尾尾根をほとんど歩いているのですが・・

 でも今年もこの調子で元気に山歩きができたら幸せです。そして雪山をもっともっと楽しみましょう!!

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