京都北山 左大文字山から衣笠山'11.1.12 晴

 今回の新ハイ例会参加に私は京都タワーを見てのスタートとしました。

 

 1964年12月28日に開業した131mのタワーは京都人にはランドマークであり、象徴的な景観であることなどから自慢のタワーでしたが、今や最終の高さ634mになる東京スカイツリー出現により、見向きもされなくなるのでしょうか?、、、淋しい・・・

 京都駅前市バスB3乗り場より205系統8:56乗車で西大路通りを北上して、下車地の金閣寺道が近づいてくると本日のお目当てのお馴染み左大文字山が車中より見えてきました。

 下車して集合場所の金閣寺前の広場で受付、仲谷リーダーからの本日のコース説明や世界遺産の金閣寺を見下ろす山であり、山中では火の使用ならびにタバコも禁止ですなどの注意もありました。。出発は10時ころでした。

 でも驚いたのは参加者60名・・・にはお、お、お、〜でした。世間はいずこも同じですが、新ハイ会員も高齢化が進んでいるようで、このような初級の平日山歩きにワンサカ押しかけることとなっているようです。

 五山の送り火の山一帯は普段立ち入り禁止の左大文字山です。リーダーにより送り火保存会会長へ許可の許しを得ての入山です。

 金閣寺前から北へ進み左へ修道院の坂道途中からはきれいに送り火の「大」の字が誇らしげに見えていました。そして火床南側直下にある入り口の鉄や棘の扉は保存会の方に立ち会ってもらい、ありがたく入れていただくことができました。

 いきなりの急坂で一汗掻きながら、5~6分でもう火床の頭部に上がってしまいました。そこは急斜面、さすがに見晴は最高です。
 本家の銀閣寺上部にある大文字山から比叡山が一望ですが、ほぼ真東のためにまともな逆光でもうひとつはっきり撮れませんでした。。

 急斜面のかたわらでは寒い中で、来週行われる全国女子駅伝のTV放送に向けての機材の設置等の準備が進んでいました。

 そうそう、他の火床と違い、ここは山肌が岩盤多く床が掘れないために、石などを入れて高く積まれた火床となっていましたが、肝心の写真は撮り忘れました。

船岡山の上に本家の大文字山 左に水井山、横高山を従えた比叡山

 今日の例会は「初心者向けのゆっくり歩こう」です。ここでのんびりゆったり展望を楽しめました。そして久しぶりに新ハイ参加ですから、多くの古い顔なじみの方々と挨拶交換も楽しいものでした。

 そして北より西方向に回り込み火床一帯より10m程登ると本来のP231の大文字山頂上です。でもここは展望もなく通過して行きます。途中の山道は自然林が続き、とりわけネジキやモチツツジなどが多く見られました。もちろん低山の里山です。踏み跡はしっかりしていますが、枝道もいろいろあって道標もなく初めてなら迷子になりそうです。

 さらに北に向かいほどなく道なりに西向きへ進み、やや下がるとP314への分岐です。ここを左折西向きにトラバースして南の尾根へ下って行くと、草むらの林道に出て休憩です。
 そして歩き出すとやがて次の山の衣笠山が右前方に見えてきました。最後は住宅街のすぐ上の林道にある黄色のゲートを開けて大文字山からお別れです。

 5分ほど住宅街から車道を歩き、立命館大学の建物を過ぎ、金閣寺小学校の第二グランド沿いを西へ入ると、身代わり不動尊です。ここで手を合わせてウラジロの群生する山道へ緩やかに登って行きます。

 P201の衣笠山には半時間弱で山頂でした。自然林の中で1時間近くも賑やかに、昼食は陽だまりでみな楽しそうな顔が並んでいました。
 もちろん三角点もそれらしき山名札もないのですが、麓の保育園児の可愛い札が心和ませてくれます。

 さて、この後は山頂から西にやや急下りしてからは沢山の天皇陵巡りとなりました。でもマツクイムシやカシノナガキクイムシの被害で沢山の伐採木が白いビニールに覆われている姿はいたたましい限りでした。

 天皇陵巡りはまずは一条天皇稜を北に見送って、西南へ進んで堀川天皇陵です。でもここが一番のビューポイント地でした。
 ほぼ西よりに松尾山から延びる稜線上に山上ケ峰(北松尾山)が頭を持ち上げており、その南奥には霞んではいましたがアンテナ群ですぐに分る小塩山も見えます。

堀川天皇陵 右に山上ケ峰、左奥かすかに小塩山

 次には円融天皇火葬塚、それに枝道へは他にもいろいろな天皇陵の案内札もさがっています。しばらく歩くと赤坂、浪切方面、原谷へとの四差路を過ぎて一息入れ、ここからなだらかに南へ下って最後は宇多天皇陵でした。

原谷へとの四差路もよく踏まれている 宇多天皇陵は樹林の中で小雪が消えていない

 その天皇陵を最後に戻ってすぐに南への尾根を下ると5分もしないところへ珍しいアオモジが2本、多分以前に植えられたのでしょう。早くも蕾が膨らみかけていました。来月には開花するのでしょうか?

 ちなみにこのアオモジ(クスノキ科)は岡山県以西の西日本に分布し、高さ5mほどになる落葉小高木で雌雄異株です。したがって関西以東には自生はしないはずの樹木であります。
 なお、私はその現地は見てはいませんが、新ハイの仲間たちからこの木なら生駒山に沢山見られるよとも聞いています。その群生地をいずれは訪れたいとかねがね思ってはいるのですが、いまだに叶っていません。

 

 宇多天皇陵参道の門柱を出て、仁和寺へ下りました。この仁和寺境内で我が息子が休みにはいつも周り廊下でハイハイしながら遊び大きくなりました。
 あぁ、懐かしい境内です。久しぶりです。もう30年は経つのでしょうか・・、4月中旬頃の遅咲きのお多福桜であまりにも有名な境内の桜の満開時は人の賑わいで圧巻です。みなさんもその頃に一度お訪ねくださいませ〜

 そして大門下のバス停(14:27)から、これも懐かしい26番系統で京都駅までのんびりバスの旅に昔を思い出しながら、窓辺からの風景を楽しんで帰りました。

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