湖西 赤坂山'11.1.30 雪

 日本海よりの山々では今年の1月はきっちり31日まで降雪が続きそうです。晴予報は2月にならないとなさそうなために相も変わらず行ける所まで登ろう主義で今日もまたスノーシュートレッキングでした。
 今回は高島トレイル運営協議会主催のイベント参加でしたがどうやら20人ほどでのスノートレッキングです。ま、楽しみましょう〜

 今年の日本列島は強い寒波襲来が続いて各地で大雪となっていますが、どうやら昭和38年はもちろん、その後の55,58年豪雪に匹敵するような積雪状況ではないかとの地元ガイドDさんの弁でした。さすがにあちらこちらの見渡す限りの真白き雪原は私にとっても久しぶりの景観でした。

 今日の予報も近畿北部は雪とのことでしたが、湖西線の電車で行くと、まず比良連峰あたりはなんと青空ではないですか、、、これはしてやったり、予報が外れたのではとニンマリしながらでした。
 ところがです、安曇川あたりからは青い空は一転暗い空模様に変わってしまい集合場所の近江今津駅に着くころには、これまたびっくりこの一帯はどんより厚い雲に覆われて雪が降り出してきています。

 どうせ雪予報です、しかし花の百名山の赤坂山には何度も登っています。山頂の強風を知る人ぞ知ることも分っています・・、納得のこの天候です。登れるところまで行けばよいと開き直って出発です。 

 さて今津方面にきて赤坂山に登る時には必ずといっていいくらいメタセコイアの並木道が話題になります。今回もバスの車中よりパチリでした。

 メタセコイア(別名アケボノスギ、スギ科)は生きた化石植物とも言われていますが、絶滅したと思われていたものが中国で発見されたようですね。この地の固体も5〜60年前に種から大きくされたもののようです。円錐形の樹形が並木道を飾る姿は今津の素晴らしい一大景観ともなっています。
 さらにこの木とそっくりなラクウショウ(別名ヌマスギ)という樹木もありますが、その違いはこちらのメタセコイアの葉が対生するのに対し、ラクウショウは互生し、また球果がメタセコイアに比べて大きいことです。
 どちらも公園樹や街路樹として植栽されますが、並んでいるとその様子は同じように高木で見分けが知っていないと分らないほどです。

 そしてこの並木道から5分も走れば、登山口のあるマキノ高原スキー場(8:35~9:10)に着きました。↓の右画像で屋根はさらさ温泉ですが雪が多いですね。

 今ではマキノ高原スキー場はリフトも撤去され、幼児達の雪遊びゲレンデとして若いファミリーでそれは賑わっています。遠いのに大阪、姫路などのナンバーも見られました。

 到着後はトイレや準備などを済ませて出発ですが小雪はずっと降っています。ゲレンデ内を縫うように進み登山口より夏道なら階段などで結構傾斜がある所も雪のために比較的なだらかに登れます。
 雪降りは楽しいのですが、風は下の方ではそう強くはありませんでしたが次第に顔に感じるようになりました。ところが展望台(9:45~10:00)あたりまできて下界を覗くと琵琶湖方面の南東よりには青空が見えるではありませんか。でも吾らの歩くエリアはずっと雲りや風で寒く、イエ景色も曇や雪で青い景色などどこにもありません。

 さらに高度を上げて進みます。左手には真っ白の大谷山山頂も見え隠れしだしました。写真も撮りたいのですが、団体で歩いているためにそう何度も一人だけ立ち止まれません。寒風の稜線でしょうか・・白さが際立ってきれいです。
 そして丸いピークの手前稜線が目の前にきました。どうやらブナの木平でしょう。あの場所には東屋があるのですが、さてどのくらいの積雪状況でしょうか、楽しみです。

 と思いながら手先が冷たく痛いほどだなと感じていたら突然その東屋でした。なんと3mほどの高さの屋根も埋まってしまっています。

スキーは先着者の物、どうやら3人中へ居る 中は3~4人が限度のようでした・・

 この東屋で参加者の内の若い山ガール二人がリタイアーでスタッフとともに下山しました。元気組は降る雪の中をどんどん進みます。それにつれて次第に手足の先がしびれるほどの痛さを気にしつつ歩きます。すると大勢の方が急斜面下で固まっています。
 どうやらこの先にはトレースが消えてしまっているとのことです。こちらのガイドにより果敢に急登のラッセルが始まりました。もちろんずっとは続きませんので順番に元気印の者で交替でした。なんとか乗り越えてなだらかに穏やかな道となればブナも目だっていろいろ楽しませてくれました。 

 ところがどうでしょう、平原に出ると猛烈な暴風なみの風に見舞われてしまいました。そうですね、山頂も近くなった丁度鉄塔の電線の下あたり、どうやら粟柄越手前付近でしょうか。
 この一帯で後続隊の到着を待ちます。それにしても寒いのなんてものではありません。帽子を飛ばされてしまった方もありました。それに周りがほとんど見えなくなってきています。もちろんトレースは強風にまったくかき消されての雪原が荒れ狂って雪煙が舞い上がっています。

 全員が揃うとDガイドから説明です。このように付近は相当荒れてブリザード状態となってきてしまいました。山頂へは近いのですが、これだけの強風とガスの中です、無理をすると道を失いかねません。残念ですが安全面からここで撤退とします。
 との言葉に参加者も仕方ないだろうなと下らざるをえませんでした。確かに山頂へは夏道なら2〜30分ほどですが、この時期なら4〜50分もかからないかと思われますが、団体の場合はどうしても安全を重視せざるをえません。もちろん続いてやってきた登山者もここでUターンし、この先へ向う者は誰一人としていませんでした。

 そうと決まれば皆さん、元気に下り道を踏み跡なしの急坂を目がけてドンドン駆け下りです。そして風の当たらない鞍部で遅めの昼食(12:30~13:00)でした。弁当にもどんどん粉雪が混じり厳寒の中での食事に時間もそう長く取れません。

 下り道は目一杯スノーシュー歩きを楽しみ、展望台(14:05)あたりに下りてきたのですが、やっぱり雪降りの中でした。もちろんゲレンデに下山(14:35)した時にも雪は止んでくれていません。
 下山後の駐車場のマイカーにはどれもこれもツララが出来上がっていました。そんな中でゆっくり片付けてマキノ高原スキー場を後にしたのは15時でした。

 それにしても山頂も踏んでいないのにメチャクチャ、ア〜寒かった!!

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