湖北 伊吹山'11.2.3 晴

三宮神社-三合目-六合目-伊吹山(往復)

 先月20日の捲土重来を期して起死回生の伊吹でした。山頂踏破は前回と違い天候に恵まれたために当たり前の山行でもあったのですが・・

 それにしても積雪量は近年には珍しいほど多く体力勝負だけの登山となり、とりわけ6~9合目一帯の直登には相当の力が必要でした。

山頂の伊吹山寺は非難小屋としても使えるのですが中まで雪があり

 

JR近江長岡駅から登山口へのバス内から写した伊吹山
 

 久しぶりの晴れ間が湖北方面に広がったことから平日ですが、今日の登山者はバスは3人だけでしたが他にはマイカー組でしょうか、全部で15人くらいに出会いました。スキー場閉鎖によりほんとうに伊吹山も入山者が少なくなり淋しい限りです。。

 今回は晴れ上がった山ですからボッカ訓練もやってみようとあえていろいろ担ぎました。スノーシュー、ダブルストック、ピッケルや水、食料どっさりに炊事用具、それに防寒具を何枚もとで最大時の重量は約18kgでした。

9:07 登山口は最初から雪多し 9:32 一合目あたりから雪もどっさり

 バスの3人組では一番に登山口を出発しましたが、今日ばかりは唖然としてしまいました。↓左画像のように一合目上部で単独行の中高年の女性に軽々と追い越されてしまったのです。「お早いですね・・」と声をかけたのですが、「そうでもないですよ」と愛想もなくどんどん離されてしまいました。

 最も彼女は小さなザックでしたがピッケル、スノーシューだけは見えました。それにしても雪山を一人で登るのだから相当山慣れた方なのでしょう。結局この方とは下りの八合目くらいで私が登るのと交差しました。
 最近これだけ差をつけられてしまった登山は覚えがないなとシュン太郎でした・・・トホホ

9:42 一合目上部から見下ろして撮る 10:04 二合目あたりから見上げて撮る

 そしていよいよ前回ブリザード状態で断念した付近までやってきました。晴れていれば最高の雪原地帯です。↓左画像付近は無積雪期なら平な草原でホっとできる一帯です。
 ピーク右下あたりには早春3月下旬くらいには雪解けを待ってセツブンソウが咲き、左平らな地には6月下にはアヤメが咲き誇り、手前のスノーシューのトレースの見える小高いところには9月下旬のころヤマラッキョウが林立する場所ですね。

10:17 写っているピークは登らず左へ進む 10:24 三合目に着けば伊吹がようやく見え

 さて、今日のトレースは夏道である三合目のトイレ地の左方向には向わずに、右側から直進して林道を右にトラバース後にスキー場地を直登(私はここまでツボ足でしたがこれよりスノーシュー装着)するコースをトレースがついているようです。

 四合目から五合目の小屋、六合目の避難小屋などの夏道は踏まず、2〜300m右側を直進しています。↓右画像のようにほとんど直進で山頂のへこんだ部分(九合目あたり)に突上げます。

画像の中央の右へ流れるスキー場を登る 左方向にポツンとあるのが六合目避難小屋

 ところが私の今日は荷が重くて調子がでません。というより10時半ころだというのにもうシャリバテのようです。これまで避難小屋など内部を覗いたことはあっても中へ入ろうと思ったこともないのですが、今日ばかりはもうダメ、小屋で昼食をさせてもらおうと思いだしました。

 それにはもちろんトレースはないことから斜めに小屋へ向う必要があります。でもさすがはスノーシューのお陰です。
 すいすいと小屋へ到着(11:20~12:00)で中は最初は真っ暗なために、やっこれはヘッデンがいるなと思って靴を脱いで上がったところが、次第に目が慣れて電気はまったく不要でした。

 それだけ雪盲(雪や雪渓の上を歩くと紫外線による角膜の急性炎症を起こした症状である。)にやられかけていたのでしょうか。
 このような症状は雪盲以外に雪目、雪眼炎とも言われていますが、冬場の特に快晴の日の山登りにはサングラスは必携ですが、私は持参を忘れてしまいました。トホホ

 小屋でしっかり温っかい昼食を腹いっぱい詰めこんでゆっくり休憩でしたのですっかり元気回復です。さぁ、登ろう!、でもこのあたりからの急傾斜で登りの登山者によりなんとかトレースができているのですが、下りの人はみんな好き放題の人の踏まない雪を歩くためにあちこち踏み跡が乱れています。

 そんなことからトレースは崩れ、急登などでますます体力に負担がかかってきます。先行者を捕らえようとしてもほとんど無理でした。

六合目避難小屋から再スタート 踏み跡は散乱し、温度上昇で踏み抜き多し

 七合目あたり以降はもう急坂で立ち休憩の連続でした。それに途中からスノーシューからアイゼンに変更もしましたが、あちこちで足を雪に取られて抜くのにも一苦労でした。

八合目あたりから下の6〜3合目あたりが見え 真上のような山頂にゲンナリ
やっと九合目へ、そして風の芸術品模様 西遊歩道方向の雪原

 ようやく山頂の建物たちが見えてやれやれでした。上では今日は無風でそんなに寒さは感じません。これだったら防寒着はこれほど持ち上げる必要はなかったのに・・・、ほとんど使わずただの荷物でした。イヤボッカ訓練だと思いなおして自らを慰めました。

山頂の雪に埋もれる伊吹山寺と山小屋 山頂のトイレ・・みんなおとぎの国のよう〜
山小屋群一番奥のエビスヤさんが左の屋根 側候所は昨年撤去でその跡地も雪原
日本武尊も凍って埋まっている。山頂-4℃ 北尾根も真っ白

 山頂(13:10~20)で写真を撮るとすぐに下山にとりかかりました。3人しか私がいた時にはいません。静かな大雪の伊吹山頂に大満足でした。 

 下りは勝手な雪原を気ままに下ります。私は六合目以降はほぼ夏道方向で下山してみました。

13:22西遊歩道の小さいピークへは力なく無理 13:31九合目あたりから下界を見下ろす
13:45下山時に上から六合目非難小屋 14:00五合目小屋もわずかに見え
14:00五合目あたりから振り返り 14:08三合目トイレ上あたりから振り返り
14:15三合目のトイレも雪は袴か・・ 14:15三合目のトイレより高原ホテル方向
 
14:200スキー場開設の父、中山再次郎碑 三合目高原ホテル前から最後の伊吹山の雄姿

 今は使われなくなって痛みが出だして淋しい限りの高原ホテルの建物前(14:25~50)で、ホットを沸かしてのんびり伊吹の雄姿を眺めているのでした。
 これで今年も雪の伊吹をやれた幸せを感じながら三宮神社目がけてスノーシュー遊びで駆け下りました。(登山口着15:35~バス発16:05)

 なお、昨年の1月20日に登った伊吹はこちらからご覧くださいませ〜

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