京都北山 愛宕山'11.3.3 小雪

JR保津峡-登山口-大岩-西コース-水尾岐-愛宕山-三角点-大杉谷左岸-ヒグラシノ滝-空也ノ滝-清滝-落合-JR保津峡

 3日本日のリポートの前にきのう行った道整備についてです。今年も先月10日に大杉谷左岸を歩きましたが、空也ノ滝やヒグラシノ滝付近のそれぞれ上の部分、それにさらに高い地の大杉谷一般道に出会う手前の植林帯付近はたいそう登山道が荒れているように感じました。
 このような状態での登山道は荒れるに任せる状況となりどんどん廃道化が進んでしまいます。そんなことから可能な限りの道整備をしてみようと考えてみました。

 なんとか2日がお天気となってくれましたので約6時間ほどかけて左岸の道に手をいれてみました。久しぶりの力仕事ですっかり参りました。でもどうにか道らしくなったと一人自分では思ってはいるのですが、さぁ歩かれる方々にはどう映るかですネ。

 さてこの大杉谷左岸コースは作業道など枝道が沢山出てきます。初めて歩く方にはどちらの分岐に進めばいいか分らない場合が多々ありルートファインティングに苦しみます。
 そんなことからどなたでも道が分るようにと登り下り両方に配慮し、今回は白いビニールテープを要所要所につけてみましたが、この印も私が設置したものは約1年ほど経てば責任をもって撤去いたします。

 皆様愛宕さんへの登山の際には、どうぞ登りまたは下りで大杉谷左岸のご利用をなさってみてくださいませ。私的にはこのコースはやや登りがきつい部分がありますので下りより登りで歩かれるのがお奨めです。
 また所々道は細く片方が切れ落ちた箇所もありますので十分注意なさって、ほとんど人には出会わない静かなルートをお楽しみください。(2日の作業の帰り4時ころタヌキが山の斜面を降りて行くのを目撃しましたが、写真は撮れませんでした。)以下4枚の画像は3/2の作業日のものです。

薮状態のウラジロなども大分刈りました。 沢の両サイドに道のある二俣の箇所もすっきり
こんな箇所も約20mほどありましたが・・ 反対側から撮ったものでなんとかきれいに〜

 それでは本題に戻りまして、道整備はできたものの自分なりに愛宕山を登ってみて、疲れた足でほんとうに大丈夫なのかもう一度検証してみようと本日歩いてみました。
 もっともお奨めした登りでなく下りで安全かどうか確認しながらやってみました。私はこの左岸は登りを数え切れないほど歩いていますが、整備後の登りはいずれ当然別途歩いてみます。

 さて晴天のきのうと違い今日3日は寒の戻りとなり、ほとんど一日中小雪でした。したがって足元は大杉谷左岸では特に滑りやすくなっており、アイゼン使用まではいかなかったのですが、木の根や小石さらには岩混じりの急坂下りで十分注意しながら下りました。

 なお、登りに使った西コースも以前に微力ながら私が手をいれたルートで、最近ではお陰様で多くの方々に歩いていただき、すっかり登山道らしくなって嬉しく思いながら歩けました。。JR保津峡駅8:30ころスタート

保津峡駅より20分ほど先の登山口 コシダの中を道はのびて、雪、雪・・ルンルン
9:40 米買い道上のこの岩左折が西コース 10:10 炭焼き跡下あたりまで急登続き後、杉地
10:15 水尾岐小屋へこれより表参道で人多し 10:35 黒門が見えてきました。
境内の木々も薄化粧、すばらしい〜 何度出会ってもうれしいこの景観
10:50~11:30までゆっくりストーブ小屋で昼食 -5.2℃くらいか・・そう寒くはない

 さぁ下山です。でもその前に三角点も踏んでこようと真っ白(積雪5cmほど)なジープ道を行きます。いつもの比叡山、蓬莱山、武奈ケ岳などは白いカーテンが引かれたようでまったく何も見えません。

 地蔵辻を右折して岩場のロープ地を登って三角点へは15分ほどで到着です。ここも真っ白なんですが・・すぐに辞してジープの車庫前より月輪道に戻って大杉谷へ下ります。

11:44~47 898.5m 3等三角点 12:04 月輪道大杉谷岐、ここを下ります。
12:15大杉谷左岸はここを左折(桜ノ第四ベンチ) きのう3/2に写した同じ場所
12:42 すっきりした二俣も雪がつきました。 12:46道は右へ、左へ行くと仕事道で行き止まり
12:55 下り時最初の水場 道細く岩場を巻く要注意箇所あり
13:03 ヒグラシノ滝も元気な水量 13:15 分岐右へこのあたりも整備済み

 ようやく空也ノ滝への道に下山しました。↓左画像は3/2に撮ったものですが、登り時には写っている小さな橋手前の右側にある杉に赤マーク箇所から取りつきです。この杉の木のすぐ上の木の枝に白いビニールテープをつけています。今日は空也ノ滝を見物します。

 この登山口より滝は5分ほどです。また滝の左側の岩場にはクサリがあり滝の落ち口まで行けますが、最近ほとんど人は利用していません。もし登る場合は危険ですからご注意ください。 

13:32 大杉谷左岸登山口 13:37~42 修行の滝であり神聖地
上流のヒグラシより更に豪快さがりりしい 13:50登山口月輪道へは右上、空也ノ滝へは左へ

 きょうの山歩きはこれで終わったも同然です。でも今回はJR保津峡駅まで一部東海自然歩道を含めて久しぶりに歩いてみましょう。
 なお、月輪道登山口より清滝までは舗装路の下り道を歩き、その先より落合までは清滝川べりの遊歩道を行きます。
 さぁ、舗装路ですが時たま工事の車両も通過します。途中清滝の名水地で名高い水場を右に見送って堂承川沿いを清滝の金鈴橋に降りていきます。

13:58大杉谷一般コース登山口はここを右上へ 14:06 これより東海自然歩道、京都一周トレイル
14:13 金鈴橋を渡る。正面は清滝駐車場 これより右下の清滝川左岸の遊歩道へ

 この後は右岸の所々岩場混じりの遊歩道を落合まで進みます。途中には吉井勇が建てた与謝野晶子(明治11年12月7日〜昭和17年5月29日)の歌碑があります。

         『ほととぎす 嵯峨へは一里 京へ三里 水の清滝 夜の明けやすき』

 この短歌の観賞としてネットによる受け売りですが、ホトトギスは俳句で言えば夏の季語ですが、水の清滝と詠まれているこの地の清滝は昔は京の奥座敷とも呼ばれる所でした。。
 今ではその名残りだけのような風情でちょっと淋しいですが・・、その清滝に与謝野晶子が少女の頃、母と共にここを訪れ一夜をすごしたときの情景を詠んだようです。。
 清滝あたりは愛宕山の登り口で昔は宿場町だったようです。赤い欄干のきれいな渡猿橋を渡った左端の家が旅館ますやだったようです。与謝野晶子も実はこのますやに泊まったそうです。

赤い渡猿橋下より先の鉄の橋を渡って右岸へ 14:17 与謝野晶子の歌碑
14:32 明神谷の鉄橋この谷筋も愛宕へ遡行可能で中級ルートです。右上は最初の小滝
あちこちには集めて早し清滝川?(笑)の豪快さも見所・・。
14:40 ほどなくコンクリートの橋が見えます。ここの右へは古道の水尾へ続く米買い道(右↑画像はUP)
14:43 落合です。ここで東海自然歩道、京都一周トレイルとはお別れで朱塗りの落合橋より保津峡駅へ

 ↑右画像の橋の手前には「芭蕉翁の句碑→」と彫った石柱があります。左へ入るとそこには「清滝や波に散り込む青松葉 」という松尾芭蕉の句碑に出会えます。俳句好きな方には垂涎の碑ではないでしょうか?私は以前見ていますが、今回はパスでした。

 この落合より左へは六丁峠を登って嵯峨鳥居本へ達します。そして右へは柚子の郷で名高い水尾集落へ延びています。この車道は生活路で車がよく通過して行きます。
 トンネルを出て保津川沿いに下りれば奇勝で知られる書物岩を見られますが、きょうはパスします。

 そしてしばらく進み振り返ると保津川の上には嵐山高尾パークウエイが覗いています。相当古いですが天皇陛下も行幸されているとの碑をあの展望地で見た覚えがあります。

14:50 嵐山高尾パークウエイの展望所が見える。 14:56 トロッコ保津峡駅

 このトロッコ駅より先が上りになっていきます。実は落合より保津峡までの間に二つのトンネルがありますが、二つ目のトンネルが峠のピークとなって出た所からJR保津峡駅などきれいに見下せる場所となっています。そして保津峡駅の上の奥の稜線は唐櫃越で南東にチラッと沓掛山も覗いています。

 それよりそのトンネルには『平安乾域』と聞きなれない字句が埋め込んであります。調べてみると平安京時代でいわれていたという京の北西域という意味らしいです。

15:03『平安乾域』の字句のある出口 R保津峡駅、奥には沓掛山も見え

 そしてJR保津峡駅へ到着(15:10~23)です。周回のコース取りでしたが6時間半かかりました。もっとも単独でしたから休憩は短めです。

朝に撮った保津峡駅  JR保津峡プラットホームより愛宕の西の稜線も

 このルートは暖かくなった春のトレッキングも楽しいことでしょう・・是非歩いてみてくださませ、新たな発見があるかもで〜す。♪♪

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