京都北山北東尾根からの皆子山’15.2.28 曇りのち晴

 足尾谷橋-北東尾根-P619-P941-皆子山-西尾根-P926-南尾根-P889-P819-ヒノコ-百井-R477-小出石

 皆子山といえば、安曇川源流に座り、北山の奥深い位置にあるために、近い麓の人たちにもあたりからはなかなかそのピークを眺めることも容易ない山だ。それに遠望する時にも大きく丸っぽい山体のために山座同定にも素人目には、どこ~・・?、というような姿で、まさに茫漠としてつかみどころのない山でもあるまいかとの形容がぴったりだろう。。

 その登山ルートもこれまでは皆子谷、寺谷などいろいろ谷コースがあったのだが、中でもかっては足尾谷、ツボクリ谷が続く、北山では一級の渓谷美歩きから山頂をめざすコースに人気があったのだ。しかし、三年前の9月16日の18号台風で大荒れとなってしまい、今ではその足尾谷だけでなく、他の谷ルートもほとんどが一般的でなくなってしまい、とりわけ皆子谷ルートは廃道の様相を呈している。

 今では平から東尾根ピストンという山登りとしては、たしかに危険個所皆無な尾根筋ではあるのだが、変化なくいたって退屈なコースが歩かれるようになったようだ。これでは地元以外の遠方からやってくる山人たちには、いくら京都府下最高峰の山といえども、コース的にもその他の自然や眺望などについても魅力はそう期待できるほどでもないことから、以前にもまして登る人の姿は少ないようになりはしまいかと心配の山塊ではなかろうか。そのような悲観的な件はこれほどにして、私は今回も人の登りはほとんどないであろうルートを探索してみた。東コースのさらに北側を登るというものである。

 さて、JR堅田駅前から登山者で臨時も出るほどの満員の江若バス(8:50発)に乗車し、花折れ峠以降フリー乗降となってくれ、平バス停が過ぎれば坂下トンネル手前を左折しすぐ三叉路、ここで停めてもらって、バスとは反対側の従来コースの足尾谷へ向った。歩けばすぐ前方上部にこれから登る尾根の左に東コースと合流するピークの手前あたりが見下ろしているのを眺め、テンションも上るのがいつものとうり、こんな山とのつきあい方のできるのがうれしい。。 

     
 中央奥が北東尾根ピークあたりか    橋を渡ってすぐ右側の尾根が取りつき

 足尾谷へは大荒れ台風の来た年(2013.9.16)の前年に大勢のお客様を案内したのが最後でこの場所も懐かしい。その谷入口には二軒のログハウスに見える建物が立っていた。足尾谷橋手前の林道には入らずに、橋を渡ってすぐ右側の沢の手前に尾根が今回の取りつき(9:40)であった。この取りつきにはやや滑落注意が必要だが、尾根に上がるまでの短時間がやや苦しい。なんとか木や枝を取りながらの登行となった。

 そして取りつきから急登の連続であるも、尾根に上がってしまえばそう危険地は皆無となる。でも今回は雪が消えかけてアセビやネジキなどの小潅木が顔を出し藪状態だったのが悔やまれた。ここへの踏み入れにやや時期を失したようだ。可能なら来年はもっと雪つく1月末あたりのリベンジも頭をよぎる始末であった。

 そして順調に尾根を進めば、もうそろそろP619だろうかという手前あたりには赤松の古木が残っているのが表れて気持ちが安らぐ。それに北側には比良の尖がった頭がすばらしい。こんな景色はやっぱり初ルートの賜物であろう。

     
 赤松の古木が残って    比良の尖がった頭が

 わずかに緩やかな地だが、ちょっと一服としよう。振り返ってみると樹林の間には白銀に輝く西南稜の武奈ケ岳も見えた。この北東尾根から登って東尾根より登った人と合する稜線までの間では武奈がなぜかこの場のみしか見えなかったのが惜しまれたが、ほんとうはもっと武奈は顔を出していたのかもしれない。

 その後もまたまた急登が続くが、Ca750過ぎればさぁ休憩してくださいと言ってくれるかのように穏やかになってくれた。ここからの蓬莱が素敵であった。この尾根歩きでは蓬莱は武奈とは違ってなんども見せてくれたように思えた。帰宅後にどうしてこの地からの武奈の写真がないのだろうと頭を捻ったが、北寄りには樹林が広がっていたのだろうか。それにしても北東尾根は比良山系の展望台といってもいいだろう。


蓬莱が素敵で

 一本いれればまたまたCa900あたりまで急登を進むとことになる。そして穏やかになったかと思うとそこには植林地が広っがってあたりを暗くしていたが、すぐでP941手前の小ピークに到着(11:22)した。が、しかし、足元は当たりかまわずのシューによる踏み跡が散乱していた。ここまでのきれいな雪原歩きに比べ心まで乱れそうになった。でも、この後はルート探しに地形図はそう首っ引きとはならないだろうから仕舞い込んしまおう。

     
 P941手前の小ピークに到着   北東尾根最後の植林地は暗かった 

 くどいが何度もいいたい。ここまでノントレーを登り上げたのだが、いやいや、この後の南尾根もノントレは違いないと気を静めよう。小ピークすぐに北側には枯れ木立つ地からの峰床山遠望地で、目の先にP941(11:24~29)があった。踏む道はこの後の山頂までは致し方ないが乱雑な跡のトレース歩きだ。 

     
 枯れ木立つ地からの峰床山遠望地   よく目にする表示板のP941 

 Ca950の展望地からの蓬莱や琵琶湖の眺めはもう見飽きている。そしてすぐに皆子山(972m3等三角点)到着(11:44~49)だが、踏み跡の主たちの姿はないのは最近知られるようになった西尾根方向の皆子谷源頭部で昼食でもしているのだろう。
 私は見慣れた山頂からの武奈に蓬莱のツーショットを撮って、足早に西尾根から南尾根へ向おう。食事は皆子谷源頭部でと予定していたが、予想どうり20人近い人たちが大声だして賑やかに一等地を占領していた。そのために西尾根三叉路先の小ピークでと変更しよう。

     
 皆子山の表示板も上の方だけ    山頂からの比良のワンツー

 それにしても、ここ皆子谷源頭部のなんと素晴らしき雪原のおおらかなことか。ここでひとりっきりの昼飯をと願っていたのだが、土日ではこれは無理からぬことだと分かったが後の祭りである。さぁ、前進だ。三叉路までの小さなピークの連続であるが、それらはいずれも巻いて進もうと当初からの思いで、南と西尾根との三叉路まで来てから、しまったP926まで巻いていたのだと気がついた。

 
お~お、なんと素晴らしき雪原かな皆子谷源頭部の景色~~♪♪

 南尾根に入ってすぐ先のCa920小ピークで、茫漠とした皆子山を眺めながら昼(12:15~30)としたのである。この地には春にはアズキナシ、タンナサワフタギやカマツカなどが咲くことや、自然林多いこれ以降の南尾根ルートには紅葉シーズンの頃にも再訪したいルートだ、と思いながら物思いにふけっての昼食とした。

 
Ca920小ピークからこの景色がオ・カ・ズ~

 今回はヒノコへ下山後の舗装路ルートが長いために短時間の昼食として腰をあげることとした。また、この後の山の中は二回しか歩いていないために、やはり地図は必要だろうとザックから出して準備も怠りない。しかし、今回はほとんどが南向きルートのために気温上昇のこの日だったことから、雪質思わしくなくCa800以降では急下り地あたりから雪の消えた箇所が次第に出だしてきて、遅すぎた日程となってしまったのが悔やまれた。

 
Ca800以降では所どころ雪も消え

 それでもなんとか京都北山修道院横からヒノコへ下山(13:35~37)した。そしてこの後の道思案の結果は当初の予定どうりとしよう。それは叡電鞍馬駅へより短いだろうと、百井の三叉路(14:22)からR477の車道を小出石バス停まで歩くこととしたのであった。
 問題はこの後であった。それはヒノコから百井三叉路までは舗装路といっても45分間であったので問題なく歩き、百井から少しの登り坂はなんなく歩けたが、それが酷道477号線だったのだ。峠上より延々長い舗装路の降り道の後半くらいから足裏の親指付け根にマメらしい痛みが出てきてしまったのだ。
 それでも、どうにかなんとか小出石バス停(15:35~48)へ到着でき、無事にバスの人となって国際会館まで舟を漕ぐことができたが、なにせ酷道を13Kを越えるザックで且つ又、硬い靴底の冬期用で歩いたのだから軟弱な自らの脚も可哀そうだった。泣

 帰宅後の反省点として考えたのは、以後のリベンジには南尾根下山ルート以降ではヒノコから百井へ取らずに、すぐにヒノコ橋を渡ってミタニ峠に登り、ナッチョを踏めばよさそうだ。そして小出石バス停へ下山が妥当だろうと練り直した。オソイ!!・・・。笑

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