京都北山北山の峠道を行く’15.3.5 曇りのち小雪

 花背高原バス停-Ca860-P861-寺山-旧花背峠-京見坂-P742-P766-芹生峠-P760-滝谷峠-二ノ瀬ユリ-貴船口駅

 昨年に続き、北山の峠を巡る徘徊を楽しもう。それにしても今日は花背高原の旧スキー場あたり以降からずっと北山しぐれにあってしまい、雪が途切れることなくちらついて寒風とともに防寒着ばかりに気がいった。とてもではないが明日は啓蟄だという春の予兆を感じる一日ではなかった。
 しかし、この日の天候は我が身にとっては二十四節気を想うよりも、お蔭で足元の雪は融けずにほどよい締まり気味状態が最後まで続いて、スノーシュー歩きには楽なほどの日となってくれた一日であった。

 さて、今回も花背高原前バス停からスタート(9:05)である。スキー場すぎて林道終点より谷筋からの寺山峠には向かわずに谷の左の尾根を直登としよう。直登といっても標高差200mほどのためにそんなに厳しくはないので楽しみながら登ろう。休みやすみ登ったので35分ほどで寺山峠からの稜線Ca860に到着(9:55)した。

 これより南方への稜線歩きが始まる。でも穏やかな道が続き、やや物足りない道であることから、西側のピークであるP861にも植林地帯から取りつき40分ほどで往復してきたが、山頂から北の雲取山方面がかすかに見えるも樹林うるさく眺望といえるほどではない。
 戻ってまた南方へ進むとすぐに寺山というP862mの標識地であったが、ここはダダ広い自然林の景色がお気に入りで心落ち着けるあたりである。ここで小休止して大きく深呼吸としよう。なんと心休まる瞬間だろうか。できれば雪の花咲くような見事な霧氷つく時を捉えたい想いであった。

     
 P861後ろは雲取山    頂らしくない平らな寺山

 そしてさらに穏やかな稜線を南へ向けての町界尾根をのんびり歩きであった。さぁ、次は旧花背峠を目指そう。小ピークを登ったり巻いたりしていけば「足もとに注意」の小さな看板が出てくれば峠に近づいたことを知らせてくれる。
 その後から掘れた古道を降るのだが、ずっと峠まで白さは残っておりシューを外したりつけたりで忙しいのがただ一つ難点だった。そして稜線を歩き始めて2時間足らずで、樹齢何百年だろうと思う大杉立つ元に地蔵さん祀られる旧花背峠到着(11:40)であった。ここには天狗杉のピークに登れば必ず通る地だけに見慣れた峠であるが、あちこちへの行く先の別れでもある。一帯は踏み跡が散乱して多くの人が昔のように今でも訪れる感じのようである。

 
旧花背峠

 さて、こちらの進行は芹生へ向かう林道を西へ取ろう。ワカンやツボ足の踏み跡が薄らと残っているので、この跡を踏ませてもらおう。15分足らずで南へ走る林道そばの町界尾根の京見坂(11:53)であった。もちろん、トレースは西への林道に消えた。

 
京見坂から町界尾根への取りつき

 さぁ、これより本日の本番歩きの地図読みが始まるのだ。最後の芹生峠まで鹿の跡以外にはまったく何もない。そういえば今日は随所で3~4匹の鹿がこちらの歩く姿に驚いたのか、一目散で逃げ回る姿が見られた。もちろん、人の姿は歩き初めの最初から下山した叡山電車の駅プラットまでの最後まで皆無であったが・・。
 京見坂の取りつきより少しの坂道は植林地や関電の巡視路道の山肌だから汗も出ないが、P742へ降って鉄塔広場(12:10)へ上がれば一気に寒風を一身に受けなければならない。とても昼食を取れる気にもなれない。至近距離にある天狗杉が見えた他には花背のドコモアンテナすらまったく見えもしないし、もちろん比叡山はどこという空模様にはこの場をいち早く逃げるしかない。

 
このコース唯一の展望地もこのありさま・・

 実はこの後が地理不明朗な地形が続いているのである。地形図上でこの町界尾根にハートマークのような所があるのだが、現場ではほんとにハート形に見えるのだろうかと直視するが、現認は容易ではなかった。そして、それぞれの先には支尾根のような斜面が伸びているようにも見え、多分歩く人たちも混乱しているのではないだろうか。要はこの一帯では南へ緩やかに下がるのではなく、北西に向かうように注意したい注意箇所であろう。


これがハートマークに見えるか・・・?

 この後緩やかに登って行けば斜面に最初の「スズメバチ要注意」の張り紙地だ。なお、このスズメバチは’12年秋のことだから、近年は巣は無くなっているはずだから心配はなさそうだ。また、この張り紙はその後の進行ルート合わせて計4ヶ所あるが、3ヶ所目は高みにあり、歩きには高みをカットし、巻けば当然3ヶ所の標示物が目に入るハズである。だが、今回私は巻いたので3ヶ所しか見ていない。というより昨年3月最初に歩いた時にはこの一帯の地図読みに苦労したのが鮮明に思い出された地帯でもある。

 
最初の「スズメバチ要注意」の張り紙地

 今日はそのような昨年の苦い経験から地図読みの苦労もなく、もうこの小ピークを登って下り、その先の小ピークに登れば待望のP766標示地だなとゆとりの歩きとなって足も早くなったのだろう。すぐに標示下がる頂到着(13:20~35)となった。ここまでは立ち食いの小休としていたので、風除けに南側へ一段降りて小休止としようと初めて本日腰を落として腹押さえとした。

 
P766の小さな標示板下がる小ピーク

 この小ピークへ着けば派手な赤テープが付けられているではないか。やっぱりこのようなマイナールートを歩く人が増えてきたようだ。ここまでの道でもテープ類が前年より増えているのかな・・・・?、と思いながらの気持ちだったのだ。
 ただ、初めて入る方はテープが絶対間違いないとはいえないことから、自らの地図読みで歩くべきことも承知したいものだ。実は前述のハート形地点にもあちこちテープがついていたのだが、ここにつければ方向違いの南尾根へ入り込むだろうと思ってしまうようなテープ地点が目に入ったため、すかさずこのテープは取り外したほどであった。。

 小ピークからわずかで芹生峠へ降り、峠から少し東南へ進んで、魚谷山下にある柳谷峠への分岐目がけて急登をかたずけ、P760(14:15)での魚谷山を眺めた後は滝谷峠(14:35)へ降りて、二ノ瀬ユリ道から貴船口へと下山(15:55)した。

 
名物杉の奥に小雪の中の魚谷山

 本コースは普段の山歩きで賑やかな人の多い山が好きだとの方向きではないだろう。ただ、展望眺望はほとんどないのが残念ではあるが、せいぜい木漏れ日の中の静寂さを求めてのコース好きな方向きと言えること必死だ。
 とりわけ後半部分の京見坂から芹生峠の間は山歩きの中で必須といわれる、読図力向上のための山の姿全般や地形図表記のありよう等への更なる関心度の深まるルートといえよう。気になるような方は、グループでならまず自ら先頭を踏んで是非一度歩いてみてはいかがだろうか。

 

ホームヘ












明王の禿東尾根からの三国山  京都一周トレイル(5)  フクジュソウのポンポン山  北山の春を探しに1  北山の春を探しに2