比良  武奈ケ岳  ’15.7.4  曇り

 坊村-御殿山コース-武奈ケ岳-細川越往復-武奈ケ岳-イブルキノコバ-ダケ道-大山口-イン谷-JR比良駅

 坊村からの武奈のコースを何年ぶりだろうか。調べると無雪期としては7年ぶりだと年月日のみ記録が残っていた。さすがにこれだけのブランクがあれば道も新鮮な気分で歩ける。今回のお目当ては武奈でヤマトキソウが見られるとのことを知って、時期的には今年は遅そ過ぎるのだが、運よく1輪でも残花が・・との淡い期待を胸に向かったのである。

出町柳バス停には雨模様だったが、臨時便も出るほどの登山者だった。
武奈ケ岳への登山で出町柳からのバス便による坊村下車も久しぶりだ。
地主神社前の駐車場もマイカーが多数並んでいる。(8:50)
バス組では一番に歩きだし、いきなりの急登が身に堪えるが、マイカー組をどんどん
追い越して、最初のピークであるP846まで45分かかったが、ようやくここで一本だ。
このピークは登山道から少しだけ上にあるために、ほとんど登山者は踏まないようだ。

そばには「北山ウォーク」の方の標識が雨にうたれ、字も消えかけて転んでいた。そうだ、
あの方はお元気に仕事も登山もご活躍のことだろう。
この後は左の冬道を見送って右の夏道であるが、こちらも新鮮な道が続いてくれた。
モミの古木やブナの木が並ぶあたりは深緑が谷へ落ちて、すばらしい景色となっている。

谷が細くなるあたりにはカエデの中でも珍しい「カジカエデ」に久しぶりのご対面(↓画像)であった。
そしてようやく稜線に乗ったが、北山方面の展望は全滅だった。この展望地までくれば
御殿山は近い。

が、しかし、御殿山からの武奈ケ岳はこのありさまだ。ガ~ン・・・
(10:00)
ワサビ峠まで降りるといよいよ本日のお目当てである「ヤマトキソウ」を探そう!

このあたりから、登山者にどんどん追い抜かれるが、これも致し方ない。登山道の右、左
をキョロキョロしながら、ゆっくりと探しながらの歩きだ。

次第にあせってきて、草原へ進出となるのだが、それらしき花は見当たらない。その内に
顔を上げると武奈も目に入ってきた。

もちろん、東側の草原を大きく進んで探すもどうも花のようすに出会えない。やっぱり
今年の早かった花暦から、草原の中のその葉だけでの探索は容易ではないことから
諦めざるを得なかった。来年に期そう・・。
どうにか武奈ケ岳到着だったが、人ごみを避けて撮ってみた。直下で相当うろうろとして
いたのだが、それでも2時間ちょっとで登ってきたようだ。(11:00)

本日のお目当てには、この後に「コハクウンボク」「フウリンウメモドキ」の観察もあったのだが、
これはもう少し先へ足を伸ばさないといけない。すぐに休む間もなく北稜へと下がろう。
武奈から北陵を下ればすぐに細川尾根への分岐を見送るが、これよりガクンと急坂を
降ることになる。

するとすぐに太めのブナが表れる。このようなブナの立つ光景はいつ出合ってもゾクゾク
としてしまうのは私だけではなかろう・・
ブナを見てからすぐに目の前に釣瓶岳が飛び込んできた。この景色もお気に入りだ。
あの頭も踏みたいが、今日は雨がくるまでに降りたいので、細川越までのピストンとし、
コハクンボクにフウリンウメモドキの残花か、その後の姿がどのような状態かの観察目的
なのだ。

コハクンボクの幼木が足元に続くも、花が咲くほどの木に育ったものはそんなにないが、
ようやくその樹についた。花が散ったすぐ後のような感じで実には到底まだまだかかりそう
な状態であった。

ところがもうひとつのフウリンウメモドキだが、こちらは完全に花が終わっているとみえ、その
木さえ見つからない。小低木なためにこれが・・との記憶もないために探すのも容易では
なかった。来春の花時に印をつけることとしよう・・。
すぐで細川越(12:30)だが、休むことなく山頂へ引き返そう。急な登りを喘ぎながら進み、
もちろん、フウリンウメモドキも探しながらだが、やっぱり花や実がついていないこの時期は
とても、これがフウリンウメモドキだとの同定は不可能に近かった。

どうにか山頂へ戻って20分ほどの昼食としてイブルキノコバ方向へ下山とした。水の流れが
出てくれば足元にはいっぱいのナツツバキの花びらが広がっていた。見上げるとさすがに高木
だけに咲いている状況は確認できなかった。
イブルキノコバの大杉地まで降りてきた。10数名の団体さんが休憩中だ。朝、神戸から初めて
出町柳へ行くのでこれでいいでしょうかと四条河原町で聞かれたご婦人が、その中にいるハズ
だが、その電車の中で今日はアルトレで北小松までの女性は10kgでのボッカ訓練だと聞いて
いたのだが、元気で歩るかれているようだった。

でも終わりの方では雨降りに会われて大変だっただろうなと後では思った。そうそう、アルトレは
北アの蝶ケ岳から燕岳への縦走予定だとのことだったが、この頃の中高年の方達は、特に女性
はお元気な方が多いので心配ないことだろう。
こちらはその団体を追い越して八雲が原まで降りてきた。ご覧のようにテントがひと張あった。
どうやら、先ほどすれ違ったいつもの八雲の住人のようだ。
こちらは大柄な女性で、すごい馬力の中高年のようだ。今晩から雨降りだというのに、毎週の
ようにテン泊されているようだ。

こちらもそのテントを見て、今年こそ紅葉時にはテント縦走をやりたいものだとの思いが出て
きたのだが、さて、どうなることやら・・
さて、八雲が原湿原だが、スキー場廃止からそう経たないために、まだまだ植生復帰はまま
ならない状況が残念である。
今日も咲いていたのはヒツジグサ、ニガナ、ハナニガナにニョイスミレくらいだった。モウセンゴケ
さえ見当たらなかったのだが・・
そのヒツジグサは赤茶色い池に浮いていたのだが、遠すぎて写せなかったのが惜しい。
北比良峠からはダケ道を降ろう。この道は心ある方のご尽力できれいに歩きやすく整備いただき、
疲れることこれまでと大きく違ってゆうゆう山頂から大山口まで2時間しかかからなっかった。


イン谷口のバス発車が15:25とあり、後20分か、と思ったが、JR比良駅へは原則バス利用はしない
主義をやっぱり守ろうと、バス待ちしている若人たちをしり目に、橋を渡ってとぼとぼと駅まで歩くので
あった。比良駅へ着くころに予定より早い雨が頭にあたってきた。
比良駅(15:30)

  さて、植物たちの様子を見てみよう。まずはコハクウンボク(エゴノキ科)の様子

     
 成木の花跡、果実はまだまだ先  幼木の葉の姿、先が丸っぽくギザギザ  幼木の葉の裏、葉脈細脈が目立つ


  続いて樹木のいろいろ

     
 イボタノキ(モクセイ科)満開  サワフタギ(ハイノキ科)果実  カジカエデ(カエデ科)独特の葉姿

  最後に出会った山野草の花

       
 ヤマトウバナ(シソ科) シソバタツナミ(シソ科)   ツルアリドオシ(アカネ科)  オトギリソウ(オトギリソウ科)

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