洛北 湿地帯の植物観察’15.7.10 晴

 深泥池でタヌキモが満開との新聞情報により出かけてきた。京都市情報館のHPによれば深泥池は天然記念物として深泥池生物群集と指定を受けているとのことだ。その概要は次のとおりである。「深泥池(みぞろがいけ)は,京都盆地の北にある周囲1.5km,面積9haの小さな池です。この池には,西日本の平坦地では珍しい浮島があります。また,氷河期以来の動植物が今も生き続けるとともに多くの水生植物,昆虫,魚類,野鳥等がいます。
 この池の水生植物群落を保護するため,昭和2年に国の天然記念物に指定されました。昭和63年には生物群集全体が対象になりました。」

 とりわけ当方に関心のある植物類を↑のHPよりピックアップしてみよう。

種名  科名               咲くようす等
ミツガシワ  リンドウ 


3月末から蕾を水面上にだし、4・5月にかけて白い花を咲かせます。

 
カキツバタ  アヤメ


大田神社の紫色に対して、深泥池では白色の花が見られます。

 

ジュンサイ 

スイレン
 

初夏から秋にかけて水面一杯に葉を浮かべ、暗紅紫色の花を咲かせます。

ヒメコウホネ  スイレン


ジュンサイと同じく水面に葉を浮かべますが、葉が大きく夏には黄色の花を咲かせます。

 
タヌキモ  タヌキモ 


ジュンサイやヒメコウホネの生育水域の水中に繁殖し、初夏から初秋にかけて素面上に黄色の可憐な花を多数のぞかせます。

 

 これらの中で見つけられたのはタヌキモだけであった。だが、この種は極めて希少種といってもいいくらいの種のために、一見の価値ありと思いだったのだ。しかし、水中花のためにコンデジではまともな写真は無理だった。

 タヌキモの花は池の畔から最も近くても3mくらい離れて咲いていたので、小さな花の写真は撮りずらいのはしかたない。これも花たちの戦術でもあるのだろうから・・・。

     

 深泥池

 最後に池の周辺をぐるりと回ってみたが、この時期だから取りたてて珍しき植物は見つからなかった。でも季節を変えればきっと普段目にしない花にも出会えると思えるので、四季毎の訪問も考えたい。

 ここの児童公園にも植栽されたナンキンハゼが大木になっていた。池を巡り山麓の斜面にも野化したその幼木が見られたので、葉の観察をしてみた。

   
 
 ナンキンハゼの幼木    

 さらにナンキンハゼの仲間でもあるアカメガシワ(トウダイグサ科)も花が咲き残っていた。

 最後にキノコが出ていたが、これはタマゴテングタケモドキでいいだろうか。でもどうやら食毒不明のようだ。土産にしなくてよかった・・・

     
 径3~10cm内外で平らに開く    ヒダ゙はやや密で柄に離生しピンク色

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