明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしく願います。

初登山はポンポン山 ’21.1.4 晴のち曇

立石橋-京青の森-釈迦岳-ポンポン山-クリンソウ地-長3-嫁入り道北道-西山CP-立石橋 

 コロナ禍によって、ポンポン山すら年末12月さえも一度しか登れませんでした。年末から正月の間もお内モードで、全く外出無しで日がな長時間番組のTVづけだったのでした。4日になって青空のもと、ようやくの裏山ポンポン山へと向いました。自宅から山へ、そして自宅の全行程テクテクであったのでした。(笑)

 これだけのお天気なのに、山頂には20人足らずの昼食は静寂そのものでした。でも、そうこうしてる間に上ってきたオバちゃんだろうか、久しぶりに知り合いの方に出会ったのか、いきなりデカイ声を出して喜びの嬌声を上げ出すではないですか。そのオバちゃんには近くに座って食事中の人たちは、そのいきなりの大声に思わず顔を背ける数人の姿が目に入りました。

 そうですよね、いくら山の上であっても、数人が固まってベンチに座って食事中でしたから、傍らで無頓着に大声を出すオバちゃんの言動に唖然とし、あまりにも非常識千万ではないのか・・?、と食事中の方々は、顔を背けながら迷惑そうな雰囲気のようでしした。少し離れたベンチにいたこちらは、すぐにマスクを取り出したのは言うまでもありませんでした。

 そして、山頂温度計の6℃を確認してこの場を足早に辞したのです。本日の頂は幸いに無風であって、そんなに寒そうにはなかったのがせめてもの償いでした。今年初の山歩きだったのですが、そのオバちゃんのことは下山中に何とか忘れることができました。ヤレヤレ・・

 
 それでは、気分を変えて、歩く途中で目についた樹木たちを取りあげてみましょう。

 まずは、ニシキギ科のマサキです。この種は日本全国の海岸近くの林内や林縁でよく見られ、暖地に多い樹種のようです。私は和歌山県の山で見かけたことがあります。京都の西山あたりでは自生はほとんどなさそうです。
 そのようなことから今回、目にしたものは植栽のハズです。花は7mmほどで6~7月ころに咲き、果実は11~1月ころに紅色に熟し、4裂して種子は橙赤色の仮種皮に包まれ、落ちずにぶら下がることになります。来年の花時には梅雨時であっても、何としてもこの花の開花に出会いたいものです。

 
常緑樹のマサキですが、実がこれだけ密につけば見事でしょう・・ 

 続いて、クロガネモチ(モチノキ科)の果実も同じく、びっしりと実がついて見事でした。この樹も神社や、民家の庭へ植栽の多い樹木でしょう・・。もちろん常緑樹で特に神社などでは高木になっているのをよく見かけますね。

 
 クロガネモチも自生は容易には見つからない・・?

 次はマユミ(ニシキギ科)です。マユミは全国の丘陵から山地の林縁に生える落葉小高木です。樹高はほとんど3~5mほどですが、中には10mほどにもなるマユミもあるようです。なお、私は伊吹山で自生と思しきマユミを見てはいますが、この木の自生はどちらでも見られる樹種ではなさそうで、伊吹以外では目にしていません。
 もちろん、西山ではこれまでから目にしているこの個体は、まだ2mにもならないのに5月末に沢山の花をつけていたのを見ていました。その果実が美しく成長していました。でも、もう終盤でしたが楽しめました。もちろん、植栽物です。

 
マユミは 10〜11月に淡紅色に熟して4裂し橙赤色の種子を出す

 サネカズラ(マツブサ科)の果実もそろそろ最終のようで、めっきり残っている姿が少なくなってきています。別名のビナンカズラの謂れは、昔、若いつるから粘液を取り、男の整髪料に使われていたことからの名のようです。

 この樹種は、古くは万葉集や百人一首にも登場する「さねかづら」であります。   『・名にし負はば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな』 読み人 藤原定方

 
 サネカズラの実は目立つが、7~8月頃咲く花は案外珍しい

 さぁ、お正月気分がまだまだ続きます。古くよりお正月の縁起物として、飾り物にされる二種が目につきました。ヤブコウジ(別名十両)とミヤマシキミの変種のツルシキミ(別名は億両)であります。これらは全国的にも普通に見られる種であります。しかし、昨今は極めて数が少なくなってきたようで、相当探し回らないと見かけることができないようになっています。

 といわけ、↓右画像のツルシキミの別名でもある億両の雄株はよく目にしますが、雌株は容易には見つかりません。従って、今回撮ったものはツルシキミの雄株の花の蕾であり、何年待っても赤い実はできません。(笑)

     
 ヤブコウジ(サクラソウ科)落ちて残りの実一つ    ツルシキミ(ミカン科)の雄花の蕾

 西山ではツツジ科のシャシャンボそんなに多くは目にはできません。でも、この果実に出会えばわたしはいつも口にします。というのがツツジ科の実はほとんどが食べられるのですが、とりわけこのシャシャンボの果実は、亜高山帯で見られるクロマメノキ等とともに極めて美味であり、その味は日本のブルーベリーともいわれるくらい美味しいことでも知られます。
 ブルーベリーという北アメリカ原産の外来種が栽培されますが、なかなか気難しい樹種らしいです。ところが、ブルーベリー栽培時にシャシャンボを台木として接ぎ木をすれば、ブツーベリーの栽培はしやすいようです。

 このシャシャンボも成長はなかなか遅い樹種のようで、また、花はびっしり咲きますが、最後まで持つ実つきはそんなに多くはなく、ブルーベリーと同じように気難しい樹のようです。今回の個体も以前より通る度に注視しているのですが、花や果実を目にしたことはなかったのですが、今回初めて果実に出会えて感激し、気がつけばザラザラの幹を撫でまわしていました。ニコニコ

 この個体は5mほどと高く、見上げるとかすかに果実が方々についているのも確認できました。もちろん、花はネジキのような白く可愛らしい花で、西山の別地でよく見かけています。

         
この個体の実(3個)は初見でした。    曲がりくねったシャシャンボ    常緑の葉で裏主脈には5~6個の小突起が特徴 

 さて、最後になりましたが、今回はびっくりニュースです。↓中央画像です。タマミズキの果実は昨年お正月にも見ていた個体でしたが、こともあろうに果実が皆無となって、あたかもサンゴ礁と見まがうありさまとなっていたのでした。
 これまでから、タマミズキの観察は長いのですが、このように果実がびっしりとついてた個体が、短期間で坊主状態の様子は初めて目にしました。ちなみに今日見た個体のタマミズキで、昨秋の実の状態はこちらです。

 最近11月以降の天候では台風、豪雨等は無かったハズですから、坊主になった原因はやっぱり野鳥類によって全てが食べつくされたのでしょうか・・。昨秋からの樹木たちの果実類は例年に比べて極端に少なかったのですが、その原因はやはり昨年の猛暑だと推定していますが・・?。

         
冬でも葉が落ちずに残るヤマコウバシ    裸坊主となってたタマミズキ初見    ポンポン山山頂6℃ 

 本日の歩いた距離は19Kmで、7時間のゆったりのんびり歩きでした。今年も拙いHPですが、どうぞお付き合いの程よろしくお願い申し上げます。

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フクジュソウのポンポン山