十月(かんなづき)時候挨拶文(手紙文例集)
十月をかんなづき(神無月)ご存知のように、年に一回日本中の神様が出雲大社に集まってしまうために、この十月とはそれこそ各方面の神様が留守をしてしまう月でもありますね。
しかし、何とも良い響きに私には聞こえます(神無月)・・・
まあ、それはそれとして、手紙を書くにもその他の運動や芸術鑑賞をなどに勤しむにもいい気候ですね、この十月は暦の上ではもう『晩秋』に入ります、胡瓜のように弓なりの日本列島が北の方から、ゆっくりと初冬に向け、身構えていく月でもあります。
山々も、都会の並木も、それを証するが如く、緑の衣を塗り替えていきます。
北国にや高い山々では、十月も末頃になれば、全山紅葉し燃えるような錦の光景を演出することでしょう。
このように、『秋深む』といっていい季節それが十月ですね、昨今は学校の運動会は春に開催されるのも多くなりましたが、まだまだ、運動会の雰囲気はやはり『秋』が似合うかもしれません。
所で、『残菊』という言葉をご存知でしょうか、この『残菊』、園芸愛好家において、こと菊愛好家において、華やかに咲いていた菊の花に、別れや一つの哀れを感じる時に使う言葉だそうです。
やがて、十月も下旬ともなれば、秋の空はあくまでも透き通り、天高くを実感することでしょう、また朝夕の冷気は研ぎ澄まされ、ときおりの『露寒』の日が襲ってきます、『冬』の足音が静かに忍び寄ってくるのですね。
十月の時候の挨拶は、十月という微妙な季節の移ろいがありますので、そのまま、上旬・中旬・下旬、または都会とは違い、山間地ににおいてはかなりニュアンスは異なります、季節の手紙を考えるとするなら大事なことは、今住んでいる地域での実感に素直な文書を考えることですね。
というものの、十月の手紙の基本は『深まり行く秋・・・・・・そしてやがて到来する冬』。・・・・この感覚を中心に据えることは重要です。
十月(神無月)の時候の挨拶の定型句
・晩秋の候 ○○様におかれてはますますのご健勝の趣、大慶に存じ上げます・・・
・深秋の候、○○様にはいかがお過ごしでしょうか・・・
・めっきり秋も深まってきました、○○様にはますますのご清栄のことと・・・・
・日増しに秋も深まりしこの頃、皆様いかがお過ごしですか・・・
・当地ではすでに、あの○○公園の銀杏並木も紅葉が進みましたが、そちらはいかがですか・・・
・秋晴れが続いております、御一同お元気にお暮らしのここと存じます。
・残菊の候、皆様のお元気なお姿拝見いたし、心より安堵いたしました、・・・
・露寒のみぎり、貴兄にはお変わりなくお過ごしと拝借いたします・・・
上記のような具合で良いかもしれません、しかし、上述したとおり、都市部と山間地では下手をすれば1ヶ月近く体感する気候に違いがある場合がでてきますので、特別杓子定規に、10月の上旬の定型句、下旬の定型句とこだわらず、今、窓から見える素直な時候を手紙にしたためてくださいね。