手紙文の形式(宛名 拝啓 前略 書き方 例文)

手紙の書き方例文の話の前に、手紙には基本となるフォーマットがあります。


 つまり、手紙を書くための基本ルール(基本フォーマット)を守ってくださいね、そして宛名の書き方使い方、ならびに拝啓、前略の書き方をしっかり覚えてください。


 この手紙を書くことの基本ルールをきっちり知ることにより「ビジネス」「お礼・礼状」「見舞い」「会社関係」「弔事」「土産」「お悔やみ」「詫び状」等の手紙の書き方に応用できます。


 この基本を押さえることによりいかようにでも応用範囲が広くなり、また分かりやすく、さらにあなたの心が届く手紙の書き方ができるはずです。


手紙の書き方 例文(基本フォーマット)

_______________________________

@拝啓 A一雨ごとに寒さもゆるみ、春めいてきましたが、B皆様に変わりなくお過ごしのことと存じます。

私どもも皆元気で過ごしておりますので、他事ながらご休心下さい。

日頃何かと心お留めいただき厚く御礼申し上げます。

Cさて、Dまことに些細ではありますが、私どもの特産である○○の出荷の最盛期に入りましたので、よろしければ、お納めいただけるようお願い申し上げます。

ご存じのごとくこちらは○○の出荷量では日本を代表する産地でもあります。

季節の香りをご賞味いただければ幸いと存じます。

 E時節柄、一層のご自愛、お祈り申します。

  右、とりあえずご挨拶まで。
                               F敬具

  G平成○○年○月○日
                           H東京 太郎

I大阪 次郎様

 追伸 来月にそちら東京へ出張の予定が入っており、できればお会いしたいものです、追ってご連絡申し上げます。

_______________________________

つまり、手紙には、基本的な4つの要因で構成されます。

1、前文(@頭語・A時候の挨拶・B安否の挨拶)

2、主文(C起語・D本文)

3、末文(E結びの言葉・F結語)

4、後付け(G日付・H署名・I宛名)

となります、上記の基本フォーマットを参考にしていただければ手紙はとても書きやすいものになりますね。


■前文について

@ 頭語

 前文は、会話で言えば「こんにちは、お元気ですか」といったところですね、いきなり用件を切り出す人はいないように、手紙もまず、前文で挨拶をするわけです。

一般的頭語は「拝啓」ですが、この意味は謹んで申し上げるということです、訪問の礼儀と考えてください、普通「拝啓」は一字下げず、句点(。)もつける必要はありません。

「拝啓」の後は、一字あけるか、行を改め「時候の挨拶」を書きます。


ちなみに、返信の時は「拝復」を使います、おそらく知らない方が多いかと思います。

頭語の「拝啓」に対して結語は「敬具」ですね、この結語つまり、辞去の礼儀と呼ばれていますが、女性の場合は「敬具」の代わりに「かしこ」でもいいですね。

それでは、返信の時の頭語「拝復」に対する結語は何でしょうか?







クイズではないのですが、「早々」です、女性の場合は「かしこ」でも結構です。


特に女性の場合はどんな場合でも結語は「かしこ」でいいですよ(^_^)v


A 時候の挨拶

 頭語の次はその時節のふさわしい挨拶のことばですね、春ならば「早春の候」のような漢文体でもいいですし、「一雨ごと、寒さも目を閉じて」のような文章形式がいいのです、しかも大事なことは、あなたが感じたことを素直に書いてください、雛形のワンパターンを繰り返さず、見た目、感じたことを素直に書いてください。

B 安否の挨拶

 そして、相手の安否を尋ねます、「皆様お変わりありませんか」といった話し言葉でも相手によっては使い分けてもいいでしょう。

 自分のことは「私どもも皆元気ですごしておりますので、他事ながらご休心下さい」というように、変わりなく元気でいることだけを書いてください。

 しかし初めての方や、企業団体宛(ビジネス)には自分の安否の挨拶は書く必要はありません。


 ところで、またクイズのようで申し訳ございませんが ????????


よく聞く言葉に・・・「前略」という言葉がありますがお使いになった方はいらっしゃるでしょうか?




それに、どんな時に、なにを省略するのでしょうか?








もったいぶっていても仕方ないですが、特に急いでいる場合の手紙は前文を省略することができます。


この場合、頭語の「拝啓」の代わりに前文は省略しますという意味の「前略」を用い、すぐに主文を書きます。


そして、「前略」の場合の結語は「早々」です。


知らなかった方も多いと思いますが、手紙の書き方の基本ですから是非覚えておいてくださいね。(^_^)v


■ 起語

挨拶である前文の次は手紙の目的である用件に入りますが、そのとき、必ず行を改め書き始めます、前文から主文に入る前にまた、起語が必要になります。


一般的に、「さて」「ところで」「このたび」ですね普段に使っていますね、この三種類を覚えていれば問題ないでしょう。


「さて、お子さまの大学合格とのこと、大変喜ばしく思います、おめでとうございます」

「このたびのご親切大変ありがとうございます、つきましては・・・・」

そして「前略」の場合は、いきなり「さっそくですが」というように、すぐに用件を書き始めてもかまいません。


■ 本文

本文が手紙本来の用件ですから、「お祝い」「お礼」「お詫び」「お見舞い」「通知」「招待」「勧誘」などいろいろありますがこれから書き方の例文を紹介していきます。


■ 末文

主文が終われば別れの言葉である末文で締めくくります。


乱筆・乱文の陳謝、慈愛の挨拶、用件の要旨のまとめがあります、一般的には「取り急ぎ、用件のみにて失礼します」や「時節柄、一層のご自愛お祈り申し上げます」ぐらいは覚えておきましょう。


結語についてはすでに上述していますので繰り返しませんが結語は文章の一番下のラインに合わせて書いて下さい。


■ 後付

最後に、「日付」「差出人の署名」「宛名」を記入します。


■ 敬称の使い方

相手に敬意を表し、名前の下につけますが「様」が一般的ですね。

@:一般の場合   「様」

A:目下の人の場合 「殿」

B:公用の場合   「殿・様」

C:友人      「兄・さん・君・様」

D:先輩に     「大兄・学兄・様」

E:教育者・政治家・学者・弁護士・作家・宗教者に   「先生」

F:画家      「先生・画伯」

G:大勢に     「各位」

H:官庁・会社・団体 「御中」


となりますが、使い分けできていますか?


そして、最後のクイズです(^o^)


■ 脇付とは何でしょう?


脇付とは相手の人に敬意を表す時に相手の名前の左下に書くことです。

@:一般的に
机下・座右・御座右・侍史(じし)

A:高貴な人に
玉案下・尊前・台下

B:女性語
みまえに・みもとに・御許に

C:封筒用脇付

 ○普通の手紙−−−平信

 ○返信−−−−−−返信・貴答

 ○急用−−−−−−至急・急信

 ○直接開封してほしい場合−−−−−親展・御直披

 ○人に託す−−−−−−−幸便に託す・託○○様

 ○内容−−−−−−−−−○○在中


 いかがでしたかこの脇付の使い方も知っておきましょう、すべてを使いこなす方は少ないでしょうし、難しい言葉もあるようですが、脇付の種類はこんなにたくさんあることも覚えておいてくださいね。 


 だいたい以上が手紙の書き方のフォーマットですね、基本は難しくはないと思いますのでしっかり覚えておいてくださいね。


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