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前略 先だっての電話で少し申し上げました老父の病気、その後漸次悪化、二十一日夕刻において全くの危篤に陥り、二十二日午前三時に遂に永眠いたしました。
生前に賜りました幾多の御厚情を感謝し、右お知らせします。
何分とも老体のこと、「大丈夫だよ」と言ってはいたものの突然の体調の変化に対応できる余力は持ち合わせなかったようです。
誠に残念の極みですが、家族一同からの看護と、末期の水を捧げることができたことはせめてもの慰めでした、本人もまた、生前お世話になった皆様に「くれぐれも皆さんによろしく伝えてほしい」と、それを口にしながら天へ帰依しました。
さる二十五日自宅にて告別式を行いました、御身の遠隔ことと存じ、早速のご通知を差し控えましたが右までご了承いただきたいと存じます。
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母が亡くなりました、先月三日のことです、午前一時三十分八十七歳でした、眠るような静かな、静かな昇天でした。
母の遺言通りに本葬を来る六月二十五日に大好きだっ故郷で執りおこないたく存じます。
生前母にこの上なくよくしていただいた貴女様へ右お知らせのみ申し上げます。
かしこ
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