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98年10月、まだうさぎ団どころか現主力団員のすぎ、イデっち、などに知り合っていなかった頃の話だ。
俺がR-1を買って2ヶ月ほど経ったころ、以前(現在も?)所属していた吉祥寺ライダースのメンバーらと、いつもの場所に出撃。
その日俺はメンバー集合場所である保土谷PAに遅刻。そこには俺同様遅刻してきた同じR-1に乗る吉祥寺ライダース長老しかいなかった。
ほどなく二人はいつものルートで、いつもの場所・某PAに向かう。
「箱根のふもと」からツーリングペースで某PAがその先にある、とある有料道路の入り口に到着した。そこで関西ナンバーのR-1に遭遇した。
某PAに向かうべく同じ色のR-1 3台でしばらくランデブー状態であったが、徐々に関西ナンバーR-1はペースを上げる。まるで俺たちの腕を試すかの様に、少しずつ、少しずつ。
いつの間にか、かなりいいペースになった。しかし関西ナンバーR-1のライダーは未だ全く本気になっていない。ただシートの上にドッカリ座り、ハングオンどころか膝すら出さないリーンウイズで淡々と走る。長老はすでに、ミラーに写らなくなっている。
俺は「なめられては、いかん!!」と同じくリーンウイズでついて行くが、かなりつらくなってきていた。 ステップに土踏まずを載せたブーツのつま先が、コーナーのたびに路面をする。
たまらずに、俺は腰を落し始める。
それを確認したのか、関西ナンバーR-1はそれ以上ペースを上げない。
そして某PAに到着。
俺は吉祥寺ライダースのメンバーが先に来ていたので、某PAにマシンを滑り込ませる。しかし関西ナンバーのR-1は、いつものステージに消えていった。
暫くすると関西ナンバーR-1も某PAに戻ってきた。
一人で来ている彼は速い奴がいないかと走っているバイクを観察しているようだった。
彼がヘルメットをかぶりはじめる。即俺もそれに合わせる。そして出撃。
さっきよりは速いペースで走るが、まだ楽勝ペース!
豚小屋コーナーで折り返す。 するととたんに彼の走りが変わった。
・・・速い・・・。
某PAに戻る前半の低速セクションはなんとかついていけたが、
ゴルフ場コーナーを過ぎてからの高速セクションは全くついていけず・・・。
みるみるうちに離されていく・・・。
我々のホームグランドであるここでは、「けっこうイケル!!」と思っていた自信が砕け散った。
某PAに戻り、ため息まじりにコーヒー飲んでいると、
そのR-1も何回か往復した後に某PAにマシンを滑り込ませ停車した。
マシンから離れメットを脱いだその顔は「やはり、速い奴は、おらん!!」・・・という表情。
(負けたのでソー見えた・・・)
いつかリベンジしてやる!と心に誓い、この日は彼と会話も交わすこともなく帰宅した。
この関西ナンバーR-1が、YESSカラーに塗装前だった、『雷帝』だったと知るのは次のシーズンになる。
VOL,2(2度目の対面、そして復讐のときはやってきた!?)に続く。 |